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レッスンダイアリー

日々のレッスンの様子や、感じたことを書いていきます。
レッスン以外の話も多くなると思いますが・・・
2005/04/18(月)    がんばれ!Oくん!
大学生のOくんが初めて教室に来たのは去年の春。「歌を教えてください」といきなり登場した日のいでたちは、腰まで下げた、ぶかぶかで股下50センチくらいのパンツ、だぼだぼのシャツ、毛糸の帽子。ほそーくカットした眉に無精ひげ。どう見てもヒップホップ系の彼に、声楽のレッスンの内容を説明したところ、とにかくやりたいのでお願いしますとのことでした。それから、毎週熱心に通ってくれ、体操もコールユーブンゲンも、一生懸命。楽譜を読むのも初めてだったのに、カンツオーネやフォスターの歌曲などレパートリーも増えてきました。新しい曲を歌うと、決まって「いい曲っすねー」と感激します。
おそらく、聞いたことはある曲なのでしょうが、自分で歌ってみるということが、曲への感銘を深めるのだと思います。レッスンの日は、30分前に来て、小部屋でストレッチに余念がありません。いつしか、彼は先生方やレッスンですれ違う生徒や、待合室のお母様方のあいだで、人気者となっていました。(彼は、どんな小さい子にも「お疲れさまでしたっ」と挨拶をする)
今日、彼のレッスンの時間が来て、小部屋を開けてびっくり!髪をさっぱり刈りこんで、スーツを来て、皮鞄まで持った彼がいました。まるで別人です。4年生になった今、就職活動もまっただ中だそうです。来月からは、地元に帰って、本格的に就活に専念するため、しばらく歌のレッスンはお休みだそうです。ちょっとさみしくなるけれど、君なら大丈夫。がんばれ!Oくん!
 
 
 
2005/04/17(日)    おとなっだって、泣いちゃうんだな。
今日は、月例研修の修了式でした。毎月一回、リトミックの先生をめざす方たちの講習を担当しています。仕事や家庭の用事をやりくりして、先月の試験を経て晴れて認定証を手にした会員さん達の顔の晴れがましいこと。いろんな事が去来して、目に涙が光っている方も。
さて、毎年修了式には、講師ひとりずつお話をするよう言われているのですが、私はこれが苦手。大勢の前でしゃべるのが苦手+みんなの顔を見ると、なんだか胸がつまってしまうのです。今年もなんとかしゃべりましたが、話に脈略がなくてごめんなさい。あらためて、言いたかったことを書きます。
 
「みなさん、本日はおめでとうございます。先日、『相田みつを美術館』にいきました。普段、そういうところには近付かないようにしているのですが、券ををもらったので、行ったのです。作品を見て回っていると、暗闇の中に講演台があり、そこにスポットライトが当たっているコーナーがありました。そこでは、相田氏が生前講演をなさった時のテープがずっと流れていました。その言葉に一つに私は足がすくみ、他のものが何も目に入らなくなってしまいました。
『感動って言うのは、感じて動くって書くんだなあ。』という言葉でした。感じて動く。まさにリトミックそのものですね。感じるだけでも、ただやみくもに動くだけでも、足りないんですね。どうぞ、もっとリトミックを続けて、感じて動ける人になって下さい。私も、子どもたちに感じて動ける音楽を与えられるよう、これからも努力していきます。」
言いたかったのは、こういう事でした!
初級のみなさん、みんな中級にあがってね!5月にお会いできること、楽しみにしています。
2005/04/07(木)    Iさんのこと
「先生、おはよう!」木曜の朝、勢いよくやってくるIさんは、上海出身の二胡の先生。各地を飛び回り、演奏をしたりカルチャーセンターで教えたり、大忙しの方です。
中国の民族楽器である二胡を幼少の頃から弟子入りして学んできたそうです。が、日本でも近年のブームで二胡人口が増え、伝承的な教え方だけでなく、西洋音楽的な(五線譜を使った)指導も必要になってきたとのこと。
そこで、彼は、北京の音大の通信生として、西洋音楽の基礎を学んでいます。夏には、北京でスクーリングと資格試験を受けるそうで、その準備のために、数ヶ月前から通ってきています。
日本で音大受験生が「バイブル」として必ず学ぶ「楽典」の本と、それをそっくり翻訳したらしい。中国の「楽理」という本を首っ引きでレッスンを進めていきます。
日本に16年もいらっしゃるというので、言葉は堪能なのですが、それでもただでさえ難解な楽典をなるべく平易な日本語で説明するのは、私にとっても新鮮な経験です。
ゆっくりしゃべろうとしても、ついつい早口になってしまう私の説明を彼は全部録音し、「3回聞きました」と復習にも余念がありません。
こんな感じで毎週1時間半、コールユーブンゲン、楽典、ピアノを学び、終わると二人とも「ふう〜〜」という感じです。
Iさん、今日は途中で何回も鼻をすすります。「花粉症ですか?」と聞くと「はい。薬を飲めば止まるけど、そうするとぼ〜っとしちゃうから。今年初めて花粉症になりました。16年でやっと日本人になりました。」と少し笑って、話していました。
 
2005/04/04(月)    遠足にいったよ。
リトミックの卒業生2人と、卒業遠足にいきました。この二人は、私にとって始めての小学生クラス卒業生。実は、何年も前から、無事卒業のあかつきには、記念に遠足に行こう!というのが私のささやかな夢でした。
私は内心ディズニリゾートに行こうと密かに決めていたのですが、私より賢明な卒業生は「きっとすごく混んでる」「雨がふっても大丈夫なところ」と指導をして下さり、行く先は「葛西臨海水族園」に決定!
しかも、子どもたちの予想は的中で、朝からすごく冷たい雨だし、途中通った舞浜駅は、ほんっっとうに混んでいて、結果的には大正解の楽しい遠足となりました。
今まで7〜8年も一緒に時間を過ごしてきたのに、思えば教室以外で彼女達と話したり歩いたりするのは始めての経験です。
教室では、すごくしっかり見えて、難しい課題もどんどんこなす彼女らが、外では、ほんとに子どもらしい、普通の5年生なのにびっくり。今まで、厳しいことを要求しすぎたかしら・・・とちょっと反省。
しかし、一つ一つの水槽を時間をかけてつぶさに見つめる様子、面白そうな物を見つけると迷うことなくかけていく後ろ姿を見て、あの集中力と旺盛な好奇心は、リトミックで培われた物なのか、あるいはそれがあったからこそ、これまで続けてこれたのか・・・などと、タマゴニワトリ論をずっと考えていました。
最後に、観覧車の上から見た雨上がりの夕景のきれいだったこと。先生はきっときっと、この日を忘れないよ。

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Last updated: 2012/5/6

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