Bill Frisell
Bill
Frisellはアメリカ人の友達から教えてもらった。彼の奏でる音楽は他のジャズギタリストと聞き比べてみて何となくスローな気がする。スローなのに彼にはきちんとした発展の仕方があり、また、余計な音が存在しないのである。。。
Bill
Frisellはアメリカ人の友達から教えてもらった。彼の奏でる音楽は他のジャズギタリストと聞き比べてみて何となくスローな気がする。スローなのに彼にはきちんとした発展の仕方があり、また、余計な音が存在しないのである。
彼に限らないのであるが、ジャズのアドリブにはどのように彼等の指に伝わりどのようにそれが外に出てくるのかが不思議でならない。彼等がソロを弾くバンドに合わせて頭の中で作り上げていくのか、それとももう一瞬一瞬を自分の感性または本能に任せているのか。素人ジャズギタリストとしてはとても興味深いことである。
一度友達にアドリブをする際にそのアドリブを実際につぶやけと言われたことがある。好きな曲があるとついついつぶやいてしまうように、自分がこれから弾こうというアドリブを口でまず形にしてしまうのである。これは何かと効果的であった。なぜかというと、指を使ってしまうと慣れた形にしか指が動いてくれないからである。例えばCの後にはFを弾くという癖がついてしまったら、なかなかCからB♭に行くことができない。しかし、口ずさむことによって形にはまらなくなり自由になるのである。なかなかうまくいかないが、たまに僕はギターをおