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20040711(日) オールスター第二戦@長野

> 【試合終了】 ◇開始18時33分 ◇長野 
> 回  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
> 全セ 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 
> 全パ 0 0 1 0 1 0 0 0 X 2 
> 【全セ】 ●福原【神】(0勝1敗)、工藤【巨】、ベバリン【ヤ】、五十嵐亮【ヤ】、佐々木【横】
> 【全パ】和田【ダ】、○張【西】(1勝0敗)、小林宏【ロ】、新垣【ダ】、S横山【日】(1セーブ)
> 【本塁打】高橋由1号(巨)

> MVP新庄!球宴初の単独での本盗/球宴
> <オールスター第2戦:全パ2−1全セ>◇11日◇長野
>  予想もつかない事が起きるから野球は楽しい。日本ハム新庄剛志外野手(32=SHINJO)が、球宴史上初の単独ホームスチールをやってのけた。3回裏に二塁打で出塁し三塁に進んだあと、阪神福原−矢野のバッテリーの意表を突いて成功させた。次の打席でも二塁打を放って生還し、全得点を挙げて阪神時代の99年以来2度目のMVPを獲得。落合、清原に次いで史上3人目の両リーグでの受賞者となった。ファンを楽しませ、勝利に貢献する。再編に揺れる球界に、プロの「原点」を思い起こさせた。
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>  こんなに幸せな野球があっていいの。新庄なら、すべての夢をかなえてしまう。マンガにもないような、驚がくのプレーをやってのけた。三塁走者だった3回2死。打者・小笠原の時のカウント2−1からの6球目だった。よそ見をしていた人は何人いるだろう。捕手の阪神矢野が、マウンドの阪神福原に返球した瞬間、54年目を迎えた球宴の歴史が変わった。
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>  新庄が突然、走り出す。ホームベースへ1歩ずつ近づくたびに、異変に気づいた球場が少しずつ騒然としていく。ホームに頭から滑り込む。矢野のタッチをかいくぐる。球宴史上初の単独でのホームスチール成功。「球宴初? 初じゃなかったら、やらないでしょ」。ベース上で大の字にうつぶしたまま、子どものように両腕をバタバタと地面にたたきつけた。こんな喜び方を見たのも初めてのファンから歓声が爆発した。
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>  なんと敵側に予告していた。三塁上からひそかに「(本盗)やっていいですか」と全セのベンチにわざわざ許可? を求めた。中日山本昌とヤクルト古田が頭の上で両手で○をつくりOKが出た。「最初から(機会を)はかっていた。(捕手が)投手に投げて走った方が、絵になるかな」。初球からチャンスを狙っていた。恩師の阪神岡田監督の「いくな、いくな」という忠告は無視したが、律義に、したたかに決めた。
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>  消滅の危機にあるパ・リーグファンのために突っ走った。「パ・リーグを盛り上げたかった。セ・リーグだったら(本盗を)やっていなかった」。通常は捕手とクロスプレー時は、まわりこむように右手でベースをタッチする。左肩に捕手に乗られることを嫌い、逃げやすい体勢で滑り込む。思わず出たヘッドスライディングは「13年ぶりくらいかな」の全身全霊のプレーだった。本盗も小5で野球を始めて以来、初めて試みたという。「自分が一番似合わないでしょ」と泥まみれになって、パに尽くした。
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>  1回裏の最初の打席。独特の打撃フォームをデザインした1センチ四方の刺しゅうを施した手袋で、左翼席を指さした。ホームラン予告でスタンドの視線を十分に引きつけたあと、一転セーフティーバント。投手正面に転がり大失敗もファンは大喜びだ。「一塁の前でコケてアウトになろうと思ってた」。ファンの視線を、期待を意識してプレーする。プロの原点を思い出させた。
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>  22歳だった10年前、阪神時代に初出場した球宴から10年たった。最後となるかもしれない球宴を、全パの最年長として迎えた。予告していた史上3人目となる両リーグMVPを本当に本盗で、取ってしまった。お立ち台で絶叫して、笑わせる。「北海道を出てくる前にMVPをとってくると言っていたんですが本当にとれるとは…。思ってました」。続けて叫んだ言葉は重かった。「これからはパ・リーグです」。パフォーマンスでもメッセージでも、新庄としてやるべきことは、すべてやった。【高山通史】
> [2004/7/12/09:35 紙面から]

凄いぞ!SHINJO!

