苦悩の壺
苦悩の壺の底には
いちばん怖れ慕う存在がある
はっきりと誰かはわからない
実は想像上の自分かもしれない
弱さ 賢さ
一緒くたになって 素晴らしい笑顔を持つ
憬れの自分の姿かもしれない
諦めれば簡単 妥協すればすむこと
誠実でなくなれば上手くいくこと
その壺の冷たい水の中で永遠に
ぐるぐると交錯しながらまわっている
終わらせた事と今から始まる事
幸せと涙
言い表せない沢山のものが
苦悩の壺の底で 静かに待っている
自由に
自己実現と恋人
依存心と音楽
すべてがバランス。
あたしは自由だ
どこへ行こうとも 何をしようとも
ひとりで
好きなことを。
好きなときに。
論理なんて無意味だ。
何も確かなものなどないから
今は自然に気の向くままに
自由に
流れていこう
すきなところへ 気の向くままに
自由に 飛んでいこう。
失恋
満足でしょう あたしがいなくなって
声を聴いたら胸が痛い
会えばまた 優柔不断が横切るから
もう 話したくない
これは、私の本音
貴方のことを、ひとつの目でしか見ることが、出来なかった。
痛い思いの繰り返し
お互い壁を違う形で作り、無意味な言葉や態度を臨んだ
それならどうして
あたしが離れようとしたあの時、抱いたのよ。
会えばまた許しちゃうわ
求めて
求めて
また私の事嫌いになってゆくだけね。
壁はあなたが思い通りに壊した
安心して
もう会わないから。
満足でしょう あたしがいなくなって
かわいい女
男の人は好きね、かわいい女
貴方しか見てなくて、
依存心が強くて言葉を知らない
自己表現と我儘な気持ち
一体、何が何だか、わかんなくなったわ。
都合のいい存在でいてくれって
心なんていらない
近づかないでって言ったのは、
貴方のほうでしょう
私は 心の繋がりを 心底望んだのに。
他の女と比較しないで。
大嫌いな言葉
「お前よりあいつのほうがよかった」
貴方はあたしを傷つける事が大好きね、
今は、あたしと貴方の話をしているのに。
みんな消えて
消えて頂戴。
通 り雨
雨があがった
光が蒼く差し込んで
通り雨がスキよ
今日みたいに 寒い日はとくにね。
悼みが優しく近づいてきて
ウインクして 笑った
この体をそっと撫でて
甘い香りの 花をくれた
あたしはいつだって
その 熱いてのひらに 負けるんだ。
どんな形でもいいから、やさしくして。
通り雨がスキよ
夜明けみたい
今から 全てがはじまるんだ。
情熱
寒い日に あなたと街を歩いた
凍てついた心に そのつないだ手と
何も話さなくても通じ合う
情熱は
言葉ではない
その目をみるだけで何を望んでいるか
求めるものが同じものだと確認できる
情熱は
部屋でただ自分をさらけだすもの
体温を自ら上げて
お互いの奥底まで 知りたいと働きかけるもの。
あたたかさ やさしさ
滲み出る感謝の心
情熱は
お互いを許して
それから 高める
心を解放して
体と心が溶けてお互いの息吹が入り混じる瞬間
烈烈と
感じたい。
あなたの言葉
「自分の車で飛ばして道を走れ
何も無い場所に 自分で作り上げて
ひとりだけの 道を走れ。」
…難しいことは、わからない。
ただ 狂おしく愛する人がいる
たとえ 愛してくれなくても
別の形で繋ぎとめてくれているのがわかるから
感謝の気持ち
私はあなたのような
男そのものの、大きな力で包まれたことはなかった。
疲れさせて ごめんね
大切に想いすぎて、鉛に変わった
軽薄な気持ちは少しもなかったのに
貴方だけだと言えば 離れていく事知っていたから
どうでもいい可愛い人とも 一緒にいたんだ。
貴方の強い言葉 甘い眼差し
その肌の黒さと 低い声
ずっと胸の中で愛撫します。
あたたかな休日
風が冷たい
空も曇って
まるで 私たちを拒むような休日。
裸足で歩いて 途方に暮れても
自分の唄う声 耳に響くから
私はひとりじゃない
ひとりじゃない
こうして電話をすれば、来てくれる人がいる。
今日も笑って
また泣いて
時間を縮める
全身を相手に沈めて愛を見せる瞬間を見る
私はきっと、幸せだ。
光は自分で取り込むものね
貴方のいうように あたしはもう
誰にも依存せず 生きてゆこうか。
月夜
今夜中のお風呂
星がわらって 月が汗ばみ
私を守る
恋なんて小さなものか
不可欠なものか
どちらでもいい
今はただ
自然の大きな力に負けたい。
大好きな詩人の声
私の想いが 確立しようと膨らみ
いつも傍で ちいさな箱を大切に持つ者
永久に 私の中で息づく
生まれてきて よかった
疲れて人に敗れても
こうして 癒されるときがある
哀しいこころを持ち続けること
自分に生まれてきて よかったと
感じられる瞬間が こうして 在る