ヒゲ作詩/瀬戸口修
作曲/瀬戸口修
編曲/野村豊
十日も過ぎた今 待てど暮せども
ヒゲの奴ちっとも 濃くなどなりゃしねェ
まったく嫌になる
これでもこれでもかと のばしてみるのだが
無駄な努力のよう まるで隙間だらけ
まったく嫌になるあーこんなザマじゃ
貫禄なんてな当分の間は
俺らのつらに住みつくどころか
近寄るわけがねェ口元にたっぷりと つやをたくわえた
毛虫のようなヒゲを 望んでいるのだが
随分気の長い話
鏡の中にある ヒゲをのぞいては
これでもヒゲなのかと 溜め息をついては
いつも失望ばかりあーしみじみとヒゲに手をあて
つぶやくこの頃
もう後一年一年も経てばと
言い聞かせてみるのだ
瀬戸口 修
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