> 22歳だった10年前、阪神時代に初出場した球宴から10年たった。最後となるかもしれない球宴を、全パの最年長として迎えた。

そうか…もうそんなに経つのか…
月日が経つのは早いものだなぁ…(−_-)

> 王監督見せたパの力、セを3安打/球宴
> <オールスター第2戦:全パ2−1全セ>◇11日◇長野
>  「実力のパ」は永遠なり。ダイエー王監督率いるパ・リーグが、セ・リーグの強力打線を3安打に抑えて連勝した。先発のダイエー和田が2回無失点で流れをつくり、西武張、ロッテ小林宏、ダイエー新垣とつないで最後は日本ハム横山で締めた。2試合制では90年以来の全勝で、通算成績を73勝61敗8分けとした。球界再編で消滅の危機に陥っているパが、1リーグ制へと突き進むオーナー陣にプレーで存在価値を、思いの丈を伝えた。
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>  ファンへ、選手への素直な思いだった。王監督が2日連続でお立ち台に上がる。「どうもありがとうございました」。スタンドに一礼し、ベンチに戻ると再びナインに向かって言った。「ありがとう」。自身が監督を務めた01年以来、3年ぶりのパ・リーグ勝ち越し。「ファンにも楽しんでもらえた」。パの力、野球の素晴らしさを伝えた充実感に包まれていた。
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>  “公約通り”だ。前日(10日)は4本塁打で豪快に打ち勝ったが、この日の試合前は「今日は小ぶりなパの野球。投手陣を前面に出した繊細な野球でいく」と話していた。繰り出した5投手が期待に応えた。全セ打線を3安打に抑え込み、許した失点は巨人高橋由の1発のみ。前夜と一転、投手陣が好リレーを披露した。
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>  再編問題の真っただ中で、今年の球宴は例年以上に注目を集めた。グラウンド外の話題が連日報道され、パのイメージが悪くなり、王監督はファン離れを誰よりも危ぐしてきた。西武松坂が「ファンの声もあるし(合併問題は)すぐに決めることではないと思います」と言い、ダイエー和田が「来年も(球宴を)同じ形で続けられたらいいかな」と話したように、選手の思いも肌で感じていた。「今年は余分な話題があった。(現場の)我々としては。頑張らないといけない雰囲気が選手にあった」。微妙な状況下だからこそ、野球の面白さを伝えたかった。大のビール党が前夜は1滴も飲まずに、勝利にだけ集中していた。
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>  パの力を見せることは、自らの生きざまとも重なり合った。「昔からセとパは人気の差はあるが、力、野球の面白さに差はない。パはそんなにお荷物のようなリーグじゃない」。10年前。東京、そして巨人のユニホームと決別。新天地はパで万年Bクラスに沈み“お荷物”と呼ばれていたダイエーだった。球界活性化の命題を背負い、パの雄といわれるまでチームの地位を引き上げた。人気面でセに押される現状を誰よりも知っているからこそ、今回の球宴でパの存在感をアピールしたかった。お立ち台の最後の言葉は「これから熱い戦いになりますが、みんなで盛り上げます」。パに属する選手、関係者の思いを代表するかのような、力強い口調だった。【松井周治】
> [2004/7/12/07:58 紙面から]

