2001/12


01/12/25

22日のステージはつけ刃焼きで「きよしこの夜」ジャジーアレンジなぞ演奏したのだが、そこそこうまくいき久々にうまい酒。

ちょっと前に免許更新に行った訳で。遅れてセンターに到着したところ、すでに写真撮影所には長蛇の列ができていたのだが、なんか無事故・軽違反の優良運転手、ということで居並ぶ人たちをしり目に撮影、別室に呼ばれ数分間「駐車違反はいけませんよぅ」ってなビデオを見せられたあと、あっさり免許証をもらう。

優良ったって、車に乗らなきゃ違反の起こしようも無いわけなんだが。

ちなみに私の違反は原付で進入禁止区域を走った、というごく軽いものである。

あれは夏も終わりに近付き、夕暮れ時に強い陽射しが刺すものの、 涼やかな風が寂しさをかもしだしもする頃。
私は原付で大阪は谷町筋、という道路を走っていた。 ここは車線も多いし道幅も広いし、加えて十字路に差し掛かる直前に 突然プチサイズのトンネルがあらわれる!2つも!

信号待ちをしなくてもいいのだが、加えて夕暮れになるとひどく幻想的な光景。 こりゃくぐるっしょ?
しかもプチトンネル2つもくぐった後には、淀川をこえる やたら弓なりのロング高架橋「天満橋」が待ち受ける!!

そりゃもうアクセル全開で走りぬけるさ
「原付進入禁止」の標識なんて目にはいらないさ

ブルーカード所持なのでスピード違反は不問となったが、でも納得いかないなあ。


アシュラ
みんなはインド映画を知ってるかい? ジャンルは「マサラムービー」と呼ばれていて、 いわゆる「ミュージカル調でハッピーエンド」が決まりごとなのさ。 ストーリーにも決まりごとがあって「カースト制度で身分違いの恋をした二人が、周りの反対を押し切って結婚、シアワセになる」というもの。それを念頭に置いてこの映画を見るべし。

ヒロインは金持ちの富豪の息子に気に入られ、つきまとわれる。 何度追い払っても懲りない富豪の息子。勝手に結婚の段取りをして母親と共に家に押しかけるが、 なんとヒロインとその同僚の結婚式の最中。 富豪の息子は「僕のものにならないのなら壊してしまえ」という金持ちに有りがちな行動をとる。

富豪の息子、ヒロインの夫を殺害、強盗の仕業に見せ掛ける。金の力で警察もいいなりだ。 おまけにヒロインは殺人犯として刑務所に入れられる。心の支えの娘は飲酒運転していた富豪の息子に はねられて死亡。悲しみを乗り越え、お腹にいる夫の忘れ形見のために生きようと決心するが、 刑務所の所長に見せしめ体罰を受けて流産。ベタなぐらい不幸ラッシュ。

ここから復讐が始まる。刑務所長、義兄、警部補・・・ 基本的に撲殺。 ダンスで培ったバネを活かして殴る。復讐相手を血の海に沈めるまで殴る殴る。 時にはナイフなどを使うが、あくまで戦意をそぐだけ。とどめに殴る殴る殴る。 今も根強く残るカースト制度の男尊女卑に虐げられるインドの女性はこのシーンでうっぷんを 発散したのだろうか?

前半は一見コメディ。つきまとう富豪の息子の「♪恋をしたのさ〜」「♪あの星を手にいれたよ〜」というキテるミュージカル(公道で走る乗用車の屋根で踊ってる!)や、ヒロインのダンスなど。

だが後半の伝えたいことを過剰なぐらい大袈裟な描写で過激に表現するさまは ものすごいエネルギーを感じた。ミュージカルだからかも知れないが、小賢しい表現はなし。 「えぐいな〜」と思いつつ「インド人はこのシーンでなんて思うんだろう」と二重に考えさせられたり。 この映画がインドで作られた、という事実に意義があるんだな〜とか思ったり。

しかしヒロインは後半ものすごく美人になる。刑務所に入れられて以降、化粧しなくなるのだが、 インド独特の顔をクドくする化粧方法が、 彼女の魅力を半減させていたのか?


