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 The Rolling
Stones In
Tokyo 1990 |
| Feb. 1. 2000 Wrote |
| あれから、もう１０年も経ってしまいました。 １９９０年２月の約一ヶ月間ローリングストーンズは東京にいたのです。 １９８８年のミック単独来日公演は「ミックひとりだけを見ても意味がない。俺はストーンズが来るまで待つ。」と硬く決意しコンサートには行きませんでした。(注1) そして待ちに待ったストーンズ来日決定。なんとしてもチケットをGetしなくては！  全国のチケットぴあで整理券が配られたが１月６日（土）。早朝より整理券の配布枚数が多いと思われた銀座プランタンのぴあに並ぶも徹夜組も多く僕の目の前で配券終了。 あせってFM東京のぴあ（注2）に向えば、整理券配布前のようで、まだ多くの人が並んでおり、淡い期待を胸に行列の最後尾に付きました。 僕の後ろにも多くの人が集まり列は更に伸びていきました。 １１時過ぎになってやっと整理券配布が始まるも、かなりの少なさで、徹夜組の人たちの中にも整理券を手に入れられない人が続出。 これには、「なぜ、もっと早く整理券配布枚数を発表しなかったのか！スートンズが見れなかったらどうしてくれる。」と、みんな激怒。 中にはその場に泣き崩れる女の子もいたりして、パニック状態になり暴動寸前(マジで）まで事態は深刻化。 約１時間のやりとりの結果、ぴあ側が折れ、追加整理券を発行することになって事態は収束。 その場にいた人たち全員がなんとかチケットをGetできました。イェーイ ラッキー！ こ  の時、思ったのはストーンズってこんなに人気があったのかということです。東京ドームで１公演５万人×９回＝４５万人分の高額チケット（１枚＝１万円）があっという間に完売。 急遽設けられた追加公演１回分のチケットも一瞬で売り切れてしまいました。(注3) いったいどこにそんな数のストーンズファンがいたのか？・・・ストーンズの底力を思い知りました。 その後もいろんなツテをたよりチケットを入手し、最初は１回だけでも見れれば御の字かと思っていたところ、なんと最終的には７公演も見れました。 チケット入手後の心配は果たして薬物で逮捕暦のあるキースが無事入国できるかということですが、ファンの心配をヨソに２月５日無事入国審査をパス。ヨカッタ！ 連日スポーツ新聞ではストーンズの話題が取り上げられ、ストーンズ歓迎ムードが加熱する中、日本ロック史に残る日本公演初日の２月１４日を迎えました。 東京ドーム周辺はお祭り騒ぎ(注4)！この日は現在ナッシュビル在住のrikiy兄弟と３人で見に行ったけど、ほんとーに感無量でした。巨大なステージセットを駆使した壮大なるロックンロールショーに酔いしれました。 この時、ウォークマンを持ち込んで録音してまして、聞き返すとほとんど自分たちの歓声しか聞こえないシロモノなのですが、興奮しまっくている自分たちの様子がリアルに伝わってきて笑えます。 この夜１１時台のニュースで、ほとんどの在京テレビ局は東京ドームでスタートミーアップを唄うミックの勇姿をオンエアーし、スポーツ新聞各誌は翌朝一面トップ記事をストーンズで飾りました。それらを見て喜んだものです。 チケットを持っていない日でも、とりあえず東京ドームまで行きまして、漏れ聞こえる音を楽しんだり、メンバーが車で出てくるところを見たりして騒いでいたんですが、２月２０日も雨の中傘をさし東京ドームの外にいると、ツアースタッフと思しき白人のおにいちゃんから「おまえはストーンズファンか？だったら、おまえにやる。急いで見て来い。」とチケットを突然もらいまして、お礼もそこそこに会場内に入ると、なんと席はアリーナＢブロックのドまん中（他の日はぜんぶスタンド席でした）。更に、日本ではこの日しか演奏しなかったLittle Red Roosterを聞けちゃいました。まさにラッキーでした。 と、まあ、こんな感じで１９９０年代最初の２ヶ月間をミーハーに過ごしまして「今思えば、あの騒ぎはなんだったんだろう」的なところもありますが、サイコーに楽しめました！なんといっても相手は天下のストーンズなんですから！ １９９０年代はストーンズとともに幕が開けた！ と思っています。
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