+++
未完成
+++
翼を広げて飛ぶ紙飛行機が
狭い教室を抜けて空へ飛ぶ
思い付いた一節の言葉を
教科書の隅にとっさに描いた
良いことと悪いことが交互に
まるで波動のように押し寄せる
こうして過ぎる毎日だけれど
きっと上手くいくと信じていた
ゴミ箱に積もる紙屑たちが
僕の中途半端のバロメーター
沢山の物に手を伸ばして
結局完成しなかった作品
by NAO
+++ back +++