ギターインストのアレンジ 2
アコギ・インスト・ソロ
ここでの内容は個人的な感想であり、
機能や効能を示すものでありません。
『青い山脈』 作曲:服部良一,作詞:西條八十 のインスト・アレンジをやってみた。
リズミカルな曲なので、メロディー以外をベースラインでズンチャッ・ドンチャッという感じで考えてみた。 著作権がある曲なので、歌い出しの数小節だけを示す。
最初の4小節を示すと、メロディーは次のようになる。(部分的に消している)。
これは耳コピーをPowerTabというフリーのTAB譜作成ソフトを使って書いたもので、キーがAmでの4分の2拍子にしている。この曲での実際の拍子とかキーとかコードは調べてないので正確なところは分からない。
インストであるので、メロディーはそれらしく押えておかないといけないから、メロディーについては、ほぼこの五線譜通りになると思う。
さて、ベースラインの方は「ズンチャッ・ドンチャッ」であるから、ギターコードに従うと、次のようになる。
3小節目のDmは、メロディーが5フレットまで上がっている 。手が大きな人であればローコードのDmを押えて小指が5フレットに届くかと思うが、ここでは5フレットAmの形のハイコードDmを使うことにした。
4小節目のAmは、メロディーが1弦開放に下がっているので、ローコードのAmでよいわけだが、 5フレットEmの形のハイコードAmを使った。それは次の5小節目との絡みがあるから。
5〜7小節の、コードがE7の部分のメロディーは5〜8フレットを使っている。それを押さえるにはE7もハイコードを使う必要がある。
このフレットあたりでのハイコードには、次のように7フレットをA7の形で押えるものがあり、これも使えるが、
ローコードのB7の形を5フレット上にシフトした次の形のを使ってみた。
前者と後者との違いは、1拍裏・2拍裏の音が、前者では4弦9フレット、後者では4弦6フレットになる。どちらが良いかは、曲の感じで決めればよいと思う。
E7のローコードは、
であり、見ていくと、1・2・4・6弦が開放である。 先ほどの2つのハイコードの場合にも、場合によっては1・2・4・6弦開放を織り混ぜながら演奏することができる。
よって5〜7小節部分のベースラインの低い方の音には6弦開放を使ってみた。
メロディーが高くなっている部分で、ベースのこれまでより低い音が入るので、使用音域が広がり、曲に広がりが出るという効果がある。
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このようにして、メロディーと、ベースラインの案が出てきたら、実際にミックスして弾いてみる。
大概はそのままではうまく弾けないので、コードポジションを替えたり、開放弦を試みたりと、いろいろ試行錯誤して変更していくことになる。
今回は最初から、実際に弾けるものを例として出したので、8小節目まではギター演奏可能である。
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YouTubeに、こうしてアレンジし、PowerTabでMIDI演奏したものを置いている。
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