KIMU'sColumn

大好評!
抱腹絶倒
ノンフィクションコラム
第2夜

JohnnyGuitar
KimKimの
「おしょう伝説」
Vol.2


−序章−

土曜日AM1:00。

ロッカーとしては恐ろしく早寝の僕の携帯が鳴る。

着信表示に目をやると、くっきり浮かぶアノ名前。

『おしょう』

この時間帯、シラフの可能性ゼロ。

指の震えを押さえつつ、電話を取る。

「もしもし…」

「フッフッフッ、きっ木村〜っ。まさか寝とんのちゃっ、ちゃっ、ちゃうやろな〜。 サザエのツボ焼き大会やるから来いや!俺様は400戦無敗やねん。 味付けはチャックベリーでいくけど、おっ、おっ、お前なんか、もう終わりじゃ〜っ。」

…彼はすでに正気を失っている。

「ど、どこにおるん!?」

[高円寺やけどな〜。あっ、あっ、あのぉ〜、ちょっと待ってや。」

そして明らかに疲労困ぱいの被害者が電話に出た。

「アノ〜木村さん、助けて下さい。もーたまりませんわ。急に家に来られて…。」

「大変やのう。それで坂本対策は万全か!?」

注:警察はおしょうのことを“坂本”と呼ぶ。

「はい、いちおう…。」

「今、危険度ナンバーどのくらいや?」

「え!?危険度ナンバーって!?」

「知らんのか!坂本対策基本マニュアルやんけ。しゃーないなー。

高円寺のとある飲み屋のメニューの横に貼ってあるから、今度見ときや!」

「はっ、はい。」

「じゃあ、オッサンをよろしく。」

「えっ!?木村さん、来てくれないんですか!?」

「行くわけないやろ。おやすみ!」 ピッ。



ご存知無い方のために、坂本対策一覧をご紹介しておきます。

訪問襲撃される恐れのある方は、ぜひ一度ご一読を!




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