概要 |
- バッハ愛好者のカンタータに特化した小さい合唱管弦アンサンブルです。
- 三鷹市芸術文化協会加盟団体である三鷹市合唱連盟傘下の団体です。
- 全員アマチュア・月イチ・ほぼ会費なしの、緩い「自主ゼミ」みたいなもの。
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- 名前を変えるとすれば「コレギウム・ムジクム(音楽愛好者市民団体)三鷹」くらいの感じです。
- 決まった「会費」はありません。但し、公民館使用、楽譜コピー、三鷹市行事参加など経費のために、例年秋ごろに財源が足らなくなってきたら各人2000円ほど出し合っています。
- かれこれ20年くらい続いています。
- 特に大した来歴があるわけではありませんが、最初は三鷹付近の合唱愛好者数人が友達を誘って、ルネサンス時代の曲を楽しんでいました。そのうちにバッハのカンタータに絞るようになりました。
- どのような宗教団体や宗教活動とも一切関係ありません。
但し、バッハ作品のドイツ語歌詞の意味理解や音楽表現についての考察は致します。
- 名前 = Voces Maturae はラテン語で「成熟した声(複数)」の意味です。そういう年代の集まりから始まりました。
- 本来のラテン語の古い読み方で「ヴォーケス・マートゥーラエ」と発音しています。
- 驚いたことに、同綴り名の合唱団が存在していることを知りました。但し、イタリア風にヴォーチェス・マトゥーレと読むようです。
- バッハ自身ならドイツ風に「ヴォーツェス・マトゥーラエ」と発音しそうですね。
- 英語なら "The Mature Voices"、ドイツ語なら「ディー・ライフェ・シュティメン」("Die reife Stimmen")に相当します。
- イタリア語なら複数形が「レ・ヴォーチ・マトゥーレ」("le voci mature")、一人だけの声なら「ラ・ヴォーチェ・マトゥーラ」("la voce matura")でしょうか。
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構成 |
- 【合唱】 S, A, T, B の各パート数名
- 【管弦】 Tp, Fl, Ob, Vn1, Vn2, Va, Vc, BC など -- 曲による
- 現代ピッチ、現代楽器です。(← 今のところ)
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- 現在は、合唱パートと管弦パートを合わせて十数人、30~70代。(上の写真)
- 器楽の降り番の年に合唱参加は歓迎です。
- 【動画】他団体ですが、規模感は
こんな感じです。
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曲目 |
- J. S. バッハの教会カンタータ(=バッハの最主要作品群)
- 2025年: 《BWV103-1,6+BWV167-5》「汝らは泣き叫び」「もろびとよ、神の愛を讃えまつれ」
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- あなたはバッハの代表曲種は何だと思っていますか?
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バッハのメヌエットやインヴェンションや平均律のようなクラヴィア曲?
トッカータとフーガのようなオルガン曲?
無伴奏ヴァイオリンパルティータ?
ブランデンブルク協奏曲や管弦組曲のような管弦楽曲?
マタイ受難曲のような長大な大規模曲?
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- 実は、バッハの最主要作品は作品番号 BWV 1 から BWV 200 の「教会カンタータ」(独 Kantate, 伊・英 cantata)です。
- カンタータとは、声楽(合唱・独唱・重唱)と器楽(管・弦・通奏低音)の組み合わせです。
(ベートーヴェンの「第九」終楽章も一例。)
そう、バッハはまず第一には合唱作曲家だったのです。
幼少期は優秀なボーイソプラノ、そのうちオルガニストとして名声を得て、宮廷楽長、ライプツィヒのカントル(合唱長)へ辿った生涯でした。
- ライプツィヒでのバッハの主要職務は、毎週のカンタータ作曲・演奏で、ほぼ毎週用のカンタータ年巻5年分を作曲しました。
現在はその2/3くらいの200曲近くが残っています。
- 約200曲、CD60枚くらい、昼夜ぶっ続けで聴いても3日間掛かります。
- 管2~4部+弦楽3部+声楽4部+通奏低音の編成が多く、つまりおよそ10声の対位法で緻密に書かれ、様々な様式や楽想で書かれた驚異の作品群です。
さらに金管3部やティンパニが加わった曲もあります。
- 個人的に作成したバッハのカンタータリンク集(表形式でバッハの生涯、タイトル、楽譜、歌詞、訳詞、編成、用途、解説、演奏動画例、紀行、地図などへのリンク情報です)もご覧ください。選曲に役立てています。
- バッハの最重要作品群であるにも拘らず、日本人にはなじみが薄かったのは、ドイツ語の宗教的な歌詞が理由でしょう。
しかし、美しい曲、感動的な曲、激しい曲、瞑想的な曲など、バッハの神髄がここにあります。
- Wikipedia「カンタータ」を参照。
- 一番知られているのは、カンタータ147番の終曲「イエスは永遠に我が喜び(Jesus bleibet meine Freude)」でしょうかね。
それが奇妙な英語訳を介して「主よ人の望みの喜びよ」という妙な日本語になりました。
- ちなみに、カンタータに次いで大きなバッハ作品群はオルガン曲です。
- これらを自ら歌ってこそ、バッハへの理解が深まります。
- カンタータは、日本では長らくなじみが薄く思われていましたが、近年かなり認知されて来ました。
これには、鈴木雅明さん率いるバッハ・コレギウム・ジャパンの功績が大きく、今やバッハのカンタータ演奏では世界の中で日本が重要拠点の一つと認知されています。
