カレン民族①



今年の夏ナオの母親が毎年行っているアートプログラムへ招待された。招待というほどのものではないが、もし良かったらという感じだ。それにあたって、親と相談してみたところ、彼らはそんなことよりもまず勉強しろと言う。他にも、経済面やら、文化上特定地域に固執するのではなく、もっと幅広く見て行けとのことだ。

まず第一に、勉強しろと親は言うが、僕は前に比べ、一段と本を読むようになり、また、このように自分の気持ち、考えを文章によって具現化している。勉強という言葉はとても漠然としているが、気持ちとしては、僕がどのように考えられるかを構成する過程と考えるのが妥当であろう。夏休みの間には、本を読む時間も増え、またいろいろと経験するにもってこいの時期だと個人的には思っている。一人ではなかなか面白いことができないものの、コネと言うべきか、関係上、僕にもカレン民族へと近づけるチャンスがあるのだ。お金に関しては、個人的に払うことができる。また、特定地域に固執するのもまたものの見方なのではないのだろうか?科学を例に言うなれば、ただ単におおざっぱに物事の観察をするに当たってはなかなか得られるものは少ないだろうが、一つの事柄に集中すれば自ずと何かが見えてくるものである。りんご園を眺めていたって、そこにリンゴが生えているとしかわからないが、リンゴの木を見れば、どうしてリンゴが落ちるのかという質問にぶつかる可能性が高くなる。

よって、カレン民族について無知のままで訪れるのではなく、一通り彼らについて知っておいて訪れるのが最適だろうと思う。リンゴのことさえ知らずにりんご園に近づいてもそれが何かわからずじまいになってしまうのと同じだ。

よし、調べよう!

Posted: 水 - 6月 1, 2005 at 01:00 午前      


©