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2004/7/4 はれ

わたくし、これでも法律を少しかじっていまして。
このひとりごとにおいて、少し法律についてクイズでも出してみようかな、と思います。
(決してネタがないわけではない)




まぁ、法律を学んだことのある方には

「当たり前やろが」

と叱られてしまうかもしれませんが、
お付き合いください。



※注  法律には本当に多種多様な学説があるので、  人によっては同じ事例においても異なった結論が導き出されることもあります。  今回の問題においても然りです。ご了承ください。




今日は第一回目ですから、日本の最高法規、憲法からの問題です。


日本国憲法の三つの柱、法学部生でなくとも、中学、高校でならいましたね?
「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の三つです。


ここでこんな事例を考えてください。



−−−−−

 方立 曽翔 君は隣近所の住民から大変な差別的扱いを受けていました。
 とてもここでは書き表せないようなひどい扱いで…いわゆる「村八分」です。
 明らかに、「人権侵害」と言えるような扱いでした。


 そこで方立君は思い出したのです。

 「そういえば、憲法には『基本的人権の尊重』が規定されているって、昔聞いたぞ。
  よーし、訴えてやる!(某番組より借用)」



 ということで、方立君は近隣住民の行為が憲法違反であるとして、訴えを起こしました。


 さて、彼の訴えは認められるでしょうか?


−−−−−



しんきんぐたいむ、すたーと。


ちっ…


ちっ…


ちっ…


ちっ…


ぼーん。




正解は…







認められません。






「憲法って私たちを守ってくれるんじゃないのか!」

と世界の中心で叫びたくなった方もいるのではないでしょうか?





ではなぜ、方立君は負けてしまったのか?

それは憲法とは、国に対して「こうしろ、こうしてはいけない」と規定している法だからです。
つまり、国が国民に対してへんちくりんな事をしないように、というのが目的なんですね。

裏を返せば、「国vs国民」という構図でなければ、憲法は適用されないことになります。

法律的な言い方をすると…「憲法は私人間では適用されない」となります。



「わたしにんげん」ではありませんよ、「しじんかん」です。 「国民間」と大体同じ意味です。



今回のケースは近隣住民vs方立君、つまり「私人」同士の争いですから、
憲法は適用されません。


よって、方立君は、敗訴。



でも、「憲法は私人間では適用されないから、私人間の人権は保障されません」
というのでは、渡る世間は鬼ばかりのこの世の中、安心して暮らせません。

方立君も浮かばれません(死んでない)。



そこで「憲法の規定は、他の法律を適用することによって、間接的に適用される」という考え方が一般的です。


つまり、憲法が私人間で直接適用されることはないけれど、
その代わり、例えば民法が適用されることによって、結果としては憲法が適用されたのと同じになる、ということなんですね。



よって、方立君は民法を根拠にして訴えれば、勝訴できたわけです。
彼は攻めるための道具を間違えて選んでしまったわけです。
野球するのにテニスラケットを持ってきてしまった、という感じですね。



結論

「憲法は国と戦うときだけ使おう」


では、また。


2004/7/11 ひょう


今日は私の親愛なる友人を紹介します。


彼の名は「トーマス」。

イギリスの出身で、大学では生命科学を専攻。

野菜の品種改良の研究のため、3年前日本にやってきました。



そして現在は、毎日毎日畑で土にまみれて働いています。



顔立ちは精悍。

体の線は細いけれど、365日、風雨に負けず働くナイスガイです。







そんなトーマスの写真がこちら。






トーマス
トーマス
現在の職業:かかし






ナイスガイ。








では、また。

2004/08/07 くもり


祝!サッカー日本代表アジアカップ制覇!


いやぁ、やってくれましたね。


私はサッカーにそこまで詳しいわけではないのですが、

あれだけブーイング溢れるアウェーで優勝できたことは、

日本サッカーが着実に強くなっている証、と素人心に思っております。







試合内容ももちろん印象的でしたが、

私にとって一番印象的だったのは…







ジーコが「アリガトウ」と言ったこと。



ジーコは日本語ほとんど喋らない、という印象が強かったので、
勝利インタビューの冒頭で「アリガトウ」と言ったときには、

「うおー、ジーコが日本語喋った!」

と妙に感動してしまいました。





…でも。


今更ながらに思うのですが…



「ありがとう」をブラジルの公用語、ポルトガル語で言うと…





「オブリガード」


なんですよ。






どことなく「ありがとう」と似てますよね。




実際、ポルトガルで「ありがとう」というと通じる、という話を聞いたことがあります。






つまり…







聞き間違えたんじゃあるまいな、おれ




では、また。

2004/08/26 はれ


管理人の法律クイズ、第2問目は、民法からの出題です。
民法は私たちの生活に一番深く関わる法律といえるでしょう。
例えば、「コンビニで水を買う」という行為も、「売買契約」というれっきとした民法上の行為なのです。