01/12/16

随分と前から、大阪の地下鉄のアナウンスは平野文 (うる星やつらのラムちゃんですな)が喋っていると思われるのだが、 周囲の人間の賛同が全く得られない。幻聴?

ふと思い出す。大学で心理学をすこ〜し習っていたような気がする。 「メサイヤ・コンプレックス」。救いを欲する人ほど、他人の世話を焼きたがる、というケース。

最初の段階では、何かの拍子に人の手助けをして「ありがとう」と言われたとき、 お礼を言われることにより、自分の存在価値を見い出し、助けた方が救われる、 というもの。

これが進行すると、 「他人にお礼を言われたい欲求」 が肥大して、

お礼を言われたいがため、頼まれてもいないこと・相手が望んでいないこと(むしろ迷惑な場合もあり)を勝手に手助けと称して実行 する。

本人は「感謝されること」だけを期待 しているので、迷惑である旨を告げられても理解できない。なぜイイコトしたのにこの人はお礼を言わないのだ?、ってな具合。

うちの母がこんな人で。「洋服ダンスがいっぱいだから、入れ易いように服を捨ててあげたのに、なぜ怒るのよ!」
そりゃないよママン。


01/12/8

ここんとこテレビも見ず新聞も見ず歴史小説は読む、なんてことしていたが、久々にニュースなど見ると、
雅子さまご出産&命名「愛子」
とか
野村沙知代、逮捕
などと 世間は明るい話題で持ちきり なようで。
と油断していたら「ダンボールハウスガール」も見逃す。もう自己嫌悪。

大阪・梅田・北新地 という、まあ高級クラブ街でプチライブなぞ参加させていただいた訳ですが、 いっちばん自信のあった曲で、いっちばん大事なところで、サビの歌詞を忘れる、などという、よもやのおっきなおっきなミスをしてしまい このところ現実と夢の境をフラフラしているisami氏。

ふと鏡を見るとほのかにニヤけていたり。 人間、あんまりショックだと、脳みそ守るため
ファンシードリームモードに突入 するんだね。

というか、私のリミット低すぎ。


01/11/24

ライブが終わって燃え尽きたのかしら、脱力感にさいなまされてぐんにゃりしていたら、「贅沢な骨」は見のがすは、なにやら目は見えなくなるは大変。 メンバーのつてでメガネ購入。おお世界が輝いて見える。なにを見ても楽しいぞ。ラウンジの看板もゴミを食べてるノラ猫も。

なにやらスーパーで、容器がヤクルトのそれによく似た飲料で 「天然水仕込みのクロレラ」ってーのをみつける。ヤクルトより安く、ヤクルトより本数が多い。

こいつもウリは「なんとか菌のチカラで胃とか腸とかの働きがシェキナベイベー」という感じなのだが、

そういう飲料は キチンと工場蒸留水で作れ。


01/11/09

(男性用の)床屋さんがよく使っている、シャンプーの時のあのまーるい形のクシは「コーム」っていうのか。100円ショップにて2つ入りで見つける。ツインコーム。こりゃ気持ちいい。その為か床屋に長いこと行かず髪の毛は伸び放題。

寒くなると髪の毛があったほうが寒さしのげていい、と思っていた。しかしつい伸び放題にいたたまれなくなり冬の散髪を敢行するが、むしろ、なぜか風邪をひかなくなる。
実は私は毎日シャンプーするのが習慣で、加えてドライヤーを使わず自然乾燥するのも習慣なので、髪が短い方が乾き易く、風邪をひかない訳だ。

今まで自分だけの常識、と思っていたことを次々に裏切れば面白い発見があるかも。


01/10/31

新居昭乃嬢もオススメのロシア映画「不思議惑星キンザザ」を観る。 これだけヘンな惑星に連れてこられたのに動じない社会主義魂。

ボランティアの動機はすべて清らかでなくてはならないのか?
何十年も前からあれだけ全世界から募金つのって、まだ救えてないよ子供たち。 「あなたの思いやりが救う」とか「子供達に明日への希望を」とか、そういう言葉の限界なのでは?

