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歌詞一覧

親が泣くLIVE
at 下北沢GARDEN
29 Feb.2012

帰れなくなるじゃないか
公衆便所で
デスコ
けんちゃん
好敵手〜ライバル〜
コンドームなんて持っていなかった〜上半身の愛
親が泣く
素直な自分

素直な自分
帰れなくなるじゃないか
さよならと言ったわけ
コンドームなんて持っていなかった〜上半身の愛
夏子さん
コンドームだって付け忘れるくらいに
ともだち
会いたくて仕方ない
八月七日
コンドームの付け方がわからなかった
公衆便所で
素直な自分
デスコ
手紙の返事

その他
この人は誰だろう
いくつになっても
カントリーロード
芸術的な別れ方
息子の恋
誕生日
昭和
カレー
金縛り


おっぱい



『帰れなくなるじゃないか』

誰からも認めてもらえないんだよ 母さん
悔しいけど あなたの息子は
無能です

今すぐ逃げ出したいんだよ 母さん
悲しいけど あなたの息子を
必要としてくれる人も場所も
東京には一つもありませんでした

ほんの少し載っただけの雑誌を
十冊以上も注文しないでくれよ
その雑誌を持って東京で息子が頑張ってると
町内で自慢しないでくれ
長い長い手紙と一緒に
カップラーメンとか送らないでくれよ
帰れなくなるじゃないか
帰れなくなるじゃないか
帰れなくなるじゃないか
帰れなくなるじゃないか

何もする気がおきないんだよ 母さん
隠してるけど あなたの息子は
自殺を考えて
ただ死にきれなかっただけの臆病者なんです

勝手に独身女性との
合コンをセッティングしないでくれよ
せっかく無視をしているんだから
何度も電話をしないでくれよ
お盆には帰って来るでしょ
とか聞かないでくれよ
帰れなくなるじゃないか
帰れなくなるじゃないか
帰れなくなるじゃないか
帰れなくなるじゃないか

母さん 母さん 母さん
本音だけど あなたの息子は
思っているほど
強くも、優しくも あれません
強くも、優しくも あれません
残念ながら それでも あなたの息子です


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎・ヒロヒサカトー


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『公衆便所で』

雅子
お前はアバズレ ヤリマンのメス豚さ
女友達の一人も居やしなかった

それでも俺はお前を愛した
母からもらったこの命を捧げた

公衆便所で
壁にお前の電話番号を
書きなぐった後にクソをして
オナニーをして泣いた

雅子
俺は短小包茎のクソ野郎さ
愛した女一人も幸せに出来やしない

それでもお前は俺を選んだ
蓋をするように毎晩求めた

公衆便所で
壁にお前は体をあずけて
接吻をした後に抱き合って
何度も何度もセックスした

雅子
お前はとっても普通だったよ
女がみんなするように俺を捨てていった

それでも俺はお前を愛してる
流しても流れないこびりついたクソのように


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『デスコ』

部屋の電気を
点けたり消したり点けたり消したり
デスコ
君は綺麗だ

左手と左手を
繋いでグルグルグルグルグルグルグルグル
バター
とても溶け出せ

君を見つめる僕の瞳は
アルコール度数95度以上
僕を見つめる君の瞳は
摂氏50025度以上
エミコとデスコ マサコとデスコ
ヒロコとデスコ ケイコとデスコ
ユミコとデスコ アイコとデスコ
ココは四畳半なのかい?
実はデスコじゃないのかな
ココは四畳半なのかい?
実はデスコじゃないのかな

無限のループで
入れたり出したり入れたり出したり
グッドラック
とても綺麗だ

いつも想ってる
パパママパパママパパママパパママ
ごめんね
とても溶け出すわ

貴方を見つめる私の瞳は
絶対音感 ミドシラシドミ
私を見つめる貴方の瞳は
不協和音です ファとレとシとソ
健太と翔太と浩太と雄太と
大田と村田と柴田と貴方
宏と武史と天使と私
ここはお部屋だったのね?
実はデスコじゃないのかな
ここはお部屋だったのね?
実はデスコじゃないのかな

