バンドマスターの愚痴


その1 吾が音楽人生の巻 

その1の8、大学卒業、四国高知へ。そして!



宝塚〜ミュージカルの路線を踏み外し
すっかりコミックバンドとなった『近日参上!』のその後は
「スケバン刑事」編、「バカ殿様」編等を経て
ワシの無事卒業と共に終わったのでした。

 「スケバン刑事」編でのワシ


昭和63年春、高知のお寺に「就職」したワシは、
1年間は大人しく仕事に精をだしておったのですが
2年目に入ると、住職さんに
「プライベートの時間はそろそろ好きなコトをさせてもらいますわ」と申し出て
早速近所の楽器屋へ「当方ベース。誰か拾って下さい」と張り紙を出しました。

食いついてきてくれたのは高校生の高橋 亮くん。
“RCサクセションみたいなヤツがやりたい”という彼の元に
高校生が集まり、そこに混ぜて貰うこととなりました。
この高校生バンドの活動は、まあそれなりにこなして楽しんでおりました。

そんなワシの元に、とある企画が舞い込んできたのでした。
それは、東京のお寺に就職したW師から
“勤めているお寺でチャリティーのライヴイベントを行うのだが
若者の馬鹿騒ぎだけで終わりたくない、
お寺主催だからお坊さんのバンドっていうのがあると助かるんで
何かやって貰えないだろうか”という依頼でした。




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【解説】
W師  〜 大学時代にバイト先で知り合った方。「愚痴1−6」を参照。

高橋 亮 ( たかはし りょう ) 〜 知り合った当時は彼は高校2年生。福岡出身で高校の寮に寄宿していた。
                       彼の事は多分、このコーナーでまた書くことになると思う。
                       高校卒業後、東京の芸大に進学したのだが
                       現在の消息は不明。誰か知りませんか?