それならウケるかウケないか分からんようなオブジェ作成に消耗されている企業の広告宣伝費を救済に当ててはいかがだろう!? という訳でこんな広告代理店とかどうだろう。

スポンサーの社名ロゴの入ったジャンパーを着て難民の子供達にゴハンを配る キャンペーンガール。 衣装も白熱してしだいに こんな ふうや あんな ふうになってくる。いいことではないか!

衣装代を救助の費用にあてろ、とか言われそうだねえ。まあそれはそれ。 まあ商品売った利益を難民救済に当てている、というなら、私なら許す。

動機はどうであれ、難民を救う、という結果が得られる。

そう。結果良ければ全て良し、という考え方なのだ。だから ライブが良い思い出になったらオイラの演奏間違いも良しとしてよバンドメンバープリーズ


01/10/26

新居昭乃とクラムボンの新譜を購入。昭乃嬢は抜群だがクラムボンの変貌にやや戸惑う。 ちなみに変換すると「暗む盆」。やっぱことえりバカ。

映画館に行くのが好き。CDを買うのが好き。 しかしレンタルビデオとかレンタルCDとかで済ませればいいじゃないか、とかいう人がいる訳で。

「映画は1800円だけどビデオは300円ぐらいだからゼッタイオトク」 それは 尺度を貨幣単位でしか図っていないから そう思えるのではないのか。

私にとっては、巨大なホールで巨大なスクリーンを大勢の人間が一同に会して映画を観覧する、という事象がとてつもなく非現実的で別世界の出来事のように思える。そんなファンタジー体験が2時間も楽しめるのだ。これで1800円なら払うさ。 ビデオで観ても同じ2時間という時間は消耗しているのだ。

レンタルCDをながし聴きして、これはいい、これはダメ、と単純白黒批評する人も嫌だ。 大勢の人間が一つの作品を作り上げたのだ。 どんなコンセプトで届けられたのか、ちょいと知ろうと自発的になることが、ひいては想像力や「アートを楽しむ感覚」を養う源になるのではないか。

借りたレコードならそこまで思い入れは出来ない。 故に「鑑賞する感性」が得られないから冒険しなくなる。 もっと自分を高揚させてくれるもの、高めてくれるものがあるかも知れないのに。

払った金額が安ければすべて得、なのだろうか。

例えば、 奮発して千円札を燃やしてみる。 貨幣を燃やすのだ。それをじっと見つめていれば、なんとも背徳的な気分に・・・いや、果たして金に執着して金を大事にしすぎるのは道徳なのか?親から「お金は大事にしなさい」と教育されたから背徳的な気分になるのでは?犯罪を犯さずして犯罪者の気持ちが体験できる。
あるいは、簡単に燃やしてしまう、粗雑に扱うことにより、信じきっていた価値がもろいことを知ることで見えてくるものもあるのではないのか?

こんな自問自答で何かを得られれば、千円のカウンセリングを受けたぐらいの価値はあるのでは。灰になった千円は決して無駄ではない。まあ千円札を燃やすショーの入場料が千円だと思えば。いやこれはちょっと違うな。

むぅどうも最近混乱気味。まあ緩急つけて金つかえってこったね。


ジャムおじれ!
01/10/03

映画館の窓口で 「千とチズル(誰?)の神隠し」 と言いそうになり、あわてて 「千と千尋の大冒険」。
ダメぢゃん。千と千尋の神隠し、ですね、ハイ。

ロックバンドの人が「ジャムる」とか言うてはる訳ですよ。 ギターのジャミングアームともニュアンスが違うもので訊ねてみたところ、
「え、知らないの・・・(ふふん)」

しがらみの多いクラシック音楽。
「アンダンテだよ。え、知らないの・・・(ふふん)」
そのしきたりに縛られないジャズやフュージョンやブルースやロックが派生するわけだがそのロックでもしきたりが!?

