破滅への輪舞曲 de たまらんスマッシュ 〜Part2〜


1.破滅への輪舞曲〜Introduction〜

アルバムと同タイトルのこの曲、「破滅へのロンド」と読みます。
跡部というキャラクターの必殺技の名前なんですけれども。どうせなら曲の長さ的にもう一つの技「絶望への前奏曲(プレリュード)」の方がしっくりくるような…。一番有名なのが「破滅への輪舞曲」だからかな?まぁ、いいか。
イントロから雷鳴が轟きます。で、雷鳴の中、建物(教会)のドアを開けて入るとパイプオルガンの音色が…。
雰囲気からしてもうIron MaidenやらMegadethなわけデスよ!
(おぉ〜っ!?)ってな感じにフェチポイントがうずきました(笑)
2.Spirit Way

もうね、この曲すごい好き!
前曲から引き続いているからか、イントロがピアノアルペジオなの。一瞬EuropeのSeven Doors Hotelを思い浮かべちゃった。
で、歌がまたイイ!歌いだしがね、低音で始まるんだけど、Gamma Rayにこういう曲、あったよね?(誰に同意を求めてるのか)
低音でスローテンポなメタル風なの(…分からないか)
こういう曲って偏見かもしれないけれど、同系統の曲を聴き込んでいないとなかなか上手く歌えないと思います。それをきっちり歌い上げているんですよ!ブラボー!
間奏では英語で囁きが…!発音も素晴らしいの。
そんなセクシーな囁きで言われたらいくらでも破滅への輪舞曲踊っちゃうわ…。

本場洋楽のボーカルと比べても遜色ないです。
あのね、歌が上手な人とか語学の堪能な人って耳の良い人だと思うの。
「きっと諏訪部さん、地獄耳なんだ」って思っちゃいました。(失礼な…)
ほんっとにもう、経験値豊富な諏訪部さんに痺れました。

歌詞はテニス部の監督との師弟関係を描いたものですね。「視線の先に答えはある」とか、突き放されつつも導かれているというところが「まさに!」って思いました。

ひとつだけ欲を言わせてもらえば、ギターはオーバードライブを抑えたほうがいいなぁ。
で、ディストーションとグライコをちょっと効かせるの。そうすればもっとエッジが効いていい音になると思います。(好みの問題かも)
3.宿敵(ライバル)

前曲とは逆にアップテンポな曲。エッジのきいたギターとデジタルな音がうまくミックスされています。
こういうデジタルなベースサウンドも好き〜。
サビ部分ボーカルにはエフェクトがかかっています。(マシンボイスな感じ)
この曲のメロディラインは難しいのかな?諏訪部さん、歌いにくそう…。
サビになると一気に声の伸びが良くなる気がします(笑)
この曲はサビが好きだなぁ。コーラスとかもね、イイ感じなの。

歌詞は青学の部長、手塚戦を描いた曲ですね。 
お互いの出せる力を出し切った真剣勝負。
4.方舟

イントロにカットインしてくるベースが〜!格好いいのヨゥ〜。すごい好き。
ノイズ系ギターの音も結構好き。
でもやっぱり合間、合間に聞こえるベースの音が〜。(ホント好きなのよ)
コーラスの使い方が良いアクセントになっていますね。こういうコーラスも結構好きなの。

ミドルテンポの曲です。

歌詞を裏読みすると青学戦後の歌だと思うな〜。
氷帝は青学に負けてますからね。
負けて暗闇にいるわけですよ。そこから抜け出そうと一筋の光を求めて…って。
そういう歌詞に思えました。
5.楽園〜The other side of Eden〜

この曲のリズムギターが好き。
あとはサビ付近に入ってるパーカッション。(コンガだっけ、ボンゴだっけ?)
この音があるのとないのでは曲の仕上がりが全然違うハズ。
曲調も明るい感じに変わってますね。テンポの良いエレアコの響きが心地良いです。 
ベースはもうちょっと遊んでもいいような気がしますけど…。(これだからベーフェチは…)

諏訪部さんの裏声が素敵。エフェクトかかってますが、ソフトなの。

歌詞は練習の合間のふとした瞬間が感じられます。
サラブレッド=レギュラーを虎視眈々とねらっている部員の比喩かなぁ。一度転んだら堕ちていくっていうのは「負けたらレギュラー落ち」。氷帝の掟ですね。
でね、「俺は生まれ変わっても俺を選ぶ」っていうのがあるんですが、まさに跡部って言う感じなのですよ〜。
関係ないけど、私は自分のことを好きな人が好きです。自分を好きじゃないと前に進めないもん。

「宿敵」→「方舟」→「楽園」と時系列がつながってるような…?
6.孤高の翼

この曲は多分、主人公のリョーマのことを歌った歌ですよね。
自分を敵視する視線に奥底に眠るものが呼び覚まされていく…みたいな。

鳴きのギターが曲に深みをつけていますね。
ベースが味気無いなぁ…。
7.Go To The Top!

この曲も諏訪部さん、歌いにくそうだなぁって思いました。
なんかね、いっぱいいっぱい…?って。
や、ヘタとかそういうわけではないのです。音程ははずれてないけれど、キーやテンポがとりづらそうだなぁって。(エラそうに何を言うか)

この曲はギターが好き。
こういうクリーントーンにディストーション効かせた「いかにも」な音は大好きです。
あとね、バスドラのリズムがいい感じです。
ベースは…正直もうちょっといじって欲しかったなぁ。
8.BOY'S CLOUD

スローなバラードソング。
諏訪部さんのソフトで深みのある声がじっくり堪能できちゃいます。
穏やかに過ぎて行く時間を歌っています。
つかの間の休息…安らぎを感じる跡部がイメージされます。
ホント、英語の発音、いいなぁ…。

ギターもエフェクトがソフトでいいのよ〜。
サビのハーモニーがフェチ心を貫きました(笑)
この曲のベースも好き。一聴すると単調に聴こえますが、チョロッとイレギュラーな音が入ってくるのよ〜。


 

曲別レビュー(No.9〜N0.13)を読んでみる
メニュへはブラウザでバックオーライ