作詞:カーちゃん 作曲:Casino
物理は面白いけど、本当にこれが意味のあることなのかという葛藤から、
果たして僕は卒業できるのだろうかという現実的な不安まで、
物理学を曲がりなりにも専攻した者が感じる虚無感を表しています。
心に移り行くよしなしごとを
そこはかとなく書きつくった詩です。
いくつかの詩に分かれていたカオスを、
Casino氏が組織化し芸術にまで昇華させてくれました。
Guiter&Vocal:Casino
physicalmelancholydemo.mp3(1'18 1.2MB)
*朝から晩まで
ぶつりぶつりぶつり
全て解き明かしてみせるぜ
ぶつりぶつりぶつり
何はなくとも
ぶつりぶつりぶつり
論理と記号と数式で
世界の不思議を排除する
現象を抽象化
中傷され嘲笑されようが
宇宙の深淵を覗き込もう
その意思を意味を意義を問いかける
それこそが本質
そんなある日の午後
*Repeat
虚数になった時間
演算子に過ぎない空間
人類の科学的営みなど
虚空の自慰行為
いんてぐらーる いんてぐらーる
いんてぐらーる いんてぐらーる
学問とはかくも虚しいものなのか
そんなある日の午後
*Repeat
調和振動子も摂動論も解けたのに
ああそうか
解けたのは再試験のときでした
ああごめんなさい
慣性モーメントの計算ができない俺が悪いんです
統計力学はずっと優だぜ
そこに過去問があったから
*Repeat
宇宙は爆発だ!
びっぐばーん
びっぐばっばばーん
宇宙は爆発だ!
びっぐばーん
びっぐばっばばーん
地球を飛び出し太陽を背に
オリオンの腕を突き抜けて
銀河の織り成す
空虚と豊満の構造
火星が木星にぶつかった
そんなある日の午後
朝から晩まで
ぶつりぶつりぶつり
全て解き明かしてみせるぜ
ぶつりぶつりぶつり
何はなくとも
ぶつりぶつりぶつり
ぶつりぶつりぶつり