09:個別活動

 さてさて、件の音楽サークル『ロックンロールハイスクール』ですが、実は発起人は20代前半の若者。
 事の発端は、某掲示板で『へたくそ集まれ!』というトピック。

下手糞すぎてメン募にも参加できないあなたっ!!


         私もなのです。


年齢、性別、職業、体形、ファッションそんなもん問いません。

ドラムでもギターでもベースでもサックスでもピアノでも
なんでも

音楽が、やりてえなあ・・・・。


スタジオ入りたいなあ。

練習しましょ、

上手な人も先生になって・・・。



デブではげ? PIXIESみたいで、かっこいいがじゃあ!


 こんな内容のトピックが上がっていました。
 このトピックがまだ立ったばかりの頃から、かなりの盛り上がりを見せて、そのとき、ZCREWの活動が止まってしまっていたため、おれはこれをもしも本当に立ち上げるのなら、やりたい、と思って、その発起人の彼にメールを送った。
 本当にやるなら手伝うよ、と。
 それがこのサークルの始まりだった。

 楽器を持って半年、一年未満、そんな子たちが集まって、20人以上でスタジオに入り、おれ達のようなバンド経験者は初心者に色々教えて、課題曲を挙げて、それを皆で練習してきたりとか、そんな活動が続いていた。
 メンバーは最高時で70人にも膨れ上がった。
 そして7月に、ついに、スタジオライヴをやろう、という話が持ち上がり、参加者を集い、バンド編成を開始した。
 全部で6バンドが出来上がり、おれと淳はもちろん別のバンドでそのスタジオライヴに臨むことになった。
 淳のバンドはバンド名が決まらず、4番目のバンドだったので『4』そしておれの参加するバンドは『カレーパン』と『DopeChicken』。
 参加メンバーが足りないので、何名かは2バンド掛け持ちということになったのだが、まぁ中でも年季のある人間だけが2バンドをやることになった。
 
 7月8日にそのイベントをやりました。(以下日記引用)

 決して驕らず、増長せず、真摯に今の自分の力を見つめて、一生懸命に練習するメインの参加者たちの姿勢は、はっきり言って、僕らバンド経験者がなくしてしまっているものだったと思います。
 特に僕のような趣味バンドを長年続けている人間には、様々な事を教えてもらいました。
 
 自分がどれほどに驕っていたのか、自分がどれほどにつまらないことにこだわっていたのか。
 自分がどれほどに一生懸命さをなくしていたのか。
 
 この件で確かにZcrew自体を犠牲にしてしまった部分は大きい。
 でもおれは、このイベントに参加できて本当に良かった。
 本来趣味バンドが持つべき姿勢を、本当に見直すいい機会だった。

 勝つだ負けるだ、あいつよりおれのが巧いだヘタだ、本当に下らない。
 楽しむために自分が努力する、彼ら、楽器を持って1年にも満たない人たちが見せてくれた姿勢を、おれは今後大切にしていきたい。
 見栄を張るだけのライヴや楽しくない練習なんかクソ食らえだ。

 自分が楽しむために何をするべきなのか、一つずつやり直していかなくちゃ、と。
 そう思いました。
(2006/7/8の日記より)

 ZCREWを続けるためにも本当に良い経験になりました。
 ほんとうにみんなありがとう!

 追記。
 スタジオDABOのスタッフの対応には本当にあきれた。
 実はこのとき、PA機材が新しくなったばかりなので、サービスでPAのオペレータをつけてくれることになったんだけれども、そのPAが本当に酷かった。酷いPAは今までにもいたけれど、今まで出一番酷かった。音はハウりまくり、おまけに音源は録音されていない、居眠りする、で本当にガッカリでした。
 結構長いことお世話になっているスタジオだったので余計にガッカリでしたね。
 初めてステージに立つ人が本当に多かったのに、その想い出が全部台無しになりました。
 Gore Nukeのナカジ(兄)さんがDVDでビデオを撮ってくれていたので、本当に助かりましたけれど。
 その直後、苦情のメールを何通送っても何の返事も来ないんですよ。
 結局前のニュースで書いた、Gore Nukeのイベント時に、ナカジ(兄)さんが直接スタッフに苦情を言ったら、迷惑メールと間違えて捨てたのでもう一回そのメールを送れ、って言うんですよ。
 そんな横暴がありますか!?本当に酷い。
 スタジオDABO、ガラパゴスを利用される方がいたら是非気をつけてくださいね。

20061223:たか