可愛いベイビー フライハイ


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『けんちゃん』

ホントの事言うと
僕もいじめた
けんちゃんの靴を燃やして
焼却炉の前で暖まった

お父さんの居ない
けんちゃんは けんちゃんは
お母さんの靴
履いてやってきた
お父さんの居ない
けんちゃんは けんちゃんは

あいつに
褒められたかったから
けんちゃんの消しゴムを盗んで
みんなの前で食べた

お父さんの居ない
けんちゃんは けんちゃんは
文房具屋の
ババァに捕まった
お父さんの居ない
けんちゃんは けんちゃんは

産まれた家柄だけは
どうしようもならないんだなぁ
産まれた家柄だけは
どうしようもできないんだなぁ

お父さんの居ない
けんちゃんは けんちゃんは
お母さんの靴
履いてやってきた
お父さんの居ない
けんちゃんは けんちゃんは


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『好敵手〜ライバル〜』

敵にしたのが間違いだった
昨日お前は友達だった
戦う相手に不足は無いが
これは厄介極まりないぜ

敵にしたのが間違いだった
昨日お前は良い奴だった
金は借りたがその憎しみまで
借りた覚えは全く無いぜ

待て!もしも
待て!俺が
待て!悪いのならば
待て!

一緒に狭い風呂に入った事
まさかお前忘れていないだろう
そうだちょうどこんな夜だった
涙を拭いていつものように
微笑んではくれないか
さもなくば仕方ない
お前を倒す

敵にしたのが間違いだった
昨日お前は朗らかだった
一体何をしたって言うんだよ
ほんと厄介極まりないぜ

敵にしたのが間違いだった
昨日お前は良い奴だった
俺がお前の敵ならば
俺にも戦う理由があるが

待て!だから
待て!話しを
待て!聞いておくれよ
待て!

一緒に朝までファミコンした事
まさかお前忘れていないだろう
そうだちょうどこんな朝を見た
涙を溜めて睨みつけるのは
もういい加減やめないか
さもなくば仕方ない
お前を倒す


