破滅への輪舞曲 de たまらんスマッシュ 〜Part1〜



このサイトに来てくださっている方には知らない方もいると思うので始めに説明しておきます。
(知っているという方は軽く流しちゃってください)
このアルバム、実は「テニスの王子様」というアニメに登場する氷帝学園テニス部部長の跡部景吾と言うキャラクターのアルバムです。
このアニメは青春学園という中学の強豪テニス部がライバル校をくだして全国制覇を目標に勝ち進む、というもので、非常に人気があります。(原作は週刊少年ジャンプに連載)
で、主人公の学校の選手やライバル校の選手のいわゆるキャラクターソングが発売されているのですが、この破滅への輪舞曲はキャラクターアルバムという位置付けです。(つまりは1枚まるごと1キャラクターをフィーチャーしたもの)
主人公やその学校の選手もアルバムを出していますが、今回はライバル校初のアルバムとなります。
(…まぁ、それだけこの跡部景吾というキャラクターが人気があるということですな)
で、この跡部役を演じられているのが諏訪部順一さん。低音でセクシーなボイスが魅力です。

というわけで、このレビューには「跡部」とか「諏訪部さん」とかいろいろ人名がでてきます。
あ、「なんだ、アニメ系かよ」とか思っちゃったそこのアナタ!…侮ってはイケマセン。
だってね、普通に音フェチポイントを突いてきちゃったんだよ!
…じゃなきゃわざわざこんなコンテンツつくらないから!(それはそれで失礼な言い様だ)

さて。長い前置きでしたが、そろそろレビューにまいりますか(笑)
私は基本的に音属性の人なので、歌詞に関してはあんまりツッコめないです。

まずは全体的な感想。

※現時点で持っているのは限定版です。

<外観>
デカい(笑)昔のドーナツ盤サイズの紫の箱(AYUとかであったよね、ドーナツ盤サイズ)にヒョウ柄シャツを着てソファに寝そべる跡部の絵。
……すいません、レジでちょっと恥ずかしかった。(ほら、もう若くないからさぁ…)
箱を開けてびっくり。中にもでかい跡部の絵が…!ジャケットにも跡部のアップが…!
極め付けは限定版の特典ですよ。なんとね、巨大な「ノボリ」が入ってるの…!(爆笑)
ネタだよ…!(ネタ大好き)
まぁ、ここは音楽レビューなんで外観についてはこのへんで止めておきます。

<音>
はっきり言ってHR/HM色が強いです。ダークな感じの曲も多いしね。
だからこそ私のツボだったわけなんですが、聞き馴れていないお嬢さん方はさぞや面食らったと思いマス。
でもちゃんと軽めの曲やバラードも入っているのでバランスはとれているんじゃないでしょうか。
曲にメリハリが感じられないという意見もあるようですが、HR/HM系を聞き馴れてないからじゃないかな…。
よくオジサンとかがロックはみんな同じに聞こえるとかいうじゃない?あれって聞き馴れてないからなんだよねー。

<声>
いや〜、諏訪部さん、本当に素敵なお声です。あ、声優さんだからとかいうのと歌は別物ですよ。
声優さんでしゃべる時の声は素敵でも、いざ歌を歌うとなると「あれれ?」っていう場合もあるし、その逆に歌手で普段しゃべっている声はなんとも思わないのに歌になると痺れちゃうような声になる場合もあるから。
トークでも歌でも素敵な声っていうのはホント、貴重です。(大好きだ〜)

<歌詞>
比喩的な表現が多いので「テニスの王子様」や「跡部景吾」の予備知識がなくても普通に聴けるんじゃないかしら。
いろいろ深読みして、「あのシーンのことなんじゃないかな?」とか「きっとあの人だ!」って予想してみたり。
私としては、跡部というキャラクターに対していろいろな角度からアプローチしていて、本質を捕らえてると思います。
基本的にはこの跡部というキャラ、非常にテニスが強くてオールマイティでさらに美形で(笑)、性格的には俺様なんですが、このアルバムでは内面の葛藤とかも表現されていてやっぱり中3だな、っていうところとかね。
曲によっては「こんなの跡部様じゃない」なんて思っちゃうリスナーもいるかもしれないけれど、私的には結構まじめにアプローチしていたので良い意味でちょっと驚きました。(跡部をネタキャラだと思い過ぎ?)


発売前に「ある意味実験的」「所謂キャラソンではない」というお話が出ていましたが、確かにそのとおりだと思います。
キャラソンを期待していた人はびっくりしたんじゃないかしら。
私にとっては良いびっくりでした。

おっと結構長くなっちゃったな…。
1曲ごとのレビューは次ページ以降に続く。

 

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