因島八十八ヶ所霊場 詳細地図付き
『お大師さん』
因島 八十八ヵ所
(因島・島四国八十八ヶ所)
※2003年11月現在の様子です。
『島四国』というのは、阿波の遍路や弘法大師で有名な四国八十八ヶ所霊場(全行程約1,400km)を、ひとつの島の中で再現したもの。
『写し霊場』という言い方もあるらしい。
札所の表札を見ると、正式名称は『因島八十八ヵ所霊場』のようだ。
地元では、『島四国八十八ヵ所』とか『因島八十八ヵ所霊場』と云わず、『お大師さん(おだいしさん)』と呼ぶのが一般的かと思う。旧暦の3月20日に『お大師さん』 と呼ばれている行事が行われる。『お遍路さん』のことである。この日に周ると、お堂を守っている地区の住民がお茶と菓子を用意して、『お接待』をしてくれる。 また、このお堂のことも『お大師さん』と呼ぶ。
因島(約84km)に限らず、隣りの生口島 ・岩城島・生名島・弓削島・・・魚島など、有名なところでは小豆島(約150km)、大島(約63km)などの瀬戸内のたくさんの島に『島四国』はある。 瀬戸内海を中心に、九州、山陽、近畿、あるいは中部地方などにも広く分布しているようだ。 島四国八十八ヶ所を周るには、歩くのが一番だ。順路は歩きを基本に考えられて道標が立てられており、また順路には人ひとりがやっと歩けるような狭い道とか階段、急勾配の道なども含まれている。さらには、遍路の季節には整備されるのかもしれないが、普段は人が通行できないように草ぼうぼうで通り抜けできない道もある。
楽して気楽に周るには原付バイクが良い。かなりの順路を原付で走り抜けることができる。
車で周ることもできるが、車の大きさ(軽自動車、小型普通車、普通車、・・・)によって通れる道、通れない道があり 、また駐車場所に苦労するところもある。
途中、どこにあるのか分かりにくい札所が何ヶ所もある。基本的には順路どおりに歩いて周るのが、「へんろ」と書いた石の道標とか、あるいは案内札などが立っていて分かりやすいが、車とかバイクだと順路どおりに通れない道も多く、探して周るのに時間がかかり、根気も必要だ。
私の試算によれば道順が分かっているとして、原付バイクを使えば全行程を周るのに、どうしても歩かなければならない坂の昇り下りとか、スタンプを押す時間を含めても、8〜10時間で踏破できるのではないかと思 う。 交通手段を ・車(中小型普通車) ・軽(軽自動車) ・バイク(原付) ・歩き に分類している。ただし季節によっては小型普通車あるいは軽自動車でも、車体に傷をつけるように木や草が生い茂って細い道もあるので注意。 地図でPとあるのは駐車場で、中小型普通車であればそこまで行って駐車することができる。 |
因島の島四国八十八ヶ所・八十八ヵ所(WEB検索) ○備後ネット 『因島八十八ヵ所霊場』 (各札所の写真あり)
○愛媛県大島では文化年間(1804〜18)から四国八十八カ所を模した島四国八十八カ所が開設。
○明治41年(1908)に88カ所を霊地として「島四国88カ所」が開かれ,札所が設置されています。
○「せとうちタイムズ」 島四国八十八ヶ所ラリー のんびり探しながら晩秋路のお遍路さん
|
ミニ・パック版(2001.11.20)
(右クリックで「対象をファイルに保存」)
大きな写真・画像を含んでいない一括ダウンロード版です。
2万5千分の1
順路地図
(右クリックで「対象をファイルに保存」)
(画像の尺度は2万5千分の1とは異なります)
2万5千分の1 白地図
因島 白地図 (2003年)
(右クリックで「対象をファイルに保存」)
2万5千分の1 色地図
因島 地図 (2009年)
(右クリックで「対象をファイルに保存」)