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎
振付:とがしひろき・ヒロヒサカトー・松尾遥一郎


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『コンドームなんて持っていなかった〜上半身の愛』

コンドームなんて持っていなかった
持っていなかったというよりも

(省略)
コンドームなんて要らないと思っていた
愛さえあればいいと確信していた

なのにどうして君の部屋にあるんだい
どうして四つも足りないんだ

売れ残りお下がりの勘違いのアバズレの
場末の娼婦以下のただの快楽主義者だったのか
その汚い穴をかっぽじってよく聞きやがれ

僕は君とはしたくない 僕は君とはしたくない
他の奴と使ったコンドームをしてまでも
僕は君とはしたくない 君が思ってるほど
君に入れるくらいなら排水溝でいい

上半身だけで愛し合え
上半身だけで愛し合え
上半身だけで愛し合え
上半身だけで愛し合え


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『親が泣く』

みんながみんな揃いも揃って
同じ夢を追っているもんだから
お先にどうぞと譲ってみたけれど
諦めきれずに もう30

親が泣く

貧乏暇なし もちろん貯金も無い
四畳半のアパート住まいは
これでもしっかりと冷暖房完備
冬は寒く 夏は暑い

親が泣く 親が泣く
親が泣く 親が泣く
親が泣く
本当に泣きたいのは
むしろこっちの方なんだけど
結局 結局 結局
親が泣く

お前は良いよな、好きな事だけやれて
昔の同級生が皮肉を口にした
その日とうとうガスも止まってしまった
アイツはこの生活に耐えられるだろうか

親が泣く

父親の定年退職に怯え
母親からの電話は全て無視をして
弟は去年の11月
営業係長になった

親が泣く 親が泣く
親が泣く 親が泣く
親が泣く
本当に泣いている姿を
見た事は今まで一度も無いけれど
結局 結局 結局
親が泣く

親が泣く
残念ながらそれでも
貴方の息子だ
結局 結局 結局
親が泣く


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『素直な自分』

素直になりたいと思っているけど
素直になれない素直な自分
そんな自分が嫌いじゃないなんて
思ってしまった自分が嫌い

ほんとに本当にそれだけが
さよならの理由になるのだろうか
自ら口に放り込んだ
苦い草を反芻するような牛

の様にはなりたくないと
選んで食べた愛も苦いならば
早くバラ肉にされてしまおう
今夜はすき焼きかしゃぶしゃぶか

愛が命懸けの物なら楽
でも使い捨ての物だから泣く
悲しくなる為に無理矢理聴く
心は邪悪 悲しみを抱く

トーキョーナンバーワンソウルセットと
フィッシュマンズを交互に聴いた後
友部正人さんの歌を歌って
とっても淋しくなったなら

飲みにでも行こう どうせならば
君と行った阿佐ヶ谷駅の
あの古臭い居酒屋へ行こう
初めっから日本酒を頼もう

帰りに笑っていられたら勝ち
涙を流したら負けの賭け
どっちにしたって寂しさだけ
残るのはナゼ 悲しみのわけ

素直になりたいと思っているけど
素直になれない素直な自分
そんな自分が嫌いじゃないなんて
思ってしまった自分が嫌い


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『さよならと言ったわけ』

君がさよならと言ったわけは
愛の言葉くらい悲しいことでしょう

ギターを抱え神田川 歌を唄う不安だから
なんだかなぁガラでもないだろ 近所迷惑な愛だろう

黄色いハンカチ探して なかなか売っていなくて
狭かった四畳半 古い映画を真似た模倣犯

そんなことを思い出して わざわざ綺麗な色合い足して
唄いだして こんな所で 女心へ

戻っておいでよ
悲しくてやりきれない思いを残しておいた留守番電話に
帰っておいでよ
名残り雪も降る時を知らずに君だけ大人になっていく

君がさよならと言ったわけは
愛の言葉くらい悲しいことでしょう

人間なんてラララララ 神様にとっては邪魔だから
苦しめるんだ 早く死ねばいいさって
消え去って楽になればいい

戦争で始まる昭和 君からあきらめた調和
しょうがないと思わないと 平成の世の中歩けないぞ

戻っておいでよ
悲しくてやりきれない思いを残しておいた留守番電話に
帰っておいでよ
名残り雪も降る時を知らずに君だけ大人になっていく

君がさよならと言ったわけは
愛の言葉くらい悲しいことでしょう


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『夏子さん』

夏子さん もう来ない
夏子さん もう来ない
夏子さん もう来ない
夏子さん

夏休み 着替えている夏子さんを
襖の隙間から こっそりと見ていた
そしたら振り向いて 微笑みかけてきた時
初めて股間が立ったんだ

お葬式で 死んでいる夏子さんの
おっぱいを触ったら 冷たくて硬かった
だからおっぱいは冷たくて硬いんだと
ずっと思っていたんだ

今年で27歳になった僕はアナタよりも
大人になってしまいました
着替え終えたならすぐに
冬子さんになったアナタに
会いに行きます
会いに行きます

夏子さん もう来ない
夏子さん もう来ない
夏子さん もう来ない
夏子さん


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『コンドームだって付け忘れるくらいに』

売れないミュージシャンと  君はセックスをした
若者が馬鹿者に変わるように
ありえない素早さで 簡単に浮気をした

夕飯も途中にして とにかく押し倒した
全部塗りつぶしてやるよと
自分に言い聞かせるように 乱暴にセックスをした

死ぬほど
悔しくて  激しくて  苦しくて  美しかったんだ
コンドームだって付け忘れるくらいに
コンドームだって付け忘れるくらいに

とても怖いお父さんを 思い浮かべていた
裸で横たわる君の
アナタの大切な娘は浮気をした

広末涼子を重ねて セックスした夜もあった
心の中で何度も謝った
同じように思うなら もう一回セックスをしよう

死ぬほど
悔しくて 激しくて 苦しくて 美しかったんだ
コンドームだって付け忘れるくらいに
コンドームだって付け忘れるくらいに
コンドームだって付け忘れるくらいに
コンドームだって付け忘れるくらいに


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『ともだち』

友達が捕まった テレビのニュースで知りました
仕事とか家庭とか うまくいってなかったみたい

電話の一本
手紙の一枚
くれればよかったのにな
ビールを一本
追加で一本
話しをしてくれよ

友達が消えちゃった 家族で夜中に逃げました
ヤミ金に手を出して 首がまわらなかったみたい

電話の一本
手紙の一枚
くれればよかったのにな
ビールを一本
追加で一本
話しをしてくれよ

友達が死んじゃった あいつが教えてくれました
二人居る子供たち まだまだ小さかったみたい

電話の一本
手紙の一枚
くれればよかったのにな
ビールを一本
追加で一本
話しをしてくれよ


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『会いたくて仕方ない』

戻りたいあの場所を
昔、君は”ここ”と呼んでいた
ナゼあの日を探しているのか
やり直したいだけなのか

会いたくて(会いたくて)
仕方ないのです(仕方ないのです)
あきれた声が優しかった
思い出せる思い出の時間の合計は
十五分くらいですが

終電を乗り過ごした
僕をまた迎えに来ておくれ

ハッ!

