PAもろもろ

ここでの内容は個人的な感想であり、

効果や効能を示すものでありません。


  《ミニメモ》  
 

○キーボードのPHONE/RECOUT(フォーンジャック)をギターアンプのINPUTLOWに入れて鳴らすことはできる。INPUTHIGHだと歪が大きくて駄目。GAINが付いたギターアンプの場合はGAINを1か、それ以下にするとひずみがほとんどない状態で入力できる。

 

○PHONEOUTをギターアンプのAUXRETURNに入れた場合はアンプ側での音量調整はできないが、ほとんど歪みなく鳴る。CDデッキのPHONEOUT(歪みが出る場合がある)、LINEOUTもここに入れられる。音量はCDデッキ側で行なう。

 

○ミキサーのLINEOUTからオーディオアンプのRCAピンジャック LINEINあるいはRECIN/AUXINに入れて鳴らすことはできる。

 

○PHONEからLINEINに入れるには、SONYなどが出している変換コードを使えばできる。

 

○LINEINがパソコンの場合、PHONEからミニジャックコードで直接入れることができる(サウンドカードにより、駄目な時もある)。

 

○ピックアップギターのシールドは、ミキサーの入力にGAINがあれば、調整して鳴らすことができることもある。ピックアップ&ミキサーによる。

 
  《MIC/GUITARPICKUP/LINE》  
  インピーダンスについて一般的なものだと、マイクは600Ωと数KΩの2タイプ、Eギターは数百KΩ、デッキ出力は10KΩ。ミキサーの受けは10〜20KΩあるいは600Ωマイク入力となっている。

マイク/ライン切り替えスイッチ付きの入力チャンネルでは、600Ωのマイクかライン出力(デッキなどの出力)を入力することができる。

Eギターとかアコギ用のピックアップの一部の製品の出力インピーダンスはこの値の中にあるので、可変GAINが付いたミキサーの入力チャンネルにダイレクトで入れることは可能。

 

ギター・ベースアンプの中には(特に、古いものは)、INPUTとPHONE、LINEOUTが付いていていてもPHONE、LINEOUTを使うとスピーカが鳴らないものがある。通常はギターとアンプの間にエフェクターを入れるので、エフェクターにLINEOUTが付いていればモニターしながらPAに音を流すことができる。

もしエフェクタにLINEOUTが無かったり、エフェクターを使わない場合には右の写真のようなコネクタで分岐すれば、モニターしながらもう一方をPAに送ることができる。左下のタイプだと、オスをアンプのINPUTに指し、メスの1つをギターから、もう一方をミキサーの可変GAIN入力につなぐ。ただし、2つの出力先の一方の調整により他方の音量が変化しやすいので、安定した方法ではない。が、安いものなので、DIあるいはプリアンプが故障したとか数が足りなくなったといった時の応急用として用意しておくのもいいかもしれない。

 

スピーカー内臓の電子オルガンで出力がホン/RECの1つしかない場合、LINEに接続するとモニターできなくなる。その場合に上記のコネクタをつけると、モニター用のアンプスピーカーとミキサーとの両方に出力できる。演奏者はその場でモニターの音量調整ができ、また電子オルガン本体でその演奏曲毎の音量調整も可能。

 

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ネットで以下のインピーダンスのリストを見つけた。
  出力 入力
マイク 150Ω  
ミキサー 120Ω 3kΩ
アンプ 0.1Ω 50kΩ
スピーカー   8Ω

SHUREなどの高価なダイナミックマイクは150〜200Ωあたりのよう。低インピーダンスの方がノイズが乗りにくいようだ。

  《参考になるサイト》  
 

いんちきPAのサイト

 

なるほど音の教室特集

 

Guitarholic ギターの初歩〜録音〜ライブリハ

 

音響用仕込み図

 

パソコンでCD-Rを作る 音の基礎、機器の基礎ほか

 

あたまにきたどっとこむ PCのサウンドコントロールなどの詳しい図解。ネットラジオ関係の記事もある。

 
  《自作ケーブル類》  
 

 

