釜ヶ崎「寄ってき」まつりインフォメーション
寄ってきってなぁに?
「寄ってき」とは毎年5月と10月の連休に釜ヶ崎三角公園で僕等が練り上げているイベント名である。
釜ヶ崎とは、大阪市西成区萩之茶屋の一部の俗称、多数の日雇い労働者や野宿生活者の住む街のこれまた俗称。

この三角公園で、音楽や演芸、どれだけの舞台芸を披露できるか。

土地柄、演歌、懐メロ以外の音楽は、容易に受け入れられない。演奏中に野次や罵声を浴びる事もしょっちゅうある。
そんな街であえて自分達の個性を表現する事によって、双方の価値観、生活環境、好みの違い等を
認め合い交流できる事だってある。

出演者のジャンルや実績は一切問わない。
フォーク、ロック、レゲェ、落語、アマ、プロ、学生、色んな立場の人達が「気持ち」一つで集まってくる。
そんなメンバーがどれだけこの街に溶け込め、同じ感情を分けあえるか、いわば挑戦でもある。

そしてこの3日間のイベントはすごく面白い。
釜ヶ崎とそこを余り知らない人達の間の素敵な架け橋に、このまつりがなれば、
次の扉も見えたも同然なのである。

・主旨として
このイベントは釜日労、越冬実、文化班等の主催するイベントとは一切関係ありません。

その内容は「釜ヶ崎で面白い事をするから、出演者もスタッフも労働者も一緒に楽しもう」という程度のものです。

只、 そこから発生する「釜ヶ崎」と釜ヶ崎をあまり知らない人とのコミュニケーション、

偏ったイメージで見られがちな釜ヶ崎の明るく親しみやすい部分を体感して貰う場に出来るように願っています。

ボランティア 、慰問ではありません。
・出演者は 出演者はあくまでも自分の芸を披露していただきます。
土地柄、受け入れられ難い芸もありますが、世代、価値観などの違いを認め合う事から交流が始まると思います。
日頃自分の追及している芸を、その反応が正直に返ってくる釜ヶ崎で日常と別の角度から見直す機会になれば幸いです。
・創るのは出演者です

創るのは出演者です。
この企画は有料イベントではありません。
出演料無しでも出たい人はたくさんいますが、無償で働いてくれるスタッフは殆どいません。
出番に差し障り無い限り出演者がスタッフの仕事をします。
自分のお膳立ては他の出演者が行い、その逆も あります
。参加者それぞれが全員に感謝できるイベントにしたいと思います。

・出演条件 ・あくまでも手作りのイベントですから、事前のミーティングから、
機材搬入、舞台設営、ローディなどの仕事、打ち上げ(交流会)まで極力参加して頂ける方を要望します。

・実績、ジャンル等は一切問いません。当日手を抜かない人なら誰でも参加出来ます。

・運営費として1人(1組)1,000円負担願います。
これは、公園使用料、機材レンタル、景品代、宣伝費、他諸経費に使用します。