ロープワーク

直径9mm以上で、墜落時の衝撃を吸収するため強い力が
加わると伸びるもの、またはUIAA(国際アルピニスト協会連
合)の規格をクリアしたものをザイル(ロープ)という。8mm以
下は【補助綱】といい、荷揚げなど補助的な作業に用いる。

 
三つ打ちロープ
もっとも一般的なもの。ごく普通に見られる3本撚りのロープ。





八つ打ちロープ(クロスロープ)
編みロープ。三つ打ちロープに比べ捻れが少なく扱いやすいが、伸び縮みが大きく、価
格が高めなのが欠点。



12打
金剛打と呼ぶことが多く、8ツ打に比較すると、強力は劣りますが、擦れに強く、軟らかく
扱いやすいです。
素材としては、綿、ナイロン、クレモナが一般的です。





16打
芯なしタイプのものを特にスピンドルバンドと呼び、古くは紡績用に始まり、身近では手
芸・衣料にも用いられます。
スピンドルバンドは綿、クレモナのほか染色性の良いアクリル製のものも各色あります。



石目打ち 12打ちや16打ちなど、組み数が少ないもので使われる打ち方。


組紐はコードとも称します。
ロープが何段階かに繊維を撚り合せて作るのに対し、組紐は基本的には、
芯となる繊維の表面に、表層となる繊維を被せるように筒状に組み上げて
作ります。
2,3mm〜10mm程度の小径のものがほどんどです。ロープと言うよりは
紐に近く、あまり太いものはない。撚りロープと比べると、外観が良く捻れ
が出ないため、扱いやすい。

綾目打ち 組み紐の中でごく一般的なもの。例えば登山で使われるザイルや、インテリ
ア用の紐など。



金剛打ち 芯がなくても断面が真円に近く、耐摩性に優れる。


 
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