佐木島 芋観音・安楽寺・寺山の三十三観音
広島県三原市
ここでの内容は個人的な感想であり、効果・効能を示すものでありません。
因島 白滝山からみた佐木島。↓が寺山。
【2014年2月現在】 【芋観音】
芋観音は磨崖仏(まがいぶつ)で、そこにお堂を建て、保護されている。以下の「寺山の三十三観音」のルート上、地図の中央にあるが、現時点では道が廃れており、三十三観音を見て周るのは困難。安楽寺の北側からの逆ルートだと、芋観音までは比較的道が残っているので、たどり着くことはできる。
安楽寺(四角囲い)の東からお堂(丸囲い)を見る。
お堂。右の赤丸が二十五番?あたりの観音様。
【安楽寺】 山門は三原城から移築されたものとの案内板の記述がある。
下記の「寺山の三十三観音」は境内の左、写真の旗指物の方の奥に進み、墓地を左に少し登り、折り返して写真中央の竹林の中に入っていく。その最初の折り返し点付近に、カマボコ板サイズの方向指示板があるが、他には順路を示す標識はない。
【寺山の三十三観音】 港の待合所に置いてあるパンフレットによれば、「天明の大飢饉(1782〜7)の際、有志が一躰づつ(ママ)三十三躰の石仏を造営安置したものです。」とのこと。佐木島南部にある「観音さん」(太平山の近くにある三十三観音)は昭和3年建立のようなので、歴史的な価値はこの、寺山の三十三観音の方があるかと思われる。 青色はおよそのルートを示す。ルート上には急勾配を登る九十九折の道もある。ルート上の○は観音様の位置を示しているのではない。 ルートについては「安楽寺」のところにも少し書いて置 いた。ルートは最初の尾根のところが重複しているが、寺山からの下りのルートは芋観音のお堂の北側であるかもしれないが、今回は時間の余裕がなく確認できなかった。 緑で囲んだところは竹林であるが、この部分は倒竹が多く、また道の多くは崩れて無くなっているので通行は非常に困難。地図上の峠(竹林の上端)を目指して進めば、そこから先は尾根付近を捜して行けば、登山道らしきものがところどころ残っている。 竹林の中の観音様は数体が残っているだけで、番号が欠けているものは竹林の崩れた土砂の中に埋まっているものと思われる。 竹林の他は、比較的数が残っているが、全部は揃っていないので、やはり土砂崩れでどこかに埋まっているものと思われる。 1780年代のものにしては、竹林の中に置かれたものなど、風化があまり進んでいないものも多く残っており、再び順路が整備されることを望む。
あいにくの霙交じりの雪の天候だったため、カメラが濡れては困るので、写真に撮ったのはこの観音様だけ。
同行したSさんからいただいた、寺山山頂の写真。
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