王監督…
ダイエーファンから生卵を投げつけられたり、「王辞めろ」の垂れ幕を球場に広げられた時もありましたね…
ホントに、ホントに凄い監督です。

> 5年ぶりセの佐々木、1回2K/球宴
> <オールスター第2戦:全パ2−1全セ>◇11日◇長野
>  5年ぶりの球宴にも、お祭り気分を捨て、真剣勝負に徹する理由が、横浜佐々木にはあった。「これぞプロの技を見せたい。我々はファンへ最高のプレーを見せるのが使命だから。特に球界がこんな状況ですから今回の球宴はその辺を意識してやります」。大魔神の投球はシーズン中さながら、いやそれを上回るほど結果にこだわったものだった。
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>  8回。いきなりの見せ場がめぐってきた。くしくも今季、日本球界に復帰した「メジャー帰り」同士の新庄との対戦。初球から宝刀フォークを抜く。2球目の124キロフォークで右飛に抑えた。谷には左前打を許したが城島、ズレータを、これまたフォークで連続三振。計13球でウイニングショットのフォークを10球も投じた。試合前にタレント石橋貴明、歌手松田聖子と三振に抑えた際にはマウンドで派手なポーズを約束していたが「できる雰囲気じゃなかった」と真剣勝負に徹した。
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>  「久々の球宴で楽しめたよ」の言葉にウソはないが「配球は(巨人阿部)慎之助に任せたが、結果にこだわったからフォークが多くなった」のも本音だ。再編問題で揺れる球界。ファンや選手の声を無視して進められる現状で、離れるファンの目をグラウンドへ引きつけたかった。実は前日の第1戦で全セ投手コーチの巨人堀内監督から「慣れたナゴヤドームの方が故障の心配もないから」と打診された。だが迷わず「あまりプロ野球の試合がない長野で投げたいです」と、この日の登板を志願した。
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>  第1戦の練習中から、誰よりも長くグラウンドに残りファンへサインを書き続けた。「今回の球宴は見どころがあって、ファンも喜んでくれたと思う。これからが大変だけど、まず選手はグラウンドでファンの心へ訴えるべきだから」。投手陣最高年俸男が、その自覚を、久々の球宴マウンドでほとばしらせた。
> [2004/7/12/09:36 紙面から]


実は佐々木、個人的にはあまり好きじゃないんですが(巨人がやられているからなどというチンケな理由ではない)やはり魔神の影響力は絶大。
球界の為に頑張って欲しいと思います。

> 高橋由、2年連続代打アーチ/球宴
> <オールスター第2戦:全パ2−1全セ>◇11日◇長野
>  巨人高橋由が清原に代わる「新お祭り男」を襲名だ。6回、代打で登場。小林宏の直球に「振り遅れた」という当たりは左翼席に一直線。全セ唯一の得点をたたき出した。「慌てて出ていって、ビックリしました」と笑顔を見せた。
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>  2安打で受賞した前日の第1戦に続き、優秀選手賞をゲット。昨年も2試合連発と、華やかな舞台で勝負強さを発揮した。もしかしたら、最後となるかもしれない夢の球宴。「最後と思ってやっている選手はいないでしょう。これだけのファンの声援を聞けば、精いっぱいやるのが僕らの仕事だから」と、チームの選手会長として複雑な心中を語る。ましてや渡辺オーナーが中心となり1リーグへの流れができつつあるだけに、穏やかではないはずだ。しかし「巨人の一員ですけど、プロ野球界の一員ですから」と、き然としていた。
> [2004/7/12/07:29 紙面から]

由伸よく言ったっ!巨人である前に野球人だっ!わかったかっ!?クソ恒がっ(`Д´)凸

> 小久保頭に死球…骨に異常なし/球宴
> <オールスター第2戦:全パ2−1全セ>◇11日◇長野
>  巨人小久保裕紀内野手(32)がオールスター第2戦の6回、ロッテ小林宏から頭に死球を受け、退場した。長野市内の病院でCTスキャン、エックス線検査を行い、骨には異常なく「左側頭部打撲」と診断された。検査後、球場に戻ってきた小久保は「多少ズキズキするけど大丈夫です」と話していた。
> [2004/7/12/07:27 紙面から]

ふぅ。大事無いようでなによりです。

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