この歌を聴きにきてください
下品で切なく情けない
歌が言葉を四捨五入して
言葉が心を四捨五入

会いたくて(会いたくて)
仕方ないのです(仕方ないのです)
あきれた声が優しかった
思い出せる思い出の時間の合計は
十五分くらいですが

給料を落としてしまった
僕にまたお金を貸してくれ

ハッ!

会いたくて(会いたくて)
仕方ないのです(仕方ないのです)
あきれた声が優しかった
思い出せる思い出の時間の合計は
十五分くらいですが

アー
アー
アー
アー

もう一度会うことが出来たら
また愛し合うことが出来たなら
愛を守り抜く力よりも
捨てる勇気が欲しいのです

ハッ!


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『八月七日』

今から10年前の冬、
僕は大学時代から付き合っていた女性と結婚しました。
彼女を初めて見たのは、
「カウンターアクション」という
札幌にあるアンダーグラウンドなクラブで、
そのステージの上で彼女は、
レイ・チャールズの「ヒット・ザ・ロードジャック」を
弾き語っていました。
力を入れたら折れそうな体躯に、
陰のある一重がとっても魅力的な女性だったのです。

僕は力に余る重い仕事を抱えこみ、
毎日夜中に家に帰り寝るだけの生活。
そのうち彼女は重いうつ病になり、
脂肪肝という病気も併発してしまいました。
僕にはなんにも出来なかったですし、
二人で洗礼を受け
毎晩キリストに祈ったのですが何の解決にもならず、
ついにはご両親が彼女を迎えに来て、
正式に離婚をし、実家へ連れて行かれました。

「音楽を諦めないで」
彼女は滅多に泣かない女性でしたが、
号泣しながら僕に言いました。
「音楽を諦めないで」
彼女は滅多に泣かない女性でしたが、
号泣しながら僕に言いました。

彼女の誕生日は8月7日でした。
この日になると「元気にやっているかな」と、
たまに思い出します。
だから、8月7日という日は、
僕にとってやりきれない気持ちになる日なんです。

僕は大切な人と一緒に暮らしながら、
あの時とは違う仲間と音楽をやっているよ。
仲間と音楽をやっているよ。


作詞:寺中佑麻
作曲:井乃頭蓄音団


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『コンドームの付け方がわからなかった』

初めて入れた時に血が出なかった
君は処女じゃなかった
何でそれがこんなに悔しいんだろう

コンドームの付け方がわからなかった
僕は童貞だったんだ
何でそれがこんなに悔しいんだろう

間違えた振りをして尻の穴に入れようとした
どうしても どうしても
君の初めてが欲しくて
あぁ誰を恨めばいいのか 君か 昔の恋人か
運命か それとも自分か
愛し続けるという事はこの憎しみを抱えて
生き続けなければならないという事なのか
どうしたの どうしたの
ってその余裕ぶった唇に噛み付いた

記憶を失くしても血は出ないんだ もう
君は処女には戻れない
僕は初めての人にはなれないんだ

生まれ変わったら最初に選んでよ ねぇ
僕は童貞じゃないかもしれないけど
君の初めての人になりたいんだ

冗談の振りをして細い首を絞めてみた
どうしても どうしても
君の初めてが欲しくて
あぁいっそこのまま君を殺して
すぐに後を追って生まれ変わって
同じ母親の中へその緒に絡まりながら
初めてのセックスをしよう
どうしたの どうしたの
ってその余裕ぶった涙が悔しくて