さて、それでは次の事例を見てみてください。



-----------
方立君は、友達の日外 社君から、日外君の宝物であるポケット怪物「電気ネズミ」のキーホルダーを借りていました。

方立君は電気ネズミにはひとかけらの興味もありませんでしたが、日外君が、

「このかわいさを僕だけが独り占めするのは忍びない!よし、そこまで言うなら(何もいってない)君にこのキーホルダーを貸してあげよう!なに、礼なんていらないよ、はっはっはっは…」

と言うので、ありがたくありがたく借りてきたのでした。



数日後、方立君は、あこがれの白内 菜尼藻さんのこんな言葉を耳にしました。
「電気ネズミって、すごくかわいい!」


恋は人を盲目にする…
方立君は迷うことなく、借りている日外くんの電気ネズミキーホルダーを取り出し、
「僕も電気ネズミ大好きなんだ!これ、僕のキーホルダーだけど、君にあげよう!
なに、礼なんていらないよ、はっはっはっは…」

と、白内さんにキーホルダーをあげてしまいました。

電気ネズミが日外君の者であるとは知る由も余地もない(知らないことについて全く過失はありませんでした)
白内さんは、
「うわぁ、ありがとう!今度、模照くんとのデートの時に付けていこうっと!」
と、嬉しそうにその場を去っていきました。



…その後の方立君の行方は、誰も知らない。


-------------------


さて、ここで問題。

方立君は一体どこに行ってしまったのでしょうか?



…ではなくて。


今回のこの事例で、方立くんは日外君から借りたキーホルダーを白内さんにあげてしまいました。
それでは、このキーホルダーの所有者は一体誰になるのでしょうか?
元々の持ち主の日外君か、それとも方立君からキーホルダーをもらった白内さんか、それともそれとも、失踪してしまった方立君か…





しんきんぐたいむ、すたーと。


ちっ…


ちっ…


ちっ…


ちっ…


ぼーん。




正解は…

所有者は白内さん



「日外君は、方立君にキーホルダーを『貸して』いただけじゃないか!
つまり方立君は所有者でも何でもないのに、
なぜその方立君からキーホルダーをもらった白内さんが所有者になってしまうんだ!」


と世界の中心でさけびたくなったかたもいるでしょう。



なぜ、白内さんが所有者になってしまうのか?


民法192条を開いてみましょう。


民法192条
平穏且公然ニ動産ノ占有ヲ始メタル者カ善意ニシテ且過失ナキトキハ即時ニ其動産ノ上ニ行使スル権利ヲ取得ス



これじゃ…何が書いてあるか分かりませんね。

訳すと、

「何の後ろめたさもなく、堂々と簡単に動かせる物を使い始めた人が、実は問題があったことを何も知らなくて、それについてミスもないときは、その瞬間にその物が自分の物になる」

ということです。(正確な訳ではありませんが、まぁこんな感じ、ということで。)



今回のケースで白内さんは、方立君が「所有者でない」ということを知らなかったわけですし、それについてミスもありません。当然、キーホルダーは簡単に動かせますね(これを動産といいます。逆に簡単に動かせない物が、みなさんご存じ不動産です)。

よって、192条の規定通り、キーホルダーは白内さんの物になります。



それにしても…なぜ元々の所有者から所有権(物を所有する権利、ですね)を剥奪するような規定が存在するのでしょう?

もし、この規定がなかった場合、他人の物を手に入れた人は、元々の所有者が「返せ」と言われてしまうことになります。

例えば、物を買った人としては、せっかく買った物を「返せ」といわれてしまうわけです。
それは困った話ですよね。

よって、誰かから物を買うためには、その物を売ってくれる人が、本当にその物の所有者なのか、いちいち調べなければならなくなってしまいます。

ところが、動産は簡単に動かすことが出来るし、その人が真の所有者だと証明する証拠もありません。ですから、本当にその人が所有者かどうか調べるのは至難の業です。

そうなると安心して買うことは出来ませんよね?買う品物が自分の物にならないかもしれないんですから。

物の売買は日常茶飯事に行われる行為であるのに、それが安心して出来ないのは非常に困った話です。


そこで、買い手に後ろめたさやミスがない時には、その物の所有権を買い手に移していいだろう、ということで、今回の民法192条が制定されたわけです。

元々の所有者にとって少々厳しい結論のような気がしますが、 借りた物を勝手に売ってしまうような人に貸した、という点で、元々の所有者も多少責任を負うこともしかたない…ということで。



ただし。



物の所有者は誰になるかということと、それに伴う損害賠償は全くの別問題です。

今回のケースでキーホルダーを勝手にあげてしまった方立君は、

日外くんに対して損害の賠償をしなければなりません。




さらに…このケースの場合、借りていた物を勝手に白内さんにあげてしまったのですから…

刑法252条の横領罪に問われる可能性もあります。





恋煩いも、程々にしましょうね。

では、また。


2004/09/12 はれ


あなたは時々、「自分が何物なのか」と、考えることはないですか?





「自分はどう生きるべきか」と考えることはないですか?













