バンドマスターの愚痴

その1 吾が音楽人生の巻

偉ぶったタイトルですけど、ま、ココに行き着くまでの経緯ということで。



その1の1、ラッパ時代

公に「音楽を始めた」のは小学校5年の時、学校の音楽の先生から「オーケストラに入らないか?」と誘われた事がきっかけ。

某公立(=国立)小学校(ま、宮崎で国立といえばココしかないんですが)
しかし、小学校だというのに、第一・第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、
オーボエ、クラ、ペット、ボーン、ユーフォ、チューバ、ティンバレス、シンバルといった、そうそうたる楽器群の立派なオケ編成でした。

当時、姉は宮崎市の「ジュニアオーケストラ」というアマ楽団に在籍してフルートを吹いていたし、
自分としても、音楽は嫌いではなかったデス。(但し、今でも楽譜の読み書きは出来ません)
で、当初シンバル等の打楽器をやる筈だったところが、ヒョンなことからチューバを吹く事になりました。
曲は、シベリウス作曲「フィンランディア」
どんな曲かというと、95小節からのカッコいいところが
映画「ダイ・ハード2」の終わり近くで、数多の旅客機が着陸してくるシーンで使われております。

2年目にはユーフォニウムという、チューバを少し小さくした楽器(音色はホルンに近いですね)を担当。
曲は「花の謝肉祭」(だったと思う)
終盤にユーフォのソロがあって、宮崎市の演奏会の時には大失敗したのを覚えてます。

で、中学に入学、野球部に入部するも、体育祭等の行事にはユーフォの助っ人に駆り出されてました。
高校は家業の都合(=後述)で和歌山の私学に入学。
当初、野球部に入部するも、長期休暇に帰省できない、との理由で退部。
しかし、野球は好きなので、ブラバンに入部し応援にまわることに。
ユーフォは先輩が吹いていたので、トロンボーンを吹くことになりました。

管楽器をご存知の方なら判ると思うんですが、吹き口の部分(マウスピース)の大きさが同じ位なら
大概の楽器は音が出せるのですよ。

問題は「楽譜が読めない」事。
これをどうやってクリアしてきたかというと、
金管楽器の場合、その音色を出すためのポジションというものがあるわけです。
バルブを指で押さえるタイプの場合ですと、
何も押さえない(開放)がド、1番バルブと3番バルブを押さえるとレ、ってな具合。
ボーンの場合は、朝顔の先っちょあたりが「4」として、もう少し伸ばした「6」がド、4がレ、ってな具合。
で、それを楽譜に書き込んでいくワケ。あとは練習して慣れるわけですな。

そんな吹き方だから、高校3年の時の課題曲の楽譜をもらった時「あ、こりゃ無理だ」とすぐ諦めました(笑)





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