※以下のレビューはあくまで個人的主観に基づいた感想文程度のものです。
レコードをご購入になる際はご自分の耳で試聴なさる事をオススメ致します。
この文章で欲しくなる人がいるとも思えませんが、念のため(w。


*Disc Review 2004/08/26

Visionary / Higher Feeling /Release Groove
d.ramirezのmixが今回も良い仕事しております。相変わらずパーカション的なシンセの使い方がうまい&ナイスグルーヴ。

dousk / Pa dida / Bedrock
じわじわ上げてきてブレイクで綺麗に抜けてまた戻る言っちゃえば普通なんだけど、盛り上がって来るときのジワジワ感がいい感じでブレイクの展開もすごく好きなタイプ。綺麗にまとまってます。

Shpongle / Beija Flor / twisted
前にここで書いたdorcet perceptionの裏側の曲。anthony pappaのbalance006に入っていたので、改めてきいたら前半はブレイクスな要素がはいってました。上のdouskと違って完全にリスナーの想像を超えた展開をしていきます。チルな雰囲気でスタートしブレイクビーツ&アジアっぽい女性ボーカル&フェイザーかけすぎの怪しいボイスサンプルで展開、さらにスパニッシュ(?)な感じのボーカル&ギターでブレイク、その後トライバルパーカッションに加えてリズムは四分打ちに。終盤はそこにドラマティックすぎるアコースティックギターがかぶってきてそのまま終了。非常に夏っぽいです(ねじれてるけど)。simon posford天才(笑)。

probspot / 4Play EP Disc / Lost Language
トランスとプログの中間のようなA面 ForePlayが非常に涼しげかつ綺麗で、この季節にこれ出されたら買っちゃいます。そこまで派手じゃないのでプログレセットに入れても問題なさそう。

Koala / Imagine Disc2 / Cuba
リリース自体はしばらく前で放置してたんですが、試聴したら泣き泣きなシンセにやられて購入。こっちはDisc2でU&Kのエレクトロフィールなシンセ使いでメロがかぶってくるミックスと、綺麗なメロにディストーションギターリフ+ギターメロがかぶる無茶なミックスを収録。U&Kはキックの音が生理的に受け付けない音色(昔のデジタルシンセに入ってそうな「ベシッ」って音)の時があって地味に敬遠してたんですけど、今回は大丈夫。アルペジエーター使ったようなシンセがたまらん。普通に使うならU&Kですけど、時と場合によってはギターの方も面白いかも。



*Disc Review 2004/04/07

Gill Norris / Forme / Precinct
まるわかりですが、Gwill Morris(Main Element)の変名でした。レコ屋のポップには「綺麗・・」とか書いてありましたが、そんな生やさしいものでは無いような・・。使ってる音色は確かにキラキラしてて綺麗な音ですが、奏でられる旋律は相当にぐにゃぐにゃ。特にブレイクのあたりまではヘビーなサイトラやborder community周辺みたいなちょっと怖いトリップ感であふれてます。聴いてるとどんどん不安に・・・で最後の方でほんとにちょっとだけ持ち直させてくれます。ウラのleama&moor remixの方はまだ安心できる出来。どっちがやりきってるかと言えばオリジナルですけど、なんか怖い。w

Halogen vs Nash T / On A Bridge Remix / CP
つい先日オリジナルがリリースされてた女性ボーカルもののリミックス版。リミキサーはBlue HazeとBlueroom Project。Blue Hazeはいつもの感じだけど毎度良い仕事。本人の男性ボーカルのイメージが強いので、女性ボーカルがあのトラックにのってて新鮮。Blueroom Projectも相変わらずディープ目のブレークビーツだけど、こちらも良い出来。いままで聴いた中では一番好きかも。セットの前中後どこでも使えそうな印象でナイス。ちなみに歌いっぱなしのオリジナルもなかなか良いです。

