特徴 |
- バッハ愛好者の小さいアマチュア合唱パート+管弦パートで、20年くらいやっています。
- いわば、緩いバッハ自主ゼミ、演奏演習つき、単位なし、という感じでしょうか。
【もっと詳しく】
- メンバーは合唱パートと管弦パートを合わせて十数人、30~70代。(上の写真)
- 名前 = Voces Maturae はラテン語で、「成熟した声(複数)」の意味です。最初はそういう年代の集まりでした。
- 本来のラテン語の古い読み方で「ヴォーケス・マートゥーラエ」と読んでいます。(バッハ自身ならドイツ風に「ヴォーツェス・マトゥーラエ」と読みそうですね。)
- 驚いたことに、同綴り名の合唱団が存在していることを知りました。但し、イタリア風にヴォーチェス・マトゥーレと読むようです。
- 英語なら "The Mature Voices"。
- イタリア語なら「レ・ヴォーチ・マトゥーレ」("le voci mature")、一人だけの声なら「ラ・ヴォーチェ・マトゥーラ」("la voce matura")でしょうか。
- ドイツ語なら「ディー・ライフェ・シュティメン」("Die reife Stimmen")のようです。
- 特に大した来歴があるわけではありませんが、最初は三鷹付近の合唱愛好者数人が友達を誘って、ルネサンス時代の曲を楽しんでいました。そのうちにバッハのカンタータに絞るようになりました。
- 注: 当団体はどのような宗教団体とも宗教活動とも一切関係ありません。
但し、音楽史的立場から、バッハ作品のドイツ語歌詞の意味理解や音楽表現についての考察は致します。
|
曲目 |
- J. S. バッハの教会カンタータなど。
【もっと詳しく】
- バッハの最主要作品は、実は約200曲の「教会カンタータ」 (独 Kantate, 英 cantata)です。
- 日本では長らくなじみが薄く思われていましたが、近年かなり認知されて来ました。
これには、鈴木雅明さん率いるバッハ・コレギウム・ジャパンの功績が大きく、今やバッハのカンタータ演奏では世界の中で日本が重要拠点の一つと認知されています。
- 声楽(合唱・独唱・重唱)と器楽(管・弦・通奏低音)の組み合わせです。
バッハの主要職務は毎週のカンタータ作曲・演奏でした。
- 美しい曲、感動的な曲、激しい曲、瞑想的な曲など、バッハの神髄がここにあります。
市販CDで60枚分くらいの、バッハの最大の作品群です。
- Wikipedia「カンタータ」を参照。
- バッハの作品番号 BWV 1 から BWV 200 に該当します。
- バッハはカンタータ年巻5年分を作曲しました。
現在はその2/3くらいの200曲近くが残っています。
- 歌詞はドイツ語です。(曲も発音も意味も皆で学びます。)
- バッハの最重要作品群であるにも拘らず、日本人にはなじみが薄かったのは、ドイツ語の宗教的な歌詞が理由でしょう。
- これらを自ら歌ってこそ、バッハへの理解が深まります。
- 管2~3部+弦楽3部+声楽4部+通奏低音の編成が多く、つまりおよそ10声の対位法で緻密に書かれ、様々な様式や楽想で書かれた驚異の作品群です。
- なぜ後の音楽家らがバッハに傾倒したか、その理由が初めて理解できますね。
- ちなみに、カンタータに次いで大きなバッハ作品群はオルガン曲です。
- もちろん、インベンションや平均律クラヴィア曲集や無伴奏ヴァイオリンパルティータやブランデンブルク協奏曲なども味わい深いですが、バッハ作品の一部でしかありません。
|
公演 |
- みたか市民合唱コンサート(例年、11月3日)に出演しています。
(定期演奏会などは、労力・金銭の負担が大きいのでやっていません。)
- 合唱パート(S, A, T, B)と管弦パート(Fl, Ob, Vn1, Vn2, Va, Vc, BC)で演奏します。
- <演奏記録へ>
|
練習 |
- 合唱はほぼ月に1回日曜日に、皆の都合に合わせてやっています。
- 主に東京都小平市の公民館(花小金井など)を使っています。(予約を取りやすい)
【もっと詳しく】
- 器楽メンバーは秋の本番近くに加わります。(オケ合わせ)
- 人数的にも
ちょうどこんな感じ(赤服は除く)です。
|
参加 |
- どなたでも歓迎です。あなたも月に一回のバッハの実地研究に参加しませんか?
連絡・問い合わせメール先はここをクリック
- 佐藤敏子 sato_tocyan[at]jcom.home.ne.jp ← [at] は @ に変えてください
-
嵯峨山茂樹 shigeki.sagayama[at]gmail.com ← [at] は @ に変えてください
- 会費: 全員アマチュアで、会場代と無料楽譜コピー代くらいしか掛からないので、数ヶ月ごとに各人1000円ほど集めています。(珍しく格安の合唱団)
- 飲み会: 自然発生の任意参加の飲み会をやったりします。そして忘年会も。
|
資料 |
(選曲用リンク)
J.S.バッハ年代順カンタータ情報リンク(0.16MB)、
J.S.バッハ:教会カンタータ情報リンク(1.6MB)
(発声法リンク)
NHK「声と喉のアンチエイジング」のトリセツ(3.6MB)、
岡部洋一: 発声法(0.38MB)、
諏訪才子:発声法についての実践的・教育的考察(3.1MB)
|