螢川
 

路面電車 走るように 浅い春が行き過ぎる
そして桜散らす風が また命つれて行く

人の世に 生まれおちても
やがて 散りゆく 儚い運命なら
誰かと出逢って 誰かを愛して
そして 愛されて みたい
 

いたち川を染めて桜 雪のように 降りそそぐ
雪見橋にもたれ おくれおくれの夏を待つ

この世とは 流れゆく川
人はうたかた 消えゆく運命なら
誰かと出逢って 浮いては沈んで
流し 流されて いたい
 

人はみな 月夜の螢
一期一会と その身を燃やすのも
確かに生まれて 確かに愛した
証がほしい 螢
 
 

作詞:伊藤 敏博
作曲:伊藤 敏博
 

Mi-CHi's Favorite Songs