Benz & MD / Snowblind / Dorigen
やっと入荷されたBenz&MD新曲(プロモは結構前に出回ってたみたいですが)。毎度おなじみのアトモスフェリックなシンセで開放感満点な出来。ちりばめられたボイスサンプルもいい感じです。ウラのSpincycleのミックスはグルーヴィーなハウスになっててこれはこれで良いのですが、原曲の良さが生きてるかと言えば全然生きてないですw。
Basic Beatからも昔のテクノっぽいジャケで新曲がリリースになっていましたが、完成度が低いような気がして購入しませんでした。



*Disc Review 2004/03/09

MASKIO / Humanoid / Mantra Smiles
前回の最後に書いたブレイクで和太鼓みたいなサンプルがでてくるやつ。ついトライバルって書いたんですけれどブレイク以外はトライバルハウスっていうノリとはちょっと違う。この8分の裏でなるベースはどこかで・・とずっと悩んでたんですが、多分BABY DOCのグルーヴに近いのかも。しかも別名義のHell Fire Clubに近いかも。序盤からかぶってくるトビ音の類もエナ上がりの人は反応しそうな感じw。とばるさんこれどうですか?

SHPONGLE / Dorset Perception remix / Twisted
SASHAのミックスに入っていて、なんじゃこりゃーと思い、探すもみつからず。少し前にリリースされたSHPONGLEのリミックス盤にも収録されていなかったので、てっきりブートだと思っていたら普通にTwistedから出た!。Low Steps Balearic Breaks re-editが件のブレイクスのmix。リズムはブレイクスのりになってますけど、サンプルの処理やら構成やらはオリジナルからそのまま継承しているので受け付けない人には絶対だめかも。裏面に収録の新曲もかなりいいです、ブレイクスでもプログレッシブでもないですけど。ってTwistedからのリリースなんで当たり前なんですけどね。 SHPONGLEを知ってることが前提の文章でごめんなさい。オリジナルは(民族音楽調セッション×ぐねぐねエンジニアリング)て感じです。

AVUS / Real / Border Community
毎度、居心地が良いんだか悪いんだか解らない絶妙なトリップ感を提供してくれるBorder Communityの4番。今回も何かがおかしい・・。まずA面。一定間隔でアクセントの音が入るベースラインに引っ張られて曲は進行。途中からドリーミーというにはどうにも不安な響きのパッドの音が・・。躍れるかっていったら躍れないと思うんだけど変な中毒性はこれでもかってくらいありそう。これ、でかい音で聴いたら途中で倒れちゃいそうな気がするんですが・・。B面はNathan Fakeのハードテクノなリズム&構成でかっこいい・・・とか思ってると、また不安な音が被ってきて変な世界に連れていかれます。アルコールすら無くても聴きながらジャケ見てると風車が回り出し、雲がわき上がってきます。すごいなぁ・・。



* Disc Review 2004/03/02

SUBSKY / Not Yet / Confi-Dance
いつもよりウワモノが渋めになってリズムがより強調されたSUBSKY新作。先日出たalbinoも良かったですが、少し毛色の違うこちらの路線も躍れる音で良いです。

CAN COSTA / WHO CARES? / MUSIC IS FREEDOM
オリジナルは派手なシンセがかぶってくるものの、ベースラインが強力で躍れます。裏のSMIGHTのスローなミックスはキックの音がどうにも好きじゃないのでどうも・・キック以外は良いんですけど。どこかで聴いたことがあると思っていたらDYSKでkitsunaiさんがスピン。

MINILOGUE / LELOO / BAROQUE
いつもより破壊力が足りないと思って購入を見送っていたんですが、先日ebeemさんが廻したのを聴いたらこりゃやばいってことであっさり購入。In a Deeper Motionみたいな大きなブレイクはないですけど、使いどころが良ければ序盤から出てくるアタックの弱いシンセの音が何処かに連れて行ってくれます。

TIESTO & JUNKIE XL / OBSESSION / MAGIK MUZIK
少し前のリリースですが、filterheadzのミックスに惹かれて今頃購入。ブレイクのウワモノが結構 派手なので自分のセットで使えるかどうかギリギリといったところかも。それ以前に短いセットだとこれを使うところまで上げられるかって話もあり。まぁ、このへんは時間帯とかパーティーの色にもよりますのでなんとも。とりあえずfilterheadzのは良い仕事です。

