KIMU'sColumn

そうこうするうちに俺も飽きてきてなぁ。
今度は違う手を思いついたんや。
ええかげん俺も寒かったし。
ティッシュペーパー何枚も丸めて固まり作ってやなぁ、部屋中のジッポやライターのオイル集めてそれをティッシュにバッチリ浸したんや。
ほんでそいつの目の前で一気に燃やすんや。
いわゆる“火の玉ロックの刑”ゆうやつや。
…いわゆるって!
ハハハ〜。
で、ティッシュに火がつくかつかんかの絶妙のタイミングで、そいつの耳元で叫ぶんや。
「火事やぁ〜!!!」
ゆうてな。
さすがにそいつ目を覚ましよったはええが、目の前は火の海や。
半分凍った体を飛び上がらせて、一気に部屋の隅までブッ飛んで行きよった。
「ひえ〜っ!!」
ゆうてな。
そいつまだ寝ボケてんねんけど、寒いやら熱いやらで、そのうち気がふれたような目つきになって、
しまいには俺の顔見てホラ貝のように泣き出しよったんや。
「ホーッホーッホーッ」ゆうてな。
ホラ貝やで!
ガーッハハハハ。
なんか言葉ではうまいこと言えんなぁ〜。
ホッホッホラ貝のように!
「ホゥォ〜ホゥォ〜」ゆうて泣いとんねん。
お、おもろすぎるわ〜。
アハハハッ!
こんなんどうや〜?木村!」

「・・・・・。」

「あれ!?お、おもろないか?この話使えんか?」

「いえいえとんでもございません。
バッチリ書かせていただきます。」

「ホ、ホンマか!おもろいか!
そうやろそうやろ。
イヒヒヒ。いや〜良かった。」



今日はこれにて…



−次回予告−

新宿の奇跡!
無敵艦隊おしょうに食らわせた筆者起死回生の一撃とは。。。



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