KIMU'sColumn
抱腹絶倒
ノンフィクションコラム
JohnnyGuitar
KimKimの
「おしょう伝説」
Vol.16
「しめ地獄」
ある朝、頭痛とともに僕は目を覚ました。
うーん、まぶたが重い。
俺は何をしてたんだっけ?そうだ。昨日は危険度3以上を軽くブッチぎった おしょう&デストロイヤーズを不覚にも部屋に招き入れ、ドンチャン騒ぎのあと、いつものごとく僕は眠ってしまったのだ。
しかし、体はだるいがこの静けさとさわやかな日差し。
なんと平和なんだろう。
よし、こんな日は朝っぱらから洗濯なんぞしてみよう。
思い立った僕は、あらかじめ洗濯物を入れておいた洗濯機をのぞいた。
アラッ!?洗濯が終わっている…。
まさか おしょうが…いやいや、それはないやろう。
しかしデストロイヤーズの面々の中にも親切な人がいるものだ。
寝てる間に洗濯機のスイッチを入れておいてくれるなんて。
そういや昨日は物を壊したり、引っぱったりなんて荒っぽい騒ぎ方はしてなかったなあ。
いつもに比べ、なごやかだったような気もする。
僕は一人納得し、中からバスタオルを一枚取り出して、広げて干そうとした。
とその時、何かがタオルの中からポロポロと足元に落ちてきた。
ムムッ。なんじゃこりゃ!?
その中のひとつを手にとり、マジマジと眺めて、僕は仰天した!
し、しめじ…。
まさかと思いつつ冷蔵庫を開けて確かめてみると、先日スーパーの安売りで鍋パーティーに備えて買い込んだ しめじの大量パックが空になっていた。
洗濯機の中をよ〜くのぞいてみると、もう、しめじだらけ!
ほぼ しめじ!
まさに しめじ!!
とにかく しめじ!!!
僕は電話を探した。…が、ない。
部屋に電話を付けていなかったため携帯電話だけで過ごしていたのだが、その携帯が見当たらない。
仕方なく公衆電話に走り、おしょうにかけてみた。
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