2008


08/06/21

キャンドルナイト。 文明に浸りきった生活に警鐘を鳴らすべく、 文明の灯りを消し、ロウソクの炎だけで過ごす夜。

昨年に続き「猫町」にて。雨も止んで丁度良い塩梅。 文明から解放された原始の灯りの中で、大勢が集い酒を酌み交わし 音楽を堪能するのだ。

私も数曲ピアノ演奏させていただいたのだが、 この日はピアニスト紗殿が病欠。 テーラー殿・東子殿・さわちゃん殿の即興演目に、 リジュリドゥのハクさんと共に急遽参加させていただく。

即興コラボって経験が乏しかったのだが、 そういや即興ミュージカル風味なことをフク殿達とやったなぁ、などと思い出し、 「静寂」をテーマに鍵盤を撫でる。

いやはやなんか楽しくやらせてもらえました。 方言が入り混じった声、ささやくような声、叫ぶような声、大地の息吹のようなリジュリドゥ。 それらに反応して鍵盤を紡ぐ。ストーリーの無い物語が幽玄な蝋燭の明かりのなか紡がれていく。 楽譜だの音楽理論だのの介入を許さない世界。ハートの世界。

大変楽しく貴重な経験をさせていただき、まったく皆様には感謝です。ありがとうございます。 この日は異国のブラザーも観客としてきており、 猫ママのイングリッシュカンバセーションも堪能。通じるのさ。 結局ジオスだのノバだのではなく、ハート。

写真はギャラのカード。綺麗。


08/06/14

翌日はソフトマシーン。チノペペでハロウィンライブをやって以来。 わじゅ殿に呼んでいただいたのだが、 先日のサンホールでエネルギーを相当消耗しており、 ふとんから出るのすらひぃひぃ。 襦袢が乾いてないので、とりあえず現地で和装に。

常設の電子ピアノはペダルが故障、ということだが、 与えられた環境で常にベストを尽くすのみ!とビールでテンションは上昇。 久しぶりに「完全なる病棟」。しかし途中で曲のコードが頭も体も忘れる、という自体。 何食わぬ顔でプチアカペラで続ける。こういうとこ闇色さんの強さだ!

この日は共演のかたがたみな個性派揃いで、客として楽しむ。 アングラ劇団の方がアドバイス下さって誠に感謝感謝。 わじゅ殿に連投のゆえ殿に、ソフトマシーンの皆さんにありがとう。


08/06/13

久しぶりにサンホール「ピアノのある時間」。 お昼に練習でスタジオへ。一回通してエンジンがかかったので練習終了。タマシイをキープしておくのだ。

さて今回も開始時間が近づくにつれ緊張するはずなのだが、なんかしかしいつもよりほわわんな感じが。 いつもは緊張が頂点に達して居直りパニック状態になると闇色さんが降りて来るのだが (闇色さんは大変な自信家で人前でも臆したりしないが、代わりに歌やピアノもよくトチる) 最近どうも演奏開始数分後にしか降りて来てくれなくて困り者。 自ら「闇色さん風の演技」をしながらステージへ。

今回の演目は「星座をつむぐ者」。 夢で見たひとつの情景にいろんなものをつぎたしたもの。 黒いおとぎ話のつもりです。 精一杯やったので、というよりいっぱいっぱいなので記憶があまりありません。 振り返ってヒトリ反省会をすべきですが、 撮影してもらったDVDを見る度胸がない有様です。チキンです。塩にしますかタレにしますか。

ご観覧くださった皆様スタッフの皆様にはまったく感謝しきりでございます。 打ち上げのタコヤキを食みつつ梅雨時に奇跡の晴れの夜は更けるのです。


08/06/08

さて京都嵐山。ライブレストラン「音や」(神戸の音屋とは違う)で YUE殿のランチライブ企画、略してランラン企画(勝手に命名)に。

折角なので着物・・・と思いきや、帯が見当たらない。 うう、着物挫折か、否、それでも着ることに意義がある!と腰紐だけで外へ。うう恥ずかしい。

大阪に着いたのでとりあえず阪神百貨店へ。 もう高くてもいい!覚悟を決めた!と呉服コーナーへ行くと、男物で千円の帯。ええっ?! ああありがとう阪神百貨店。偏見持ってたよ。

さてなんとか嵐山。少し遅刻気味で到着。 この日はYUE殿はじめ・調子全快気味のORIE殿・黒いお唄のお兄さんサフラン・日本人だけどダニエル氏。 オムライスなど食みながらうっとり聴かせていただく。あっという間だがゆったりで時間を愉しむ。

なんだかんだでサフ兄とYUE殿と夕暮れが来るまで嵐山を堪能する。 絶景でありました。 チンチン電車の嵐山駅の異様な豪華っぷりに衝撃。


08/06/03

中津の絵本喫茶「ペンネンネネム」。もうその肩書きで背広族昼飯躊躇対象。 今まで気になりつつもスルーしてきたのだが、好奇心抑えきれず店に入ろうと。 嗚呼!引き戸か押すのか引くのかも分からん!

入ると突然森が!いやこれ本当。アーチ状になってて、それをくぐると白色系の店内へ。 棚には絵本や輸入雑貨。オドロキと軽い目まいに似た興奮でフラフラしていると、 挙動不審振りに警戒モードを発令対処気味な店員さんに窓際の席を案内される。

この窓際がまんまベランダで、観葉植物の楽園になっていて。 頼んだメニューは「アボガドサラダプレート」。

そんでやってきたのが大皿から溢れんばかりの、もはやサラダなのかという合成、もとい豪勢ランチ。 ビーンズ&チキン&アボガド&トマト&草。 いやー美味い。アボガドのとろけ具合は中トロに通じるものがあるねえ。

喧騒そっちのけでリラクゼーション。 BGMの大正九年が不思議とマッチするメルヒェン空間。


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