<なぜ佐渡か> ●2007年解禁以降、まともなサカナが釣れない。 有名河川はどこへ行っても、釣れるのは大量に放流された人工魚ばかり。 げろげろだ。 遡上がある川でも、天然が掛かるのはまだもう少し時間がかかりそう。 ●6月にヨコさんと、上越の無名河川をチェックしてみた。 無名河川とは漁業権の設定されてない川であり、つまり 漁協が存在しない川である。 これ、即ち、そこにいる鮎は完全に天然物ということになる。 当然、鮎釣りなど出来そうもない小河川ばかりだ。 急峻な日本海側の山々の中腹で発電用の取水が行われ、 発電タービンを回し、用無しとなった山々の水は、隧道・ 導水管を経て、海辺から数百m〜数十mのところで捨てられる。 つまり取水ダムから放水口までの間の河川は全くの 「中抜け状態」となる。 川が最も川らしいエリアに「たまり水」しかない。 昨年、鮎釣りを始め、そうした、いわば「カスの河川」の天然物だけを 7mの短竿で拾い釣るという、我々にはちょっと理解しがたい やりかただけやってきたヨコさんを案内する場所、、、 そこで思い起こしたのが「佐渡」だった。 佐渡のおおまかなエリア概念地図 ●ただし「海の日」前後には「天候の問題」がある。 せっかくの7月の連休だというのに、この時期は「梅雨末期」。 ちょっと釣行先の選択を誤ると全てがパアーになりかねない。 しかも、今回は台風がすぐそこまで来ている。 通常、この時期、あの位置の台風なら、行き場所は「秋田」と 決まっていて、秋田なら、まず台風をやりすごせるのだが、 今年の状況は悪い。 宮ちゃんじゃないけど、「海外」ならなんとかなるだろう(笑) ●また「天候問題」には、もうひとつのファクターがある。 それは、行き先の川の「水量」の問題だ。 これだけの小さな島だ、どっちにしたって勇壮でゴロ太い 川の流れがあるとは、到底、思えない。 そんな川が佐渡に存在していたら、とっくに有名河川の仲間入りを しているはずだ。 つまり、小河川の「水量」が確保できる時期は、今だけ、 まさに「海の日」前後がベストとなるはずだ。。。 ●という、もろもろがあって、たとえ、事務所でごろごろしていても アタマの中は、結構、戦略的活動を営んでいるのだ(笑) だけど、台風の悪影響が出れば、、オジャンになる。 |