〜コールタールの匂いのする夏〜
ケンカに負けて帰った 夏の日の少年
君は家の前に立ち 涙こぶしで拭って
いつもより威勢よく 「ただいま」を言う
裸の心で君は 時代を駈け抜ける
たぶんみんな通る道 たぶんいまも愛してる
健気に振る舞うときの 君のこと
忘れない君は僕 僕らの宝物
想い出の向こうに 微笑むボクがいる
タイムマシーンで あの日に還って
ボクを抱きしめて あげたい
君は夢の代名詞 夢そのものだった
君がそれに気付くのは 時がいくつも流れて
少し疲れた心に 出会う夜
真っ黒なトタンの屋根 焦げ茶色の電柱
舗装道路の陽炎 高く積まれた枕木
いつも君が目にしてた 景色たち
コールタールの匂いで いっぱいの夏の町
あんなありふれた日々が いつかこんなにせつなく
甦る日がくるなんて 知らずにいた
永遠に君は風 未来のメッセージ
空想と現実の 大いなる旅人
タイムマシーンで あの日に還って
ボクを抱きしめて あげたい
君は夢の代名詞 夢そのものだった
君がそれに気付くのは 時がいくつも流れて
少し疲れた心に 出会う夜
ケンカに負けて帰った 夏の日の少年
君は家の前に立ち 涙こぶしで拭って
いつもより威勢よく 「ただいま」を言う
おとなになって今夜も 「ただいま」を言う
フジTV系ドラマ「明治青春伝」挿入歌
| 瀬戸口 修
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