楠絵里奈ピアノ教室 講師紹介
講師 楠絵里奈のプロフィール
  • 3歳よりピアノを始める。

  • 桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部音楽学科ピアノ専攻を卒業。

  • 桐朋学園大学ピアノ専攻卒業演奏会、および室内楽演奏会に出演。

  • 第11回かやぶき音楽堂国際デュオコンクールA部門第1位グランプリ。

  • 第2回JPPAピアノコンクール連弾プロフェッショナル部門第1位。

  • 第5回K連弾・ピアノコンクール第1位。

  • ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール in Tokyo 2018 第3位。

  • 第39回 全国町田ピアノコンクール F部門 第3位、およびヤマハ賞受賞。

  • 中学校・高等学校第一種教員免許(音楽)取得。

  • PTNA(ピティナ)指導者会員。

  • ウクライナ オデッサ春期ミュージックフェスティバル
    およびポルトガルコインブラ国際ピアノセミナーにてStudent’s Concertに出演。

  • これまでに、オリヴィエ・ギャルドン、フランク・ヴィヴォー、パスカル・ドヴァイヨン、アキレス・ディッレヴィーネの各氏のマスタークラスを受講。室内楽を藤井一興、加藤真一郎、ピアノを故髙井恵子、白根薫、ナターシャ・フィリフォバ、須田眞美子の各氏に師事。

  • 現在はピアノ講師として後進の指導にあたるほか、ソロ・室内楽・伴奏など様々な分野で演奏を行い、活動の場を広げている。

  • 2020年2月から毎月第1土曜日14:30〜ピアノカフェショパンにてソロ演奏を行う。

ピアノ講師 楠絵里奈
ピアノ・教室への想い

音楽とは、私にとってかけがえのない存在です。
音楽を探求すればするほど、そこには果てしない奥深さがあり、想像を超える美しさがあります。たとえ言葉を話せなくても、音楽なら様々な感情を表現でき、受け取ることができます。

また、作品には作曲家の複雑で微妙な感情や、心に閉じ込めていた強い思いが込められています。たとえばショパンも、孤独に苛まれたときや悲嘆にくれたとき、自分の感情をピアノに向け、音楽にぶつけていました。1830年、彼は20歳のときに、故郷ポーランドを離れウィーンそしてパリへと旅立つことになりますが、ポーランドでは革命が制圧され、ショパンは二度と自分の故郷に帰ることができませんでした。故郷への思いは彼の創作意欲となり、彼のピアノ曲へと託されたのです。

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 このように音楽は、作曲者の思いが込められた非常に強いエネルギーを帯びたものです。そうした作品を私たちがピアノで弾くということは、何百年も前から人間が築いてきた歴史や文化に、自分も繋がるということです。それは、楽譜の向こう側に広がる大きなものに私たちが出会うことなのです。

そこで大切なのは、私たち自身の想像力です。作曲家がどんな思いを抱き、何を感じながら曲を書いていたのか。彼らの書き残した音に耳を澄ませ、思いを感じ取る想像力を豊かに広げることは、私たち自身の人間性を豊かにすることでもあるのです。

「まずあなたが楽しまなければならない。
弾いているあなたが、この音楽を美しいとか、楽しいとかすごく豊かなものだと感じないで、どうやって聞き手がそれを感じられるのですか?」

ジュリアード音楽院で指導者として優秀な演奏家を数多く輩出した、ロジーナ・レヴィーン氏のお言葉です。

ピアノはさまざまな響き、音色を作り出せる楽器です。
ピアニストにとっての“理想の音”を探っていくと、それはそのままピアニストの“個性”とも繋がっているように感じます。
家で練習する場合でも、満足を得ながら楽しんで練習するべきなのです。 

 私の教室では、テクニックにとらわれず、ピアノを弾く喜びを感じながら演奏してほしいと思います。

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