「専門用語を作る」ってーのは、意思疎通を容易にする、という目的よりも 特権階級意識を味わうためにあるんだな。

と、自らの勉強不足を言い訳。


01/09/19

「式日」の藤谷文子が深夜のTBSのバラエティーに。たっぷり嬉しく、ちょっぴり寂しい。

OS : Windowsで言語は「VisualBasic」「VisualC++」
OS : ASPENで言語は「COBOL」
OS : MacOSで言語は「PERL」
などふれてきたが、

携帯電話、操作わかりません。

加えて、

携帯とPHS、違いわかりません。

つい最近やっっっっと手に入れたのだけれども、 なにかブザー(着メロ?知らん。)が鳴るたびにドキドキ。 こりゃ確かに ペースメーカーでなくても、心臓に悪いぜ。


01/09/15

肯定するわけではないんだけどね。

母の命日も近いので、久方ぶりに実家に戻り妹とテレビなど見ていると突如臨時ニュースでアメリカの貿易ビルの悲劇が。大規模テロ。

自らの死も厭わずに盗んだジェットでカミカゼアタック。 そりゃもうテレビにくぎづけさ。

「絶対に許すまじき行為です!」とトップの方はのたまってらっしゃったが、 大統領選挙の票欲しさに、中近東を平気で爆撃 したり、ことあるごとに輸出入でこれみよがしに制限をかけたりするのはいいのかい? 自らの命とひきかえにまでして一撃を喰らわせようと彼等を思いつめさせたところでは。

報復、それに対してまた報復・・・終わらないのかねえ。


01/09/04

↓8/12日のライブの様子がここに。
<Found Myself>

↓トップはこちら
<Livehouse : Monster Gate>

しかしひどい写真映りだ。まったくモンスターにされちまったぜ。 しかもみんな本名。

うちの電話は壁掛け電話。ふと液晶パネルを見ると見慣れぬハートマークが点滅。 なんじゃこりゃー電話がオイラにジュテームか!?とか思ったり思わなかったりしつつ 説明書をひっぱりだして紐解くと、

「ボディーガード機能」電話がかかってくると「あなたの通知番号をダイヤルしてください」とメッセージが流れ、一定時間内にプッシュしないと切れるせっかちな機能。しかも軽く触れただけで作動する仕組み。受話器を掛ける拍子にうっかり触れてしまったらしい。

道理でこのところ誰からも電話がなかった訳だ・・・。


01/08/22
ライブ用に電子ピアノを大阪から神戸まで移送。 電車で。
筋肉痛が一週間も。

私が根拠もなしに勝手に妄想して作った説ですが、 まあそのー、とある空間があるわけですよ。空気のように目に見えないのに存在する空間が。
それはある特定の周波数に非常に影響を受けやすい、加えて影響も与える、という空間。

そんでもって、「生き物の感情」というヤツには、低周波なりなんなりのパルスがあるのではないか、感情の動きにより、その周波が発生されているのでは、などと思ったり。

その空間の存在と、空間と感情の周波の一致が、今回のいんちき学説の前提だったり。 人のココロが読める人なんてーのは、この空間の波動の動きを察知できる人ではなかろうか。

人が死んだりする瞬間には、なにか強烈な感情の波動が発生して、その時、 なにかしら強く強く強〜く思うことがあると、その「感情周波数に影響される空間」に キズが入ったり入らなかったり。当然「末代までたたってやる〜」などとウラミたっぷりにお亡くなりなされたときにゃ、そのキズの深さは尋常ならざるものになるのもいたしかたなく。

感情に影響を与えたり与えられたりする空間のキズだから、当然近づいた人間の 心理状態にも著しい圧迫感を与えたり。そういうのに敏感な人にはヘンなものも見えたりするかもね。

これが幽霊の正体ではないかと。


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