〜2000/4




衛生対策否動機不純
手洗励行
00/04/22
私は外出して家に戻ったら手を洗う、トイレに行ったら手を洗う、食事を作る前には 手を洗う、というのが普通だと思っているのだが、周りの連中はそうでないらしい。 どっちがおかしいのだ?少なくとも、トイレ後に手を洗わない人は、あまりうちに 遊びに来て欲しくないなあ。

私の今は亡き母は、楽譜が読めないコンプレックスにより、幼稚園児の私を無理矢理 ピアノ教室に行かせたのだが、そのピアノ教室の先生がやけにキレイな人で。 嫌だ嫌だとダダをこねていた私もピタッと泣き止む。困ったところでマセガキ。 自分でも呆れる。タイムマシンがあるならツッコミ入れに行きたい。

その先生が 「毎日手を綺麗にしてると、ピアノが上手になるのよ」なんて言うから、 真に受けてやたらと手を洗いたがる習慣がついてしまった。 ピアノが上手になりたいのではなく、その先生の言うことだから守りたい。

それぐらい幼い時に強い思い入れや強烈な体験をすると、大人になっても守るものだ。 悪さすると鬼が出る、と言って怖がらせるしつけは、実は合理的なのでは?

そうか。遊佐未森を最初見て即ファンになったのは、この先生に似ていたからだ。 いつまでも引きずってるねぇ。


魔女伝説
00/04/10
「魔女」というと、誰もが気味悪く笑う老婆を想像するらしいが、私はピンとこない。 どうも年寄りからは「魔性」を感じないからだ。 「おばあちゃんの知恵袋」みたいな感じで。「魔性」は魔女には一番大事やからね。

私が中学生の頃、江坂のカーニバルプラザ (えらい華やかなレストラン+フリーマーケット)の入り口付近にクレープ屋があって、 そこの店員さんは、真っ黒いシャツ・真っ黒いロングスカート・黒くて長い髪の 色白の美人なお姉さん。でもいっつも寂しそうな顔して。それがアンティークなランプに 照らされた夜のプラザにとけ込んで。

彼女、実に魔法のように手際よくクレープを作るのだ。そして手渡すときだけ 「ハイ」と少しだけ笑顔。これがいい。少し。マクドナルドみたいに笑顔の安売りしない。 中学生でたいした小づかいのないくせに、私は連日通いつめた。お金がなくなると、 結構大切にしていた漫画本までも古本屋に持っていき、クレープを食べた。テレビゲームの ソフトも、中古屋に持っていったかな。とにかくクレープを食べた。

だが、ある時を境にそこの店員は、やたらサワヤカな声で「いらっしゃい!」と叫ぶ、 体育会系のお兄さんに交代してしまったのだ。浮いてる。この幻想的空間に現実を 押し付けられたようで、私にかけられていた魔法が解けた。

今になって思い出す。クレープの注文以外の会話は許されなかった魔女。 私に魔法をかけた(自己申告)あの魔女はどこに行ったのだろう。

この話の要点は、体育会系で鍛えた筋肉なら、クレープより重たいもの運べるだろ! ってこと。


00/04/07
平日のマクドナルドでは、チーズバーガーとなんもないバーガーが半額。 しかし私はこの2つ以外のハンバーガーを食べると、 必ずといっていいほど口やら手やらをベタベタ汚す。だからビッグマックとかてりやきとかは滅多に頼まない。

安物買いの言い訳。


00/04/06
大阪のうどんの特殊メニューに「スタミナうどん」というものがある。 これを注文すると大抵、天ぷらうどんの玉子入り、といったものが出てくる。 まれに肉うどんの玉子入りが出てくる店があったり、肉・天ぷら・玉子・とろろ昆布など 賑やかなうどんが出てくるところもあったり。

学食メニューに「コロッケうどん」というものがあった。これが意外にうまくて。 ニセ天かすとニセ山かけ。お腹いっぱいになるし。貧乏学生の救世主だったさ。お試しあれ。

英語の単位は「班を作って英会話、英国人の教授がその内容を聴いて点数をつける」と いうものだった。「好きな食べ物は?」の質問に、うどん・・・まあ麺類ということで 「ヌードル」。

「ヌード!? ハダカ!? ハハハハハハ!」
・・・この野郎。でも単位とれた。



00/04/04
鬚を剃るときには、前もってシェービングクリームを塗っておき、 剃り終わった後にはアフターシェービングローションなどを塗って 肌荒れを防ぐ訳だが、どうしてどいつもこいつも「ヒゲ剃り後の爽快感」 とかいって、やたらヒリヒリする成分(メンソール系?)が入っているんだ?

