Live Report
カルメン・マキ at 豊能ユーベルホール /Date Mar. 4. 2000

カルメン・マキ (Vo&Tambourine)
奥沢 明雄 (Gu&Cho)
リクオ (Key&Cho)

大阪の豊能町での「ふれあいフェスティバル2000」というイベントにカルメン・マキさんが出演するというので、「これはもう行くっきゃない」とオンボロ車を走らせ豊能町まで行ってきました。

マキさんといったら、やっぱりOZを連想してしまいます。
中学生時代ラジオからOZ「空へ」が流れてきて「キョーレツにエエ曲やなー」と思い、後日OZのライブ盤を買い、今でも愛聴しています。
これは日本ロック史に残る名盤だよね。

この日の演奏はアコースティックセットでバックはギターとピアノ。
ステージを見ると向かって左手にグランドピアノが置かれ、右手にはアコースティックギターがスタンドに立て掛けられていました。
まずピアノのリクオさんとギターの奥沢さんが登場し前奏をはじめ、リクオさんの「カルメン・マキさんです。」という紹介の後、満場の拍手の中、カリーヘアーのマキさんが左手より登場。ステージ中央の椅子に腰掛け、静かにそして力強く唄いはじめました。
なんせ初めてカルメン・マキさんを見たもんだから、この場面はメチャ感激しました。
もー最前列で「うわーっホンモンや!おっ、今マキさんと目があってもーた。」なんてドキドキしながら見てました。(笑)
曲が終わるとマキさんが「どうもありがとう」って言うんだけど、これがOZのライブ盤のまんまなんですよ。ごっつう嬉しかったです。
レコードはOZのライヴ盤しか持っていなかったので、この日唄った唄は全部知らなかったけど、そんなの関係無しに無茶苦茶楽しめました。(まあ唄を知っていればもっと楽しめたろうけど・・・・)(笑)
特にヘヴィーなラヴソング「人魚」での気迫ある唄声、ホンマぶっ飛びました。
音響も照明もホールでのコンサートだったのでバッチリだったし、バックミュージシャンの演奏もコーラスもキマっていたし、たいへん心地よかったです。
ギターの奥沢さんは職人って感じで、クールにサウンドを支えていたし、リクオさんも曲によりピアノ、ピアニカ、アコーディオンを操り、最後はピアニカを吹きながら客席を練り歩いたりして大活躍。
リクオさんには華があるなーと思いました。その広がりがあるピアノサウンドを聞いてストーンズの「悪魔を憐れむ歌」でのニッキー・ホプキンスデレク&ドミノスの「レイラ」のピアノを思い出しました。また、ある曲ではブルースタッチのピアノソロを弾いたけど、これもスンゲーよかったッス。(この前、NHK-BSで放送された西岡恭蔵追悼コンサートで初めてリクオさんを見たとき、カッコええなーと思ったけど、本物はもっとカッコよかったッス。)
最後の曲「ジュゴン」ではマキさんが客席に降りてきて、「ジュゴーン・ジュゴーン」ってコーラスの時お客さんにマイクを向けるのですが、オイラの目の前にマキさんが来たときは心臓がバックバックで思いっきり舞い上がってしまいました。(笑)

お客さんの年齢層は割と高めでした。折角の土曜日の午後のフリーコンサートだったので、もっと若年層の中高生とかにも見て欲しかったな。

Set List(マキさんが曲名を紹介したものしか分かりません。毎度すんません ワハハハ・・・・)(笑ってごまかす)
第一部
@? A記憶の海 B街角 C人魚 Dペルソナ Eモーニング・ブルース F? GLilly was gone with window pane H1999 I捨てられたイブ J?(英語のR&R) K?
第二部
L戦争は知らない Mジュゴン

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