Henry Butler
with June Yamagishi
Live at Pata Pata
de la Salsa (Empire Hotel Osaka)
Dec. 11. 2000
Henry Butler
(Keyboard & Vocal)
山岸潤史 (Guitar)
レイモンド・ウェバー (Drums)
ブライアン・カイゼア (6strings Bass)
Dec.16.2000 Wrote
先日、いつも行くCDショップのおにーさんから「ヘンリーは見に行かへんの?」と声をかけられた。
「ヘンリィー??誰や、それ?」
おにーさん曰く「ニューオリンズのバリバリのピアニストや。次ぎにいつ来るか分からへんから、見に行っといた方がエエでェ〜」
「ふーん、そないスゴイんか・・・とりあえずヘンリーのCD買うてくわ」
翌日、俺は迷わずヘンリーのライブ・チケットを買った。
会場は大阪帝国ホテル地下のパタ・パタ・デ・ラ・サルサというレストラン。物価がめっちゃ高いお店だと聞いていたので、金欠気味の俺は「ビール一杯でがまんせにゃあかんのー」と思っていたら、ワン・ドリンク、ワン・フード制なんやって・・・ちょっとショック。
それでも開演時間には満員状態でブラックボトムのメンバーやジェイ公山さんや塩次さんなど多くのミュージシャンの顔が見れた。
盲目のヘンリーはドラマーのレイモンドにサポートされローランドのキーボードの前に座った。もちろんステージ中央がヘンリーの位置だ。ヘンリーのすぐ後ろにドラマー、向って右手に巨漢のベーシスト
ブライアン、左手のギターは
あの山岸潤史だ。
まずはインスト・ナンバーから。3人のメンバーが皆ヘンリーの指先に注目している。演奏に加わるタイミングをはかっているようだ。
メンバーが演奏に入ってきた。シンコーペイトするリズム。グルーブ感溢れるビート。凄まじい音圧。バンドの息がバッチリあっていてムチャクチャ素晴らしい。
ソロを回す時はヘンリーがメンバーの方にチラッと顔を向けたりするんだけど、皆ビビッと反応してカッコいい!
ローランドのキーボードの上をヘンリーの両手が縦横無尽に駆け巡る。
左手を空手チョップのように容赦無く鍵盤に振り下ろし、キョーリョクなベースラインを産み出す。ヘンリーのキーボードは打楽器だ!
そして左足は常にストンピング、時には右足も加わり、まるで飛び跳ねているよう。
3曲目からヘンリーの唄が入った。これが、また余裕にウマイ!声量充分でド迫力!
いやーっ参った。唄もキーボードも期待をはるかに上回っちゃって、こういうのってCDじゃ分からんよね。
演奏時間も2ステージ合わせて2時間半以上と大満足のライブだった。
運良くヘンリーと山岸さんのサインをゲットできた。盲目のヘンリーは「これは何のCDか?」と訊ね「あなたのBlues
After Sunsetです。」との答えに満足そうにうなずいて、ゆっくりとサインを書いてくれた。ごっつ嬉しい!
どーでもええことやけどヘンリー・バトラーってカッコイイ名前だと思わへん?
なんかハリウッドの大スターみたいやな。こないな事 思うの俺だけやろか?
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