DIRTY BASS / TEARS IN RAIN・DECAY RETURNS / DIRTY BASS
基本的に前作Emotional Soundscapeと同路線。ハードテクノなリズムにジワジワと綺麗な音がかぶる感じ。音悪いように聞こえてしょうがないんですが、前もこんなだったから最初からなんでしょうね、きっと。

DELERIUM feat NERINA PALLOT / TRULY / NETTWERK
毎度良い感じにリミキサーをくっつけてくるDeleriumの新作。今回はinfusionが担当。インフォ見た時は突っ走り系のミックスになるのかと思っていたら、実際はボーカルをしっかり聴かせるグルーヴ重視のミックスでナイス。トランス面のリミキサーはSIGNUM。まだやってたんだw。

ANDY LING / CALLING ANGELS (1st 12inch) / Fluid Sessions
久しぶりなFluidからこれまた久しぶりなANDY LING。3枚出てますが、これが一番好みかなぁ、ってことで1枚目だけ購入。Seth Vogt 2003 breaks mixはいかにもニュースクールブレイクスな、音の間が広めのブレイクビーツの打ち込みに加えて所々にHYBRIDみたいな細かいエフェクト付きのロール。で、そこに哀愁を帯びたシンセがかぶる構成。・・なのはいいだけど、なんですかこの5年くらい巻き戻しちゃったような「トランス」なシンセは。解る人いないだろうけど、perfect worldってレーベルとかから出てたレコのイメージ。で、気になるオリジナルは、もうそのまんま昔のFluidって感じで、ブラインドで聴かせたら誰も2004年リリースとは答えないであろう地味派手トランスな音。実は昔の曲?

FLASH BROTHERS / RELEASE TIME / RELEASE
下の方でもちらりと書いた、カナダのRELEASEからのFLASH BROTHERS新作。やはりBenz&MDが美プログトランスの極地って感じにて良い仕事しています。綺麗なシンセがメインを張っていて展開も多めな割にテンションは抑えめなので使いどころが少々悩ましいですが、自分この手の曲は無条件に買いますので・・。

IIO / SMMOTH / MADE REC
前作AT THE ENDを勢い余って2枚購入してしまったIIOの新作。今回のリミキサーはSteve Porter、PIG & DAN、BlackWatch&トランス係でAirbaseという布陣。あの声と巧く噛み合うのだろうか、と思っていたSteve Porterのrmxが意外にマッチしていて良い感じ。ただ、プロモ盤なせいかもしれないけど音質悪い気が・・。

あとmantraのサブレーベルからでている、プログハウスにGocooの太鼓を重ねちゃったような和太鼓トライバルハウスとか、クラフトワークのman machineみたいなボコーダーのサンプルが入った少しアシッドっぽく展開する曲など購入。が、名前忘れました、すみません・・。



*Disc Review 2004/02/10

CENTRAL RUSH / OUT OF FOCUS / METHOD
オリジナルは泣きの入った綺麗なprogressive trance、泣き大好物のわたくしとしてはいてもたってもいられない感じ。試聴した瞬間にお買いあげ決定ではあったんだけど、綺麗すぎてそのうち飽きるかも。Tkac & Haverlikはいつものリズムで走っててこっちはこっちで良いです。 Tkac & Haverlikの曲でCentral Rushがリミックスっていうレコがbaroqueからプロモで出てるみたいなんですが、そっちもよさげです。

INFUSION / GIRLS CAN BE CRUEL / AUDIOTHERAPY
やっと出たinfusion新曲。4つ打ちとブレイクスなリズム(こういうの何ていうの?4ビート?)の2バージョン入り。4つ打ちの方がリミックスなんかでもお馴染みのガンガン押しまくるいつものスタイル。で、ブレイクスな方がずーっとボーカル入ってるんですがグルーヴが強くてかなり好き。いつものパターンは正直なとこ、ちょいと飽きてきたかも。