諦めた振りをして尻の穴に入れようとした
どうしても どうしても
どうしても どうしても どうしても
君の初めてが欲しいんだ


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『手紙の返事』

忘れた方が貴方の為だと
自己主張の強い君の手紙
他に好い人見つけなさいと
自意識過剰の君の手紙

忘れた頃に贈ってきたくせに
忘れろとはどんな嫌がらせか
君の言う好い人に振られたばかりだ
これは何かのあてつけなのか

返事を書こうか いや書くまいかと
意地を張ってしまうのはどうしてか
とりあえず住所をと封筒を手に
気づいたら切手を舐めていました
君の貼った切手を舐めていました

切手を舐めた後 我に返って
もしもこの切手が君じゃなく
郵便屋さんが貼ったものなら
どうかお願いです
そうであったとしても
教えないでください
いたたまれません

乱文失礼
これを返事とします


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『カントリーロード』

卒業してから今日までの道のりはほんとに長かった
友達とも学生の頃の様には会えなくなっちゃった
最近帰りの早くなった旦那のご飯作りながら
おさげ髪の私が歌っている

Country Road take me home
to the place I belong
west Virginia mountain mamma
take me home Country Road

父親が死んでから追いかけるよに母親も早かった
去年取り壊された実家からこっそりと持ってきていた
旦那が見たら何て言うかしら鏡の前で一回り
セーラー服の私が歌っている

Country Road take me home
to the place I belong
west Virginia mountain mamma
take me home Country Road

夕食の買い物で駅前の桜並木を歩いたら
5年前結婚をして家を出た娘の通っていた
卒業式の練習なのかしらあの歌が聴こえて来て
ついついつられて私も歌っていた

Country Road take me home
to the place I belong
west Virginia mountain mamma
take me home Country Road

カントリーロード 今の場所が
目的地だったかわからないけど
振り返るとそこにあるのは一本道でした


作詞:B.Danoff / T.Nivert & J.Denver・松尾遥一郎・ヒロヒサカトー
作曲:B.Danoff / T.Nivert & J.Denver・松尾遥一郎・ヒロヒサカトー


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『芸術的な別れ方』

僕ら出会いも普通過ぎたから
せめて別れくらいは
歴史的にも価値のある
さよならをしようじゃないか

これから百年 千年先も
語り継がれるくらいの
熱海辺りで銅像が建つ
さよならをしようじゃないか

美しく 艶やかに 壮大な
芸術的な別れ方を
誰しもが真似する様な
壮絶なさよならを
さよならをしようじゃないか

友達の目や親の期待に
答える義理はなくても
二人の為に 世界の為に
さよならをしようじゃないか

去年一番 売れた本でも
一番売れた歌でも
表現できず諦めた
さよならをしようじゃないか

美しく 艶やかに 壮大な
芸術的な別れ方を
誰しもが羨む様な
幸福なさよならを
さよならをしようじゃないか

美しく 艶やかに 壮大な
芸術的な別れ方を
誰しもが羨む様な
幸せ溢れ それでいて悲惨な
壮絶なさよならを
さよならをしようじゃないか

も一度聞くよ
ホントにこれで
まだ間に合うよ
嘘だったでも
間違ったでも
何でも良いよ
言い直すなら
今しかないよ
このままでさよならは
さよならはしたくはないな


