知っているギターコードの数?

ここでの内容は個人的な感想であり、

効果や効能を示すものでありません。


何度か人から「たくさんのコードを知ってるね。」と言われたことがあったが、ちょこっと首をかしげて、それから苦笑いしながら「いえいえ。」と返答。

 

実際のところ、知っているコードは(ポップ)ギター中級者よりは知らないかもしれない。ギター暦は長いから、当然のことながら初心者よりは知っていると思うけれど、中級者には劣る かもしれない。

 

ギター」のところで書いたが、ギターの出発は事情があってクラシック・ギターから。

 

クラシックギターにはコードというものはない。あえて示せば個々の音に対して何らかのコード、あるいはコード進行を割り当てる(アレンジする)ことはできるのかもしれないが、本質的には五線譜通りの演奏をすることに尽きる。

 

そういうことがあって、新しい曲に取り組む時、音源とコード譜が揃っていたとして、まずは音源に合わせてコード譜のコードを押さえてみるが、コード進行に合わせてコード・ポジション(コード・ダイアグラム)は一般的なものを変形しながら使っている。

元は一般的なコード・ポジションではあるが、部分的に省略したり、経過音を入れたりすることで、元のポジションからは変わってくる。

 

アコギでの一般的なギターコード、そしてその押さえ方で押さえて弾くという習慣がそもそもない。

 

で、演奏で覚えるのはコード名ではなく、その時々の変形した左手のポジションであるので、例えば「どこそこのフレーズのコードは何?」とあとから聞かれても、答えられないことが多い。

 

クラシック・ギターから始めたこともあって、曲をコードで覚える習慣が身についていない。

もちろん、ごくごく一般的なコードで書かれたコード譜であれば、初級卒業の人と同程度にコード譜を見ての演奏はできるが、ちょっと見かけないコード名だと知らないので、ネットで調べている。

 

演奏の場に持ち込むのは最終的にはコード譜なので、変形した新たなコードの名前を調べ、それをコード譜に書き込むことはするが、演奏ではそのコード名でポジションを覚えているわけではないので、コードの知識が増えることはない。