- 歌詞はドイツ語です。(曲も発音も意味も皆で学びます。)
- 歌ってみると意外に歌いやすいことに感動します。ショパンのピアノ曲は聴いて想像したより弾きやすくて効果的で、ピアノを熟知していたと感心させられますが、似たことがバッハの声楽にも当てはまります。そして、歌詞内容が細かく音楽に反映されていることも知るのです。
- なぜ後の音楽家らがバッハに傾倒したか、その理由が初めて理解できますね。
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公演 |
- 三鷹市芸術文化センター「風のホール」でのみたか市民合唱コンサート(例年、11月3日)に出演しています。
- (定期演奏会などは、労力・金銭の負担が大きいのでやっていません。従って、チケットノルマなどは無し。)
- 《今までの演奏記録と演奏例》
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練習 |
- 【合唱】皆の都合に合わせて、ほぼ月に1回日曜日午後にやっています。
《次回の練習はこちらから》
- 【管弦】例年は秋の本番近くに合流し、日曜日2回ほどのオケ合わせの後に本番を迎えます。(今年は、夏前ころにもう少し調整と遊びの会を構想中。)
- 主に東京都小平市の公民館(花小金井など)を使っています。(予約を取りやすい)
- 本番では管弦つき合唱曲を演奏しますが、練習ではレチタティーヴォやアリアなどでも遊びます。
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参加 |
- バッハが好きな方を歓迎します。
あなたも月に一回の気楽なバッハの実地研究に参加しませんか?
連絡はメールで行うので、迅速確実にメール応答できる方を募集します。
- 【合唱】皆の都合に合わせて、ほぼ月に1回日曜日午後に合唱練習と楽曲研究をしているので、直接見学に来られるのも歓迎ですが、できれば事前連絡を。
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全パート(Soprano, Alto, Tonore, Basso)を常時募集中です。
基本的に本番演奏して頂きます。(余程パート間バランスが悪くなければ)
- 【管弦】例年は秋の本番近くに合流し、日曜日2回ほどのオケ合わせの後に本番を迎えます。それ以前の月一回にも可能なら参加します。
詳細 ...
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カンタータの楽器演奏の参加者を募集しています。
特にオーボエを重点募集中です(2 Ob の曲が多いので)。
他の楽器も常時募集していて、補欠要員としてデプリスト(deputy list)に入って頂きます。
具体的には、
オーボエ、
コールアングレ、
ファゴット、
リコーダー(各音域とも)、
フルート、
トランペット(Tromba, Clarino)、
ヴァイオリン、
ヴィオラ、
チェロ、
コントラバス、
通奏低音キーボード(Basso Continuo)、
通奏低音編曲協力者(数字付き低音の realization)
で、現代ピッチ・現代楽器で行います。
- 参考:J.S.バッハ カンタータ編成一覧表(by 日本トリオ・ソナタ協会)へのリンク
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参加登録し、お試し参加して、別途本番出演可否を相談・調整しましょう。
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降り番の回は合唱に参加して頂けるとありがたいし、初めてパート譜だけでは知り得なかった曲の全体像が見えてきます。
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今年は、秋の2回だけでなく、それ以前から参加できる方は練習や合わせ会をして調整や遊びなどをします。
- 飲み会: 自然発生の任意参加の飲み会をやったりします。そして本番打ち上げや忘年会も。
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連絡 |
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連絡・問い合わせ先メールアドレス
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参加意思があれば、以下にメール連絡し、詳細な経験・経歴・アピールなどを伝えて、参加希望をご連絡下さい。
本番での乗り番・降り番は、その回の奏者の充足状況や選曲やスキルに依りますが、練習にはできるだけ参加して合唱と一緒にカンタータを楽しんで頂けるとよいと思います。
- メール連絡先:
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嵯峨山茂樹 shigeki.sagayama[at]gmail.com (主) ← [at] は @ に変えてください
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不安なときは人物確認を! ネットで検索:「嵯峨山茂樹」
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佐藤敏子 sato_tocyan[at]jcom.home.ne.jp (副) ← [at] は @ に変えてください
- あるいは、
コンサートスクウェア のページの「コンサートスクウェアから問い合わせる」ボタンからも連絡できます。
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資料 |
合唱団内向けの有用情報リンクです。
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