そんな時は、ここに行ってみてください。














哲学カフェ








知は力なり。







では、また。


2004/09/23 くもり





こんな看板を見つけました。























寿司屋(仮)














寿司屋なのに鰻を扱い、




さらに中華までその料理の幅を広げるその懐の広さ。




そして、寿司とは何の関係もない謎の女性




私はこう思うのです。














…ほんとは何のお店ですか?









では、また。


2004/09/29 あめ





自分一人しかいない部屋で









叩きつぶした蚊が









たっぷりと血を吸っていた時って









悲しくなるよね。





では、また。


2004/10/18 はれ



今年は非常に台風が多いですね。





特に先日の台風は、日本各地に大きな傷跡を残しました。




浅草の雷門に掛かっている提灯も、台風で吹き飛ばないようにたたまれた、とニュースで報道されていました。


(画像がないのが残念。)







その時の関係者の方のインタビューから抜粋。








「しょせんですから」









あーあ、言っちゃった。





では、また。


2004/11/02 はれ



野菜が高い!



台風等の影響により、野菜、特にキャベツや白菜などの葉物が、

インフレ状態になっております。




中には、


「野菜は休みの日に、農家の直売所で直接買ってくる」


という方もいるみたいですね。






ちなみに、直売所で売っているのは何も野菜だけではありません。


果物、卵、海産物等々…




そして、こんなものも売っています。









さい売ります

さい









いりません。



では、また。

2004/11/25 はれ




久しぶりの更新です。







先日、アテンポ宛にこんなメールが届きました。









件名:どもども初めまして。平田です☆










誰?






演奏依頼や相互リンク依頼にしては、どうも様子がおかしい…

とりあえず開いてみました。





はじめまして☆平田と申します。

えーとですね、以前メル友募集してましたよね??






してない。





その書き込みに

とても興味を持っててアドレスを控えてたんです。

ちょっと前の書き込みでしたけど。

ぜひぜひ仲良くなりたいと思ってるんです☆

自己紹介を致しますね☆

平田智美、22歳でフリーターをしております♪

趣味は旅行以外では読書で、好きな作家は筒井康隆さんです。

スリーサイズはまだ言わないほうがいいかな(笑)?






(苦笑)






そんなワケでして、平田、お返事待っております!

趣味や、どこに住んでるのか教えて欲しいです☆

あ、あと何て呼んだらいいでしょうか?平田のことは、

平田と呼んでください☆









いやです。





もうお気づきでしょうが、このメールはメル友募集のメールなどではございません。
甘い言葉で近づいて、金をむしり取ろうという魂胆が見え見えです。



ちなみに、最近身に覚えのない高額請求が突然メールで送られてくるとか、
特定サイトへ接続したら、いきなり「お申し込みを受け付けました」と表示されて、
やはり高額な契約料を請求されるといった被害が急増しているようですが…



どちらの場合も、一円たりとも払う必要はありません。


特に後者の場合は、「接続したことで契約が成立した」と相手方は言ってくるでしょうが、
消費者契約法・電子取引法によって、そのような契約は無効なのです。


…とはいうものの、めんどくさいことになる可能性があるので、
そういうメールは無視するのが一番。
お暇なら、からかってあげてもいいですが、
間違っても個人情報だけは伝えないように、気をつけてくださいね。





というわけで、メル友なら他を当たってください、


平田。




では、また。


2004/12/14 はれ

まずは前回の ひとりごとを見てください。







先日、アテンポ宛にこんなメールが届きました。









件名:どうも!はじめましてであります!






…このノリ、どこかで見たことあるぞ…





まさか…


まさかね…









とりあえず開いてみました。









はじめまして☆平田と申します。









お前か、平田!



なんといいますか、思いっきり脱力してしまいました。



とりあえず、読み進めてみました。







以前メル友募集してましたよね??







してないって。







その書き込みに

とても興味を持っててアドレスを控えてたんです。

ちょっと前の書き込みでしたけど。

ぜひぜひ仲良くなりたいと思ってるんです☆







私は全く思わない。





最初ですので、自己紹介を致しますね☆

平田智美、22歳でフリーターをしております♪

趣味は旅行と読書で、好きな作家は筒井康隆さんです。

筒井さん、初期の不思議な実験的な短編が

特に平田のお好みでございます☆






よかったねぇ。





平田のスリーサイズなんかはまだ言わないほうがいいかな(笑)?

そんなワケでして、平田、お返事待っております!

趣味や、どこに住んでるのか教えて欲しいです☆

あ、あと何て呼んだらいいでしょうか?

平田のことは、平田と呼んでください☆








いやです。






いやはや、まさかまた平田さんからメールが届くとは思ってはいませんでした…




微妙に言い回しがちがうわりに、「はじめまして」なんですなぁ。





人を騙そうと思うなら、もっとよく考えてください、






平田。




では、また。


2004/12/31 はれ

アテンポ結成初年であった今年も、残すところ本日のみとなりました…

今年の「ひとりごと」も今日が最後となりますね。

今日は今年の「ひとりごと」を読み返しながら、今年を振り返ってみたいと思います。



(読み返し中)



……


…………


………………


……………………


…………………………


………………………………


……………………………………






振り返るのは、またにしましょう。





では、良いお年を。
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