KIMU'sColumn

抱腹絶倒
ノンフィクションコラム

JohnnyGuitar
KimKimの
「おしょう伝説」
Vol.8



「武勇伝!?」


吉祥寺居酒屋にて。危険度2。

「木村〜、コラムおもろいやないのォ!
読んでるで〜。
どれもこれもホンマのことやから怖いのォ。
ハハハ。
しかしお前はまだ甘い!
お前に“八甲田山の刑”やったことないやろ!?
昔なぁ、真冬の2月頃やったかなぁ。
俺の家に友達が泊まりに来たんやけど、酔っぱらって、とっとと寝てしまいよってなぁ。
俺もヒマやからちょっと遊んだろと思て“八甲田山の刑”ゆうのを思いついたんや。
あれはおもろかったで〜。
まず、真冬やのにギンギンに冷房つけるやろ。
それからビショビショに濡らした布団にそいつを寝かせてくるむんや。
髪の毛もバッチリ水で濡らしてな。
ほんでもって冷蔵庫を枕元まで引っ張ってきて、頭んとこで開けるんや。
効果あるかどうかは知らんが、まぁ雰囲気作りやわな!
もちろん俺はコート着込んで万全の防寒態勢や。
しばらくほっといたら、なんか布団とか髪の毛とかバキバキに固まってきて、そいつの息真っ白になってきてな。
早い話が凍っとるんや!
ところがそいつも筋金入りのアホやから、なかなか起きひんのや。
しゃーないからラジカセをそいつの耳元に置いて、ブルボリュームでエルモア・ジェイムスかけたったんや。
それでもまだ起きひんのや。
鼻水つらら張ってんのに。
今思ったら、そいつ起きひんゆうか、やっぱり凍っとったんやなぁ。
アハハハ!




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