BENZ & MD / ONERIC / AURIUM

先週subskyのremixでに入ってたBenz&MD。アンビエントなドローンシンセにベースもこれまたドローン。途中で出てくる高域で伸びていくシンセもツボ。アンビエントテクノからそのまま進化したようなこういう音はすごく好きです。remixはelectro flyのShilohですが、こっちはなんだか強引につくったような感じで個人的にはいまいち。リズム隊が負けてる気がします。
Centarl RushとかBenz&MDとかは、こういうのばっかり買ってもしょうがないとは思いつつもやっぱり買ってしまっております。処置無し。



*Disc Review 2004/02/05

SUBSKY / ALBINO(disc1&2) / NASCENT
基本的にreleaseからの前作strawberry fields路線。あれよりちょっと音数増えたかな、といった感じです。シーケンスにかかったディレイが心地良いオリジナルとブレイクを深く大きく再構築したBenz&MDのmixが好きな感じ。Disc2.B面のMFM mixもトランシーで好きなんですが、家で聴いた限りでは低域が足りない感じ。EQで持ち上げるとブーブー言い出すのでPA通せばちゃんと出るのかも。

ROUZBEH DELAVARI / INNER STRUCTURE / DEEP
つい先日リリースされたborder communityの新作でacid houseみたいなリミックスをやっていて驚いた、Petterのmixは基本的に綺麗な音なんだけど、怪しい弦のサンプルが被ったりで怪しい雰囲気も。つい先日でたboeder communityのリミックスよりは大人しいです。で、このpetterって方まだ10代の若さらしい。いったいどういう環境で暮らせば10代でここまで到達できるのかでしょうか。そういえばjames holdenもhorizonsがリリースされた時は10代だったような。すごいなぁ。
・書いた後で去年買ったはいいけど部分的に針落としただけで放置していたpetter / these days も全編通して聴いたら良かったです。エレクトニカな香りがするので好き嫌いはあると思いますが、とりあえず一軍入り。

JAMIE STEVEN / THE NIGHT BEFORE / LOOQ
infusionのメンバーのソロ作品。MOMUのbreaksミックスもいつもよりハードな感じでよろしいですが、infusionまんまのパワフルなリズム隊に綺麗な音が重なってくるオリジナルが、infusionのオリジナルの緻密さとリミックスワークで見せるちょい暴力的な曲の組み立て(良い意味で)の真ん中をいったような音で個人的に大好きな感じ。

JIVA / STRANGE DIMENSION / BEDROCK BREAKS
壊すものが無くなったのかジャケの写真が今までのリリースで破壊された家電品を寄せ集めたものになったbedrock breaksの新作。相変わらず完成度が高く安心して聴けます。オリジナルはトライバル風味にも聞こえるハード目のリズムとアジア風味のボイスサンプル。こっちはこっちで使えそうですが、オリジナルに入っているボイスサンプルを削除してリズムの音数も少な目になっているDUBが静かな世界が展開されていて良いです。



*Disc Review 2004/02/02

SIENNA / EVOLUZIONE・LA DIFFERENZA / Forbidden Planet
毎度綺麗な曲を出してくれるforbidden planetから新しいのが出たので早速捕獲。えーと、Dirty Bass / Emotional Soundscapeのリズムでfunk d' void / diablaをやってさらに派手にした感じ。ブレイクでブレイクビーツになったりこれでもかってくらい畳みかけてくれます。終盤の爆弾用に。 でも毎度買うんですけどあと一歩音が洗練されてないような気も。

FUNK D' VOID VS. CHICCO SECCI / EMOTIONAL CONTENT / SOMA
で、上記diablaが大好物でした FUNK D' VOIDの新曲。昨年末に青い差し色のジャケのは買ってたんですが緑のも出ていてミックスが違ったのでこの度ゲット。ATOM mixがプログ向きにはより使い易い音になっててナイス。ウラのオリジナルも良いですけど青盤に入ってるのとほぼ一緒かと。



