皿鉢料理
昔からお祭りや冠婚葬祭時の料理として下味に柚を使い皿鉢料理を
各家庭で作っていました。私の母も良く作っていましたがそれぞれ独
特の味付けがありました。器は有田焼か九谷焼の直径40p前後の皿鉢
を各家庭で所有していてサバ寿司、卵巻き、昆布巻き、海苔巻き、い
なり寿司がメインで伊勢エビ、貝、焼き魚、羊羹等と、その時期の旬
のものとしてメロン、スイカ、ミカン等を盛り付けていく。昔からの
皿鉢料理は寿司物がメインで作られていて杯を交わしながらバイキング形式で好きな物を小皿に取り食べる。
最近は家で作らなくなり仕出し屋に注文するのがほとんどだ。(最近の主婦は作れないのが本音です)。
写真は昔よく家庭で作られていた皿鉢料理の組み合わせです。
皿鉢料理
昔の皿鉢料理は寿司飯が多く盛りつけられていたが最近の仕出し屋
や皿鉢料理専門店が作ったものは寿司飯より海の幸や果物等が多く今
まで入ってなかった様なものも入るようになり、より豪華に変わりつ
つあるが寿司の下味に柚を使っている所は少なく味が随分違うが、と
はいってもサバ寿司(写真上方の姿寿司)は今でもしっかりと存在感を
がある。サバ寿司の美味しい食べ方は頭部以外の部分はそのまま食べ
頭の部分を焼いて食べると柚とサバと寿司飯が上手く絡み美味だ。
写真は仕出し屋&皿鉢料理専門店が作る皿鉢料理です。
鰹タタキ
豪快に鰹のタタキ一皿。タタキとは表面だけ火を通し中身は生とい
う刺身。春は初鰹、秋は戻り鰹、美味しい鰹は脂がのった秋の戻り鰹
の方で、作り方は1本の鰹を背とを腹に4節にして塩をなじませ串に
刺し18Lの灯油缶を利用しワラを火元に表面だけ火を通します。この
時の焼き加減が食味を左右します(写真下)。焼いた後、すぐに氷水に
浸け身を引き締め皿鉢に盛り付けネギとニンニクのスライスしたもを
添え出来上がりです。各店での独自の作り方があり味も食感も違ってきますが材料
の鰹の善し悪しによって食味は大きく左右されるので鰹自体の選択が重要です。
食べ方は美味しく食べる事が一番ですが、タタキのタレにワサビをきかせニンニク
のスライスしたものをタタキに乗せ食べるのが私は一番美味しいように思いますが
食べ過ぎる翌日ニンニクの匂いが消えなくなるので要注意。
刺身
今でもお祭りや冠婚葬祭でよく出てくる魚の刺身の盛り付けです。
内容物はカツオ、ハマチ、タイ、イカ、ネイリ等々、刺身にできる魚
は全て対象です。刺身醤油にワサビをたっぷりきかせ食べるのが美味
しく頂けるコツかも。また食べ方の一つとして刺身の盛り付けの土台
に使われてるツナ(大根の筋切り)を刺身と一緒に食べるのもあっさり
した食味がしていいものです。