作詞:松尾遥一郎
作曲:ジョニー


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『息子の恋』

3歳にしては頼もしい背中
息子が保育園に出発する所
昨日の朝は泣き叫ぶばかり
泣き叫ぶばかりだったのに

保育園へ行かなくちゃ
あの子に会いに
タンポポ組みの女の子に
恋をしたのだ

むすこのこい
息子の恋

3歳のくせに確かな足取り
重い扉を押して今踏み出す所
昨日の朝は行きたくないと
布団で地団太を踏むだけだったのに

人類にとっては
小さな一歩に過ぎないが
我が家にとっては
大きな 大きな一歩なのだ

むすこのこい
息子の恋

3歳らしからぬ凛々しい横顔
朝日を浴びてこちらを振り返る
昨日の朝は妻に引きづられ
必死に助けを求めるだけだったのに

初めて聞いた「行って来ます」は
どんな言葉よりも
深く 深く 
深く響いたのだ

むすこのこい
息子の恋

3歳にしては頼もしい背中
息子が保育園に出発する所
息子の恋は息子だけでなく
妻の恋であり 私の恋なのだ


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『誕生日』

1981年4月にこの僕は
名古屋の端っこに産まれて
御覧のこの通り
1980年7月の熱い夜に
言葉の通りにお熱い二人は
セックスしたのでしょう

もしも僕が先に死んで
生まれ変わったら
来世では二人を産んでやる
この次は僕が産んでやる

友達の居る目の前で
友達が居ないと言って
散々寂しいとぼやいて
御覧のこの通り
お金が無い時 暇な時
死にたくなった時
理解のある優しい人と
仲良くしなくちゃな

もしも僕が先に死んで
生まれ変わったら
来世では友達を産んでやる
都合の良い友達を産んでやる

こんなんでもたまには
本気の恋とかしたりして
しつこく好きだと言い寄って
御覧のこの通り
百戦錬磨の優しい笑顔に
馬鹿者共が夢の跡
懲りずに昨日も今夜も明日も
オナニーするのでしょう

もしも僕が先に死んで
生まれ変わるなら
来世では僕を産んでくれ
この次は君が産んでくれ


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎 / ジョニー


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『昭和』

四畳半だとお前は言い張るけれど
四畳半もありゃぁしないじゃないか
腐った壁 開かない窓
四隅を照らしきれない裸電球

桜紙が一枚舞い落ちる畳
シラシラシラシラシラシラと
まさに昭和
昭和を見つけたんだ

これからなんだとお前は夢を語るけれど
言い訳にしか聞こえないじゃないか
欠けた茶碗に甲類焼酎だけ
四弦切れたまんまのフォークギター

頼りない屋根と土をたたく雨
トツトツトツトツトツトツと
まさに昭和
昭和を見つけたんだ

いつまでも此処を
離れようとしないのは
同じように愛してみれば
わかる事なのか
何が違う 変わらないお前と
変われない僕は何が違うのか

美味い物でも食いに行こうと誘うけれど
お前 仕事なんかしてないじゃないか
黄ばんだ前歯に 髪の毛掻き揚げて
どこまでも人ったらしの笑顔

共同便所の茶色い草履
ザリザリザリザリザリザリと
まさに昭和
昭和を見つけたんだ
お前に昭和を見つけたんだ
まさに昭和を見つけたんだ


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『カレー』

カレー鍋の中で腐った
もう食べられない
あの日泣きながら出て行った
女が作っていったカレー

女の稼ぎだけで暮らしていた
東京都世田谷のアパート
今月の家賃はどうしようか
来月は 再来月はどうしたもんか

稼ぎの無い人間を残して
人殺しと同等の罪だ
今ならまだ許してやろう
戻ってくるなら
今夜くらいは抱いてやるか

あーあーあーあーあーあーあー

カレー鍋の中で腐った
もう食べられない
あの日泣きながら出て行った
女が作っていったカレー

料理だけが取り得の女
近道すらも出来ない女
頭の悪すぎる女
到底、結婚なんか無理な女

「私、来月仕事を辞めるわ」
「私、貴方と別れる覚悟くらいあるの」

あーあーあーあーあーあーあー

カレー鍋の中で腐った
もう食べられない
あの日泣きながら出て行った
女が作っていったカレー

女の稼ぎだけで暮らしていた
東京都世田谷のアパート
今日の夕飯はどうしようか
明日は 明後日はどうしたもんか


作詞:松尾遥一郎・ヒロヒサカトー
作曲:松尾遥一郎・ヒロヒサカトー


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『金縛り』

金縛りにあって
不思議な事が起きた
寝る前に閉めたはずの扉が
開いていて誰かが覗いてた
しばらく見ていると
ゆっくり扉が開きだし
そこから現れたのは
そこに居るはずの無い
母親だった

仕事をしなさい
仕事をしなさい
何でもいいから
仕事をしなさい
変な汗をかいて
布団を飛び起きた
下手なお化けより
よっぽど怖かった

さらに今日の朝も
不思議なことが起きた
目玉焼きを焼こうと
フライパンに卵を割った時
中から出てきたのは
白身と「きみ」だった
黄色い身と書いたき身ではなくて
愛しい愛しい君だった

結婚しましょうよ
結婚しましょうよ
何でもいいから
結婚しましょうよ
変な汗をかいて
ぐちゃぐちゃにかき混ぜた
目玉焼きよりも
よっぽど怖かった

きっちりしなさいよ
はっきりしなさいよ
何でもいいから
しっかりしなさいよ
変な汗をかいて
アパートを飛び出した
下手なお化けより
よっぽど怖かった
下手なお化けより
よっぽど怖かった