PAとしてオーディオ系のアンプ・スピーカーを流用しているので、接続が通常のPAにないものがあり、それらを自作した。要は必要なジャックとコードをハンダ付けしたということ。

上段左から

・シンセ用ギターアンプ → ミキサー

・オーディオパワーアンプ → ピンジャック (→ オーディオスピーカ)

下段左から

・シンセ → ギターアンプ

・ミキサー → オーディオパワーアンプ

・CDラインアウト → ミキサーL/R

・スピーカーパラレル接続に使用したT型プラグ

 
  《ギターアンプのバリ取り》  
  ギターアンプのボリュームのバリ取りにはElectroHarmonixMetalContact[接点復活剤]を使っている。使用説明にはボリュームのノブを外し、軸のところから注入して軸を何度か回す・・・などとあるが、私の場合はアンプ本体をばらしてアンプ内部から注入している。

アンプ裏板には「高電圧注意。開けてはいけない」などとある。ACコンセントを抜いてから作業する。

 

先のボリュームのノブを外す必要はない。裏板を外すと、アンプ本体とスピーカーが見える。スピーカーへの配線はスピーカー側に配線コネクタがあるので、それを外す。

アンプ部はアンプ本体正面側のネジを外すと箱内部側に外せるようになっている。

アンプ部の内部が見えたら、ボリュームに1・2箇所穴が空いているので、そこから接点復活剤を数秒注入し、ボリュームを何度か回す。古いアンプでバリがひどいものは、接点復活剤をボリュームの穴から勢いよく流し込み、洗い流すといった感じで5秒程度注入する。

 

ホンジャック部は解体しなくても注入・バリ取りできる。

 

接点復活剤を使っての処置は一時的なものとの記事も見かけるが、この方法でやると、私がやった限りではバリはおろか電子ノイズ、音量不安定も解消でき、その後1年経つが健全。

  《ホンジャックの接点不良》  
  ミキサー入力部のL(mono)チャンネルが正常に機能しなくなり、LチャンネルなのにRチャンネルが鳴る・・・などの、ホンジャックの接点不良では、まずは接点復活剤をメスコネクタにさっと注入し、オスにもさっと吹き付けて、何度か入れる外すを繰り返す。それでも具合が悪いようなら、差し込み切りではなく、どこか中間で音が出る所を探し、しばらくそこで音を鳴らす。

これで、あるいはこれを何度か繰り返している内に、本来の差込位置で正常に鳴るようになることが多い。基盤上の何らかのスイッチングの関係ではないかと推測するが、ともかく音が出るようにすることで、ジャックの正常な位置で鳴るようになることがある。

 

アンプからのスピーカーアウトで片チャンネルが鳴らなくなったような場合も、スピーカーアウトのR・Lをクロス結線・直列結線などをやっている内に、また鳴るようになることがある。

クロス結線は、例えばR・Lの+は普通に、−をR・L逆に入れてみる、−を一緒にしてRかLの−に入れてみる・・・など。

 
  《EQ(イコライザ) サウンドと周波数の関係》  
 
周波数(Hz) サウンド
31〜63 AC電源ハムノイズ

ベース・ドラム・チューバ・オルガンなど音楽にパワーを与える基盤音

40〜125 低域シンガーのボーカル
80〜125 電源ハムノイズ

ティンパニの低域

160〜250 第三倍音ハムノイズ

ヴォーカル・ドラム・ベース

315〜500 ボーカルの質を決める

弦楽器・打楽器の基盤音

630〜1K 自然なボーカル

弦楽器・キーボード・打楽器の基盤音

ハーモニクス

1250〜4K 声の摩擦音

ドラム・ギター・ベース

1K〜4Kを強調すると耳が不快に

2K〜4Kを強調すると、マ音・パ音が消される

1250〜8K 全体の透明感と明瞭
5K〜8K テープヒス・システムノイズ

シンバル・スネアドラムなど打楽器の透明感

10K〜16K テープヒス・システムノイズ

シンバルと透明な音の明るさ

強調しすぎると歯擦音

 

BEHRINGERFBQ800の取説から抜粋