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ああ懐かしのヨコエフ！
Feb. 14. 2000 Wrote
ヨコエフとは何ぞや？
かなり記憶が曖昧なんだけど、その昔１９７８年頃から１９８０年代前半にかけて毎週土曜日ＰＭ３：００〜ＰＭ６：００の３時間に渡りＮＨＫ横浜放送局で制作オンエアーされていた音楽番組があった。
この時間帯のＮＨＫ−ＦＭは各ローカル局が番組を制作していたみたいで、番組名は横浜ＦＭオープンスタジオリクエストアワーだったか？通称ヨコエフと呼ばれていた。
公開生放送で会場はＮＨＫ横浜放送局の大スタジオ。
リスナーからのリクエストはがきに基づき洋楽、邦楽問わずにロックを中心にポップミュージックをかけまくり、会場リクエストコーナーというのもあってその場でリクエストを受付けて即かけたりしてた。
予約とか一切無用でスタジオへの出入りは自由だったし、もちろん無料だったので、学校が終わると暇な時は気軽に遊びにいった。
目玉はスタジオライヴコーナー！毎週ゲストが登場し約４０分間の生演奏が聴けた。
はじめてヨコエフに行ったのは中学時代。
「デューセンバーク」というツェッペリンみたいなハードロックバンドがゲストの日で、この時にロックの生演奏をはじめて体験したんだけど大音量に圧倒されたよ。

ヨコエフで演奏したミュージシャンで覚えているのは、
ＡＲＢ ARBはヨコエフには３〜４回出ていたと思う。オイラはバッドニュースの頃のARBがフェバリット。ヨコエフ初登場の時は変な名前のバンドやなサージェントペパーズのマネかと思いながら「ワイルドローティンガール」とか「喝」とかを聴いたな。田中一郎のジャズマスターには憧れた。
ＥＸ ビートポップバンドでベースの奈良敏博は元サンハウス。この日は珍しくEXとARBの２バンドが出演。ARBの後にEXが演奏している時、客席の後ろでタオルを首にかけたARBの石橋と田中が嬉しそうに見ていた。
遠藤賢司 東京ワッショイをカラオケで唄う。衣装はレコードジャケットのまんまで、バナナは実物大だと語った。
岡崎友紀 「おくさまは１８歳」の岡崎友紀。カラオケで２〜３曲唄った。予告なしに登場したので驚いたよ。
加納秀人 ロックというよりジェフベックとかを意識していたのかフュージュンぽっかったような気がする。ギターはめちゃウマでメタリックのストラトを弾きまくりカッコよかった。
久保田早紀 ピアノ弾き語りで異邦人を唄ったよ。
後藤次利 ソロアルバム「ミスターベースマン」の頃。神業的テクニックでぶっ飛んだ。
チーボー＆ベイサイドストリートバンド パワーハウスのボーカルだったチーボー率いるロックンロールバンド。マイガールを演ったな。
デューセンバーク このバンドはレコードデビューしていないと思うが、当時せんだみつおが司会をしていた「ぎんざNOW」というTV番組のアマチュアロックコンテストで入賞したバンド。ポップでストレートなロックナンバー「東京ロックンロール」というオリジナル曲を「ぎんざNOW」で唄った。翌日の学校では友達と「デューセンバーク」の話題でもちきりであった。ヨコエフでも「東京ロックンロール」は演ってくれたよ。
ボーカルが紙吹雪を撒きながらシャウトするんだけど、そのアクションがおもしろいんだ。もう一度見たいぜ！
モッズ ＴＶＫの「ファイティング８０’ｓ」にレギュラーで出ていた頃。ベースの北里の真ん前で見ていたので、ラスト近くで激しいピッキングに耐え切れずベースの弦が切れた時も顔色一つ変えずに演奏を続ける北里をよく覚えている。
山本翔with一風堂 シオノギミュージックフェアでストーンズのミスユーを唄った山本翔もヨコエフに出た。間近で見た山本翔はマジにカッコよかった。ギターは黒いロングコートを着て黒のミュージックマンを弾いていた土屋昌巳。
ロッカーズ デビュー直後だったが陣内孝則のカッコいいマイクアクションは完成されていたと思う。メンバーでアパート借りて共同生活していると言っていた。
まだいろんな人をヨコエフで見たり聴いたりしてるんだけど思い出せん。

今思うと出演者はレコードを出してプロモーションの為ヨコエフで演奏するパターンが多かったみたい。
ローカルラジオ局とはいえ４０分間も生放送でスタジオライヴがオンエアーされるのだから演奏には気合入っていたと思うよ。

とにかく、貧乏中高生であったオイラにとってタダでプロのライヴが目の前で見れ、大音量でロックのレコードが聴けるこんなありがたい番組はなかったなー。
本当にお世話になったよ。
また、こういう企画で番組を作ってくれないかな。今度はもちもんブルースで！（笑）