バンドマスターの愚痴
その1 吾が音楽人生の巻
その1の9、「お坊さん」のメンバー集め
W師からの依頼に、まぁ出来る範囲で協力しようと、まずはメンバー集め。
といっても、ワシの気心知れたメンツでなければ、“距離”を埋めることは出来ません。
しかも今回の依頼では、全員が「お坊さん」でなければなりません。
まず三重のドラムス中野師に連絡。卒業前に僧籍を取得していた事もココではラッキーでした。
次にヴォーカルですが、『変態〜』のチョークー師は既にアメリカに渡っていたので
トロンボーン吹きの五十嵐師(実はとても美声で歌が上手)に連絡(当時は和歌山在住)。
最後にギターの君嶋師(当時は茨城在住)。
実は当時のワシの感覚では
“君ちゃんは性格的にムズカシイところがあるからなぁ(汗)”
というイメージがあって、ギリギリ最後まで連絡しなかったのです。
意を決して連絡してみると、一番乗り気になったのは君嶋師でした。
曰く
「毎日の平凡な寺務と、
本来僧侶としてやらねばならない事と、現代社会生活での信教不在のギャップ中で
何かアクションを起こさねば」
と思っていたところにワシからの電話で、「これだ〜ッ!!」と思ったそうです。
〜大袈裟ではなく、こんな内容のコトを喋りました、君ちゃんは。
今更ながら回顧すると、このグループでの活動に一番熱心だったのは君ちゃんかも〜
結果『変態〜』のヴォーカルを五十嵐師に変更しただけのメンバーとなった訳ですが
ブランクもあるし、人前で演奏するんだったら、一応練習してみようかってコトで
本番の1ヶ月前位に大阪(だったと思う)のスタジオに入り打ち合わせ。
曲目は『変態〜』のものを使って、アレンジを五十嵐師バージョンに変更。
曲の出だしと大まかな展開、それから“どうやって終わるか”を打ち合わせるのでした。
この時も結構長い時間スタジオに篭ってたと思うんですが
結局は「どうにかなるやろ」ということで(笑)
翌月の東京でのイベントを迎えることとなりました。