WEEKLY CLIP BACK

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ニューミュージック 二つの番組

jan.31.2003

テレビ放送開始50周年を記念するわけではありませんが、もう一度見たい1976年頃放送された印象的な番組の話を少し。(実は正確な放送日は調べられませんでした。ということで1976年前後と結構幅広くなります。)

一つはニューミュージック・フォーク系のミュージシャンを連夜扱った番組。これに荒井由美さんがキャラメル・ママやたしかかまやつさんなどと登場。普段はテレビに出演しないシンガーが歌うというそんなコンセプトだったと思います。「コバルト・アワー」の曲を歌うのですから強力でした。明るい演出でミニ・コントのようなものもあったりしたのですが、その時点でも結構まったりした雰囲気がありました。

もう一つは矢野顕子さんの番組。たしかNHKの教育で放送されたように思います。当時話題になっていたNHKの歌番組に出演するオーディションにまつわるちょっとしたドキュメンタリーになっていました。

このオーディションに大きくスポットがあてたのは1973年の浅田美代子さんで、曲はヒットしているけどオーディションに合格しないために話題になりました。ただヒットしていてもNHKに出演しない歌手はそれまでにもいました。多くのGSは出演していませんし端からオーディションを拒否していたようです。ともかく浅田さんは何度かのチャレンジでパスしました

矢野さんの場合は「丘を越えて」のアレンジが審査をしている藤山一郎氏の逆鱗に触れ、落とされたというところから話題になりました。週刊誌(確か新潮あたり)にも記事が出ていました。それにしてもあの「Japanese Girl」の頃ですから宣伝という意味では凄い効果。この辺りの事情をオーディション風景を含めてNHKが特集していました。

青森のシーンもあってそれがまた結構うらぶれた感じで(^^;手に皸をつくって歌っているような雰囲気が出ていて面白かったです。なぜかドキュメンタリーを作るとあんな風合いがでるんですね。オーディションで歌うシーンもあり、そのあと御大藤山一郎氏にコメントを求めます。ここで藤山氏は丘を越えてくるような感じがあって若い人の力を感じるというような、巷間伝えられていた話とは全く違うコメントをしていたのが印象的でした。正統派とはいえ生活のため覆面歌手デビューして東京音楽学校を停学になった方です。「世間」との距離の取り方を感じました。

オーディションはともかくこの番組、歌を流すというハードルはクリアしたわけです。もっとも「ヤング・ミュージック・ショー」の中でBBC製作「In Concert」なら流していたわけですから彼らは(ELPもFacesもStonesもFloydも)オーディションなんて受けなくたって音楽番組に出ていたわけです。

そして音楽が始まる / OLIVIA

jan.20.2003

TX そして音楽が始まる / 1月19日放送 オリビアを聴きながら~尾崎亜美

ひとつの曲からその背景を探る「そして音楽が始まる」。今回は作品をつくった当自者のインタビューを中心に丁寧に作られていました。山城高校時代のチームメイトや1978年に入院した病院まで(^^;レポートされていました。この頃(→ CHRONICLE )にスポットがあたったこともちょっと驚きでそして感慨深いものがありました。。

1月5日の「ラジオたかおか」でのライブ映像もほんの少しと、ON AIR AZABUでのレコーディング(Forgive yourself)模様もありました。もしかするとmyu:とのデュエット版も登場するのでしょうか?デッドに近い歌声はちょっとブートを聞いているようでした(^^;。そういえばmyu:オフィシャルのdiaryに寄れば Docomoのフリーペーパー(2月)にはmyu:登場とのこと。

印象的に使われていた写真は1977年頃、もう一つは1980年の「Fm Fan」で撮られたものです。

ところでオリビアこと Olivia Newton-John。「Making a Good Things Better」がオリビアの曲名(にしてアルバムタイトル)おり込みというのはご本人も良く話されていたため当たり前のことのように思っていました。でも周りでは案外知られていなかったのでちょっと意外でした(^^;ただ時間がたつということはこういうことですね。以下野暮を承知でベタなこと少し。

日本でオリビアの人気が決定的になった曲は1975年の「そよ風の誘惑」(原題 Have you never been mellowleoslyrics )。まだカントリー娘時代のソフトで少し官能的?なヴォーカルとルックスがあいまって大ヒットしました。そう、♪春に誘われたわけじゃない、「春の予感 (I've been mellow)」はある種のアンサーソングでもあります。

明確に言われたわけではないのですが、丁度「My Pure Lady」が「My Fair Lady」から来ていることをわざわざ言わないようなものなのですが、それだけによく考えると皆知っていたのかな(^^;とちょっと不安にもなったり。

イギリス人というよりオーストラリア出身という印象の方が強くありました。当時カリスマ的な人気のあったジョン・デンパーの曲をカバーしてヒットしたこともあり基本はカントリー歌手ということになっていました。

Dylan (George Harrison)の If not for You や HarrisonのWhat is lifeを始めとしてまた有名曲(^^;を沢山カバーしています。It's so easyや Take Me Home, Country Road、Help Me Make It Througgh the Night、Summer time Bluesなどなど。FMでもよく特集が組まれていました。

正直なところカントリー歌手というのがどういうものなのか判らなかったため、まあなんでも歌うもんだなぁという感じでしたね。は今考えればしっかり作られていましたが、あんまり注目してませんでした。サウンド的な影響もあるのかな(^^;

カントリー娘からアイドル、シンガーとして活躍したのがMaking A Good Thing Betterあたりまで。このあとはちょっと新しい路線、映画やもっと大人の世界?に入ります。

もう一つ1976年頃、環境問題(いわゆる捕鯨やイルカ問題?)がクローズアップされます。イルカを捕獲したり、殺傷して日本は批判の矢面?に立たされていました。当時女性シンガーとしてトップクラスにあったヘレン・レディやオリビアもコメントしています。「あんな野蛮な国には行けない」と言って来日中止したヘレン・レディと「行って話したい」といったオリビアと、態度は別れました。1977年ローリング・ココナッツ・レヴューに参加したミュージシャンに寄ればヘレンの方針はアメリカの顧客に対するスタンプ・プレーじゃないの?とういことでした。自分で見なきゃ何が起っているかわかんないしね、とも。

それにしてもあのようなプログラムはたっぷりとエネルギーを呉れますね(^^;

70年代 アルバムの判断のキーワード

jan.16.2003

とちょっと堅苦しいタイトルをつけました。レコードレビューや紹介などで使われる用語、というのか判断をつける要素ですね

1970年代に支配的な、というのかとりつかれていたのは何か新しい-実験的な、-先進的なという部分ですね。逆にいえばあまり考えられなかったのは、良く出来た、作りこまれた、well-madeという点かもしれません。磨き上げられた曲が満載というのはロック的には評価されなかったわけです。-ただそれまでに無いような手法、あまり取り上げられていなければ-まさに新しいわけです(^^;

作り手たちもこの考え方には少なからず支配されていて、この視点に反発するにしてもポイントは先進的な、という部分にありました。

ただ実験的、先進的でもなおかつ売れる、が大切なところです。ビートルズにしてもビーチ・ボーイズのGood Vibrationsにしてもキング・クリムゾンにしてもLed ZepplinもPink FloydもYesも皆売れました(^^;

この流れが切れだすのはやはり1976年のパンク、Sex Pistolsの成功。イギリスの大御所は身動きが取れなくなっていました。アメリカはどうかといえば1975年にベトナム戦争が終わって、そろそろEaglesはホテル・カリフォルニアにたどり着いてしまうし、Jackson Browneは Pretender。あとBruce Springsteenのブレイクは1975年のBorn to Run。ただ契約の問題から次のアルバムが出るのは1978年(Patti SmithとのBecouse the Nightもあったね)になってしまう。

もちろん、ある程度恣意的にピックアップしているんですが、ある種の呪縛が消えた頃だと思えるんですね。

カバッコから太陽のひとりごと

jan.07.2003

シャバドゥビイヤ、なんて言うスキャット。なにを持って原体験というかは人によります。「11pm」はかなり広い範囲に浸透しているでしょうね。また「おくさまは18歳」のシリーズでもかなり効果的に使われていました。テーマソング(CM)明けにロールアップよろしく流れてきました。もちろん劇伴としていろいろ個所に出てくるのですが、冒頭は印象的です。あのドラマとスキャットはかなり密接な関係があるように思います。(今関東で再放送されている「雑居時代」でもスキャットが使われていましたね)

ところで「太陽のひとりごと」のイントロのスキャットもあの手のドラマに流れてくるような感じですね。それもコミカルな感じにシャバダバしています。これはアルバム冒頭、幕開け!ということなのかな。

ところでディスクガイドというか、アルバム紹介は特に必要がないと思っていたのですが、自分がほかのミュージシャンサイトを見ると結構捜します(^^;全体の位置付けや評価、その上でサイトを作っている人が気に入っているのかどうかも読みたいのですね。逆に個人の感覚だけ評価だけだと詰まらなかったり。また後つけの評価だけ並べられると興ざめします。見る側になるとないものねだりはするものです(^^;

まあそんなことから、ディスクガイドも作ってみようかなという気にはなっています。出きるかな(^^;

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