*Disc Review 2004/01/28

DAN F / Line Of Sight / Kilowatt
side Bのinfusion remixがブレイクビーツ・・というか変速リズムに、いつもにも増して頭のネジはずれてます度アップなサンプルのばらまき方でナイス。この人達の音はますますテクノ化してるような気が・・・。

MIKROKOSMOS / Two Places / Vapour
ちょっと前のSOGがリリースしてたような、トランシーなシンセの上物が強めの曲。そんなに個性の強い曲ではないですが、こういう曲がないと困る。両面いけそう。 追記・3/2:ちょっと前のSOGとか書きましたが、これと同じAbsolute&Greedのコンビのリミックスが以前購入したSOGのレコードに入っていました。こういうのは記憶に残ってるのね・・。

MOSHIC / The Myth Of Osiris EP / 3 Beat Breaks
きれいめの上物にブレイクビーツの今流行りな感じの曲ですが、片面が4つ打ちからでも自然に移行できそうなパワーのあるリズムでいい感じ。もう片方は普通。

NUGEN / Darksides / Release
THOMAS PENTONのmixも出だしのキック聞いただけで既に良いですけど、音数多めのオリジナルもちょいトランス風味(notサイバー)入ってて良い感じ。このレーベルは安心して買えます。 ついでに次のFLASH BROTHERSも試聴した限りでは自分のストライクゾーンど真ん中な感じですので期待しております。他のレーベルから出してる時はあまり気にならないアーティストでもここからのリリースだと一味違う気がするのは気のせい?

FISHEAD featuring KERRY GREEN / Inescapable / SAW US
で、こちらもはずさないレーベルSAWの最新。satoshi tomiieがらみでまた新ユニットみたいです。これも出だしのキックだけで既に躍れそうな感じ。scadals〜あたりと比べると普通ですが、これはこれでやはり良いです。



*Disc Review 2003/08/18

KRIS B / LAST MINUTE FLIGHT / TEKNOLOGY
SIDE AはNICK WARRENのGU最新に収録。こっちももちろん良いんですけど、裏側のBlackwatchのRemixが地を這うようなベースラインとちょい懐かしい系のシーケンスフレーズ&ブレイクあけの素っ気なさも相まってサイトラっぽくもあり、地味なYAHELって感じでなかなかよろしいかと。外で聴きたい。

Planetfunk / Inside All the People / Virgin
買ってから暫く経ってますが。Harvey's Big Producer Remixが泣き泣き、歌いすぎでよろしいです。哀愁入りつつ歌いまくりってのでかなりツボなんですが、ミックスするのがムズイ・・。最初からコード感強いのでキー合わせてあげないと厳しそう。な上にキック弱いので強引に行くのも厳しい。だれかこれの巧いミックスの仕方おしえてください。裏側に入ってるノンビートのアンビエントミックスも良いです。

DarkSuite feat. Aura / Dark Suit Piano / Illustrius
昨年試聴して、欲しいと思ったものの品切れで忘れてた曲が再プレスとのことで入荷していたので購入。女性コーラスVoとピアノで爽やか。夏にぴったりです。でもベースとウワモノのキーが微妙にずれてないですか、これ?

21st Century Fux / Sun Spilit / Inversus Limited
オリジナル(?)はダークかつトランシーな走り系。好きな音かつ使いやすい。こっちだけでも買いかとは思いますが、裏側のLuke Chableの手によるブレイクスのミックスがまた良いです。解りやすい綺麗系シーケンスと展開でナイスな出来。こういうシーケンスって少し前なら古臭いって言われてたんでしょうけど、最近のプログレッシブ界隈はこういう音多いですね。両面共巧く使いこなしたい。

