流れ星


ひとりの部屋でメールも来なくて
自分をちょっとごまかして
見たくもないのにテレビつけたりして
結局いつも間がもたなくて
メールを送信 「会いたい...」
狭い部屋に深夜のニュースが響くだけ

瞳を閉じても あなたが一番近くで笑っている

願いがひとつ叶うのなら 
どうか時計を巻き戻して
あなたと交わした約束が
ふわふわと空に浮かぶ

幸せだったふたりの時間は
あっという間に流れて
まばたきさえも惜しんだ流れ星
あなたがいないひとりの部屋では
時計の針が止まって見える

心を閉じても あなたが溢れてくる

願いがひとつ叶うのなら
十年先に連れていって
あなたと過ごしたこの季節が
素敵な思い出に変わるのなら
もう少しで電池が切れちゃうよ
こらえた涙が溢れてくる




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