Feb.
9. 2002 Wrote
キャロル
1972.6〜1975.4.13
・矢沢永吉 Bass ・ジョニー大倉 Side
Guitar ・内海利勝 Lead Guitar ・ユウ岡崎
Drums
前回は永ちゃんのことだったんで、やっぱキャロルのことも書かなきゃね。デビューが1972年だから、ちょうど今年で30周年か・・・
俺はね、最初キャロルから入って永ちゃんに行ったわけよ。もちろんジョニーのソロも聴いたよ。でも、キャロルが活躍してたころ、俺は小学生だったんでリアル・タイムでは聴いていないだよね。中坊になってから友達に聴かせてもらって一発でハマっちゃってね。「ルイジアンナ」とか「ファンキ−・モンキー・ベイビー」とかさ、なんと言っても曲がよかったからね。永ちゃん&ジョニーのコンビは日本レコード大賞の作詞作曲賞くらいもらってもおかしくないよ。うん!
ルックスにもシビれました。踏み切りの前でキャロルがナナハンに乗ってるポスターがあるでしょ?有名なヤツ。あれを部屋に貼ってたよ(これはまだ大事に持ってます)。それで皮ジャンが欲しくてね。でも高くて買えないの。安いビニジャン(ビニール製のジャンパー)で我慢したりしてね。でもギターは買ったよ。もちろんウッちゃんのマネしてサンバーストのストラト。それでキャロルのバンドスコア見ながらコピーしたな。全然ヘタだったけど(笑)
キャロルって永ちゃんが昔いたバンドだとか、つっぱりロックの元祖みたいなイメージが強いけど、音楽的にもめっちゃレベルが高いよね。だから今、聴いても色褪せていないんだよ。「0時5分の最終列車」って曲がめっちゃ好きなんだけど、アレンジが素晴らしくて、聴いてると、ホントに汽車に乗っているみたいに聞こえるんだよね。プロデューサーだったミッキー・カーチスのアイデアなのかな?どうやってこの曲を完成させていったのかなんて話が聞けたら最高なんだけどなぁ〜。「ジョニー・B・グッド」って超有名なチャック・ベリーのロックン・ロール・ナンバーがあるでしょ。俺はこの曲をキャロルのカバーで初めて聴いたんだよね。数えきれない人たちがこの曲をカバーしているけど、オリジナルを含めてキャロルのバージョンが一番カッコいい!最高だぜ!
よく音楽雑誌に「無人島に持っていくレコードは何?」っていう企画があるけど、俺にとってはずせないのが「燃えつきる=キャロル・ラスト・ライブ!1975.4.13」ね!これはスゴイ!はっきり言って日本ロック史に燦然と輝く超名盤!4人のパワーが炸裂して迫ってくる。永ちゃんのリード・ベースとも言えるベース・ライン、ジョニーの切れまっくっているギター・カッティング、ウッちゃんのドライブするリード・ギター、ユウの弾ける8ビート、どれをとっても最高です!最高作が解散コンサートのライブ盤ちゅーとこが、またカッコイイ!ビデオも出ているけど、キャロルの映像ってオフィシャルで出ているヤツって、これしかないから必見です。琵琶ベースを弾き倒す永ちゃんの勇姿、のけぞってリッケンバッカーをかき鳴らすジョニーとか、初めて見たときは感動しましたよ。ハイ。マジで鳥肌もんです!
永ちゃんがソロになってからキャロル時代の曲をリメイクしたりしているけど、面白くないの。スリリングさに欠けるんだよな。やっぱキャロルの曲はキャロルじゃなきゃダメだよ。最近、70年代に活躍したバンドの再評価ブームだけど、キャロルも取り上げんかい!わしゃ怒るど〜!デビュー30周年なんだしさ、日大講堂ライブの完全版とかの未発表音源をリリースするとか期待してんだけど。究極を言えば再結成コンサートでもやってくんないかな?まだ全員生きているんだし、現役なんだからさ。マジでやってくれ〜!永ちゃん、何とかしてやー!
大阪のブルース・ドラマーの高○さんはうらやましいことにキャロルのライブを2回も見ていて、な、なんとポスターに4人のサインをもらったそう。ご実家の倉庫からサイン入りポスターが見つかったら、俺にプレゼントしてくれる約束になっている。高○さーんっ、ずぅえったい見つけ出してくださーい!
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