私は肌が弱いのでこういう「男の」とか「MEN'S」とか サブタイトルがついている連中と相性が悪い。

そこでヒゲを剃る時は、女性用の脚用シェービングクリームを使っている。 ヒゲ剃り後にはベビーローション。これどっちも使い心地いいのだが、買う時ちょっと照れる。

ちなみにシャンプーもベビーシャンプー。抜け毛が少ないが皮脂落とす能力も少ない。



00/03/29
ムシが嫌いで。もうホントに。 足って6つもいらんよ。 私が考えるに、ヤツラは 宇宙人ではないのか?
地球の進化の系統で、犬とか猫とかって、まだ祖先同じかな?って思える部分があるけど、 ヤツラ全く違うよ。 きっと地球に落下した隕石に、ヤツラの卵が付着して いたんだろう。

そうでなかったら ロボット
つまり、自己複製機能を持った有機体ロボット。フランケンシュタインも 筋肉で作ったロボットだし。 どんな動物(ほ乳類・は虫類・両生類・魚類・鳥類)でも 感情持っているように見えるが(表情に如実に現れるのは人間ぐらいだが)、 ヤツラ、何て機械的に動いているんだ!


もちろんゴキブリも大嫌い。故に、やつらにいい思いさせないように、 生ゴミは毎日ビニールで隔離し、ときおりバルサン絨毯爆撃(2日続けてバルサン爆ぜる)。

これでゴキブリの恐怖から逃れられた、と思っていたのだが、やりすぎはいかんね。 禁断の扉を開いたのか、さらなる恐怖を味わうことになる。なんと アルビノのゴキブリ発見!
真っ白なのよ。最初なに?と思ったけど、どう見てもゴキブリの姿している。 ヨタヨタ歩いてて。当然昇天していただいたが学術的にはどうなんだろう。貴重なのか?

これだけでは終わらない。 うちは寒いのかしら、炊飯器で御飯を炊くと、その下に固まって暖をとっている。 そこで、当初は頃合を見て炊飯器を持ち上げ、残酷新聞紙連打地獄を浴びせてやってたのだが、
ある時を境にして、炊飯器を持ち上げてみるたびに、 ちぎれたゴキブリの足だけ置いてある!

これちょっと恐くない? なんだか私に対してゴキブリが「呪い」でも かけたのかと思って。触媒に自らの足を噛み切るゴキブリ・・・
キノコを育てる蟻がいるぐらいだから、 まじないを唱えるゴキブリだっているんじゃないかと。


00/03/12
恐い話といっても、別に体験談などではない。このところホラー映画をなぜか立て続けに見た。 「ブレアウィッチプロジェクト」「催眠」「富江」「うずまき」などなど。 邦画は「リング」の影響か、ホラーがやたら多いよな。 貞子、原作の小説では美人じゃなかったっけ?
「ブレア〜」は迫真の演技で「これ実話?!」と思わせるほどのデキ。特撮なんてなくても、 気味の悪いものは作ることができるいい例。


実は、心底恐ろしい思いをした物語は、小学校低学年のときに見た「まんが日本昔ばなし」。 この文部省も御墨付きの番組で、すさまじく恐い話が放送されたというのに、周りの人間に聞いても、 誰も知らないという。しまいにねぼけてたんだろ?と言われる有り様。

老人が縁側で過去の思い出話をしている。どうも「雪女」を裏切った、という話らしい。 どういう経緯か憶えていないが、雪山に追放した娘が、その怨念から雪女に化けた、 ということらしい(だったと思う)。 その村の男達10人ばかりが、狩りかなにかで雪山に登り、夜、山小屋で眠ることにする。 一人の男(語っている老人)がふと目を覚ますと、雪女がいつの間にか忍び込んでいて、 次々と、男達に口づけをするような格好で 舌をむしりとってクッチャクッチャ食べているのだ
みんな口から血を流して死んでいる。自分が最後のひとりだ! そりゃあ男は寒さもこらえて飛び出して、慌てて山を降りるさ。

老人、語り終えてふぅと一息。すると、話を聞いていた女はおもむろに老人に近付き 「やっと見つけた」・・・老人、口元血まみれ、縁側で動かない。

救い無さ過ぎ!
小学生の私が生まれて初めて目の当たりにした「バッドエンド」。
「まんが日本昔ばなし」は決して「ほのぼの」「子供向け」「予定調和ハッピーエンド」を モットーとした番組じゃなかったんだ。おとぎ話は残酷なもの。 グリムもアンデルセンも日本の民間伝承も。


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