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『穴』

喧嘩をする事は とても疲れるものよ
気づかぬ振りで 帰りを喜ぶわ

貴方の嘘を 受け入れてあげる
誰かに入れた その汚いものも

ここに来て 早く
目を見て入れて
ここに来て 深く
嘘を突き通して

私ね 私ね 穴でよかった
愛した事など一度も無いの
私ね 私ね 穴でよかった
愛してくれれば今夜は
それでいいの

暗闇に隠せば わからなくなるものよ
若いだけの女じゃ ダメな事わかるでしょ

身体にポカリと 開いた暗い落とし穴に
背中を一押し 貴方を落としたい

ここに来て 早く
目を見て入れて
ここに来て 深く
嘘を突き通して

私ね 私ね 穴でよかった
愛した事など一度も無いの
私ね 私ね 穴でよかった
愛してくれれば今夜は
それでいいの


作詞:松尾遥一郎
作曲:井乃頭蓄音団


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『犬』

ウンコを漏らした 興奮しすぎて
僕の目の前で あなたの犬が

腰を振りだした 興奮しすぎて
僕のふくらはぎで あなたの犬が

後始末するアナタが
とっても綺麗だ
後始末するアナタが
とっても綺麗だ


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎・寺中祐麻


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『おっぱい』

キミのおっぱいは
どうしてこんなにも
幸せにしてくれるんだろう

キミのおっぱいは
ボクのものだから
誰にさわらせちゃダメだよ

あぁ ボクにもおっぱいがあったなら
うぅ キミにもこの気持ちが
わかってもらえるんじゃないかな?

キミのおっぱいは
素敵だ

キミのおっぱいは
神秘的だ

あぁ ボクにもおっぱいが生えてきたら
うぅ キミの気持ちも
わかるんじゃないかな?


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『いくつになっても』

いくつになったの?
もう少しで
お酒も飲める年になるね
いくつになっても
忘れないと
思われるような人になれるよ

ここに居てくれた事をいつか
自慢できるように生きてくから
忘れないで この母を
私を 覚えていて

次に何を失うのか
君が知っていたのならば
痛みを覚悟してまでも
大切に思っていられるのかな
たとえば次に失うモノ
それが私だとしても
今日と何も変わらずにこのまま
ここに居てくれるだろうか

いくつになったら
わかるのかな
人はいつか居なくなること
いくつになっても
離れないと
思うだけじゃ離れてしまうこと

ここに居てくれた事をいつも
自慢できるように生きてほしい

ここに居てくれた事をいつか
自慢できるように生きてくから
忘れないで この母を
私を 覚えていて


作詞:松尾遥一郎
作曲:松尾遥一郎


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『この人は誰だろう』

目の前に居るこの人は誰だろう
泣いているけれどどうしてなんだろう
私は今何て言われたんだろう
どうして何とも思わないんだろう

目の前に居るこの人は誰だろう
それにしても今日はいい天気だわ
私は今何を言えばいいんだろう
見事に何にも思いつかない

そういえば彼氏浮気をしてたなぁ
今頃何処で何をしてるんだろう
たぶんそれは私のせいだ
全部私のせいで良いからさぁ

はやく帰りたいのにな
はやくバイト行かなくちゃ
めんどくさくなってきたんですけれど
ほんと一体この人は誰だろう
何でも良いから早く帰ってよ

目の前に居るこの人は誰だろう
泣き止まないけどどうしてなんだろう
ハンカチくらいは持っているけれど
どうして貸そうと思えないんだろう

目の前に居るこの人は誰だろう
それにしても風が気持ちいいなぁ
言いたい事は沢山あるけれど
汚い言葉しか浮かばないのよ

そういえばこの人彼氏に似ている
むかつく感じもとっても似ている
たぶん気のせいよ 気のせいだ
気のせい 気のせい それでいいからさぁ

はやく帰りたいのにな
はやくバイト行かなくちゃ
めんどくさくなってきたんですけれど
ほんと一体この人は誰だろう
何でも良いから早く帰ってよ

一生私に顔を見せないで
さよなら恋人 だった人


作詞:松尾遥一郎
作曲:ジョニー


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