Rouzbeh Delavari / About You / Deep
もはや、やりすぎなくらいの壮大かつ美しいブレイクスチューン。上ものがメインでついでにリズムがのっかってるような気が(リズム隊がちょっと単調)しないでもないけど、これはこれで○。裏側のダークな4部打ちものもよい出来。 他にも地味な曲はぼちぼち買ってるんですが、全部似たようなレビューになりそうなんで割愛ということで・・(意訳:曲名もアーティスト名も覚えてません、ごめんなさい。)。
自分が東京に出てきた頃だったら「アンビエントテクノ」のくくりでリリースされてただろうなぁ、って曲がプログレッシブ周りで結構出てきていて個人的には嬉しい限り。てことで昔のアンビエントを混ぜてみよう、といろいろ実験してみたんですが、やはりピッチやら音圧の違いやらで結構厳しいです。NICK WAREENのGUのGlobal Communicationの入りはやはり凄いなぁと(でもこれHDDミックス?市販されてるBuruFunk/Outsiderと展開違いますよね?)。あの曲、何回か混ぜようとして挫折した覚えが・・。



*Disc Review 2003/04/04


GrayArea / Yewminyst / HOPE
ここのところ、さーっぱりチェックしてなかったHOPE。 (てかレコ屋にあんま行ってなかったんでけどね) で、気まぐれ起こして試聴したら良かったです。 Hybrid的な、小技がちょくちょく入るブレイクビーツで進行して Orbital/The Boxみたいな印象のブレイクへ。散ってる桜が目に浮かぶのは俺だけですかね?。Hybrid程激しくないので最近のブレイクスやらprogやらにはまぜやすいはず。

IIO / At The End / Rise Itary
出た時に試聴して買わずにいたんですが、SASHAのミックスを聴いてるうちに どうにも欲しくなって購入。Scumflog Mixの哀愁具合がツボ。

Highrollerz / Highrollerz・Macaroon / Mechanism
以前某レコ屋の500円試聴版を買ったら良かったこのレーベル。ので購入(危険)。 結果あたりでございました。Aサイドは空間を感じさせる音が強調されたダーク目progトラック、普通に使える感じ。でB sideの方が途中からややトランスっぽい上物(あくまで上物だけ)が被ってくるトラックなんですけどこのシンセがなんか懐かしい感じでこれまたよろしいです。

Holden&Thompson / Nothing / LOADED
これも最初はほっといたんですが、SASHAの(以下省略)。 でSHSHA使いまくりな、美麗Vocalトラック。 地を這うようなベースラインのオリジナルはかなりディープな代物なので、 時間帯によっては93 returing Mixを。どっちも良いです。

Ross Couch / Soulstrings / Panther
ややハードテクノっぽいリズム(ベースラインが全然違うけど・・)にパッドの音が乗ってきて程良い泣き具合に展開。 パッドの音大好きなんで購入。上物が強いけどトランスっぽくないのがよいです。

Slacker / A Million Dreams / Jukebox In The Sky
今回は綺麗目!とか思ってみたんですが、独特のクセは相変わらず健在。 序盤から出てくる金属っぽい音がAphexTwinのAmbient Works Vol.2(だっけ?)で 聴いたことがあるような・・サンプルってことはないでしょうけど。 哀愁ではなくて明るくて綺麗。やりきってる感じでいいです。 明るい雰囲気のprogってあんまり無いような気がするのでこういう曲は貴重かも。

Pig & Ben / Angel / Sadie
見つければ買ってるオランダSadie Rec.の最新盤(かな?)。 期待通りに綺麗目progでブレイクのシンセが主張大。 もう少しリズムががっちりしてるともっと良いんですけど。 あ、綺麗な曲しか買ってない・・・・。 まぁ春ですので。

●番外編「今週の100円」
Mystic Force / Psychic Harmony / MFS
1994年にドイツのMFSからリリースされてたキラキラ系トラック。時期的にジャーマントランス全盛期かな?まだ渋谷のLOFTにWAVEがあったころに「電気「虹」元ネタ」というポップにつられて購入し既に持ってたんですが今回12inchを100円で見つけたのでまた購入。さすがにリズムは軽いですけど、このキラキラ具合は今聴いてもかなりのもんかと。展開ミニマルですけどね。 で、これライセンスものなんですけどオリジナルはオーストラリアのサイケレーベル PSY-HARMONICSから出ていた模様。ゴアでもジャーマンでもトランスはトランスって時代だったのだろうなぁ・・と勝手に想像してみる。