Live
Report
豊田勇造 at 吹田Gatemouth Cafe/Date
July. 7. 2000
豊田勇造 Vo&Gu&Harp
七夕の夜、久しぶりに関大前Gatemouth
Cafeを訪れました。フォークシンガー豊田勇造さんの唄を聞くためです。
以前(1年以上前だったか?)ブラっとGatemouth Cafeを訪ねたら、偶然に勇造さんがライブの打ち合わせか何かでいらしていて、マスターが紹介してくれたのですが、この時僕は勇造さんのことを全く知らなくて???な状態で失礼してしまいました。
その後、勇造さんのHPを発見し、「そういえばGatemouth
Cafeで会ったことがある人だな」と思いリンク先を辿っていくと、72年の夏に京大グランドで行われた伝説のフリーコンサート“幻野祭”でウエストロードBBの後に大文字を背にしてアコギ1本で唄ったことが書かれていました。僕はあまりフォーク系の方とは縁がなかったのですが、これには非常に興味をそそられ、チャンスがあればライブに行き、勇造さんがどんな唄を唄っているのか一度聞いてみたいと思っていました。
そんな折、Gatemouth Cafeのマスターから「勇造さんのライブをやるからおいでよ」とのお誘いメールをいただき、願ったり叶ったりで行ってきたわけです。
満員御礼の中、勇造さんが愛機Gibson
J200とHarpを力強く鳴らしはじめライブがスタート。
初めて聞く勇造さんの唄声はそのワイルドな風貌とは結びつかないテンダリーなものでした(笑)が、凄く迫力があり圧倒されました。
それは曲により指先から血を流さんばかりの激しいギタープレーのせいでもあるが、それ以上に自分の思いをストレートに表現したリアルな詩によるものだと思います。うまく言えませんが“自分の考えを言いきる潔さ”ようなものに引き込まれました。
少年殺人事件を詩にした「殺そうと思うだけで良かったのに」、お店のコップをボトルネック替わりに使ってスライドで演奏したブルースナンバー「タイガー ジェット 山本シン」、“幻野祭”のことを唄った「大文字」や、京都でのワールドロックフェスティバルの思い出を唄った「ジェフベックが来なかった雨の円山音楽堂」などなどが特にガツーンときましたねー。ホントめっちゃスゴかったなー!
この夜一緒にライブを見ていたArtさんが掲示板の方に感想を「あれぐらいになると、うまい、へたなんてどうでもよくて、人生をきいているような気がします。」と書き込んでくれたんですけど、ホンマそう思います!
PS:勇造ワールドってAZUMIワールドに共通するところがあると思います!
Set List
@Gibson J-200 Aありがとうディラン
B?(コーヒーの唄)
C?(歩き疲れても眠れないのです)
D花の都ペシャワール E殺そうと思うだけで良かったのに
F?(背中) Gタイガー ジェット 山本シン
Intermission
Hある朝高野の交差点近くを兎が飛んだ
Iワルツを踊ろう
Jハンクウイリアムスを聞きながら
K真っ青なバルセロナの空の下で L雲遊天下Mピンの音が続く
Encore
N(バスジャックの唄) O大文字
Pジェフベックが来なかった雨の円山音楽堂
Qもしも鴨川がウイスキーなら R?(人の心をいてつくなよ)
(豊田勇造さんのファンサイトHEROIC豊田勇造はこちらです。)