バンドマスターの愚痴


その1 吾が音楽人生の巻 

その1の12、『イカ天』出演。でもその前に@


なかなか『イカ天』本番に行き着かなくってゴメンナサイ。

『イカ天』出演にあたっては、TBSさん(というより、番組制作会社さん)との打ち合わせ等の作業があって
色々な準備がなされます。何しろ生放送ですからね。
ただ、皆、地方に居るものですから、打ち合わせはほとんど君ちゃんにやってもらいました。

当初、演奏する曲は局側からは「がけっぷち小唄」という曲をリクエストされていた(らしい)のですが
我々の都合で「アイム・ソー・タイヤード」に変更しました。
当時のメンバーとしても“音楽的にはコチラの方がイケる”という感覚だったと思います。
「がけっぷち〜」も良い曲なんですけど、コミック色が強すぎるし、歌詞が古かったので
(のちに行なわれるライヴでは編詞を余儀なく?されている)
まぁ、無知ながら「赤ランプは避けたい」という気合、というか逃げというか。。。

事前のアンケートのようなものもあり、これがメンバーの志向とかを審査員に諮る資料になったり
番組内でのトークの材料となるわけです。

ただ、我々はこの作業を電話でおこなったので、後から考えると間違いだらけの回答をしていたようです。
例えば「風呂はありますか?」という設問に「ワンルームのアパートでユニットバスです」なんて答えてる。
あとから考えると、恐らく「プロになるつもりはありますか」とかの設問だったんだろうと思います。

さてさて、本番当日、東京に集合するワケなんですが
何しろ皆さん「地方の方々」(田舎モン)なので、ハイカラな待ち合わせ場所を言われても判りません。
結局「東京駅の新幹線から降りて改札を出てきて始めてのキオスクの前」に集合(笑)
但し、実際にはキオスクの店舗自体の幅が30メートルくらいあって
飛行機の都合で予定時間より前に来た私が、
君ちゃんを発見して出会うまでに40分もかかってしまいました(爆)

お昼ころから2時間位、貸スタジオに入って最終練習。
しかし長距離移動直後の疲労と、本番前の緊張とで、リズムが微妙に合わないまま練習終了。
「あ〜これ、リズムで赤ランプやわぁ〜」と早くも弱気な一同は
いよいよ会場の日比谷シャンテTBSスタジオに到着してしまいました。


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