バンドマスターの愚痴


その1 吾が音楽人生の巻 

※2004年5月に行いましたライヴには多数お運び頂きましてありがとうございました。
ライヴ前後、随分忙しくなってしまいまして、更新も遅れておりましたが
ライヴの際や掲示板に“「愚痴」の更新はまだか!?”という激励のお声を頂きました。
重ねて御礼申し上げます。これからも頑張って書いていきますよ〜

ということで、お話を進めてまいりましょう。



その1の14、いよいよ『イカ天』本番

夜12時になり、全バンド全メンバーはスタジオに入ります。
夕方演奏収録したのと同じスタジオとは思えない雰囲気。
さすがはテレビ局、セットなんてあっという間にドンデンしてしまうんですね。

面白かったのは、ADさんの「拍手」の説明。
よく、CM明けて番組に戻る時、拍手から入ってるの見かけるでしょ。
あれ、ただ拍手してるんじゃなかったんですね。
AD「〜こんな感じで番組に戻りますので、誰かが拍手を始めたら、皆さんも拍手して下さい。
では、練習してみましょう。
ハイCM明けます」
〜誰か番組関係者が拍手する〜
〜皆も拍手を始める〜
AD「あー、まぁイイ感じですけど、ちょっとコツをお教えしますね。
今皆さん、普通に手を叩いたでしょ。これをですね、両手の平を緊張させて
左手の掌(指ではない部分)を右手の指で、細かく早く叩いて下さい。
ではもう一度練習してみましょう」
これ、文章で書くと判りにくいでしょうけど、
実際に、大勢でやってみてください。全然音が違います。何と言うか、テレビ的な音に鳴るんです。

そして審査員の先生方も入場。
今では皆さんもご存知の方が多いでしょう、
鳴瀬喜博氏、難波博之氏、田中一郎氏、斎藤ノブ氏、
ゲストに是方博邦氏
佐藤孝信氏(ファッションデザイナー)、清水ちなみ氏(エッセイスト)
いささか緊張した空気が流れます。が
番組が始まってから、司会の三宅裕二氏と相原勇さんが登場。一気にテンション盛り上がります。

我々の出番は5バンド目。緊張したまま進行を見守ります。

1バンド目の皆さんがいきなり赤ランプ2つで失格。更に緊張が高まります。

2バンド目は、あら、前回の愚痴で書いた<後述@>のバンド、
そう。アフロのカツラに顔は黒塗り、ハイテンションで大勢で馬鹿騒ぎ〜のバンド
『アース、ウインド&ファイターズ』です。そのまんま「アース、ウインド&ファイア」のコピーですが、
上手い!面白い!審査員も絶賛。

3バンド目は、これまた前回の愚痴<後述A>の、男1人、女3人のバンド『ミンカパノピカ』。
これまた審査員の評判上々。
デザイナーの佐藤氏だけは「みんな同じ服装ってのはオレはあまり好きじゃないなぁ」と言ってましたが。

4バンド目も骨太なサウンドで合格。ドラムスのキックが弱い、とかのチェックは入ってましたが。

この4番目のバンドの演奏が流れている間に、
我々は裏を通って入場口(障子みたいな)のウラでスタンバイ。
ワシだけは戸の隙間からスタジオ内を覗き見できたのですが
逆に緊張が高まってしまいました。(あとで映像を見ると、君ちゃんだけはノリノリで楽しんでた様子)
いよいよ出番です!



                       「愚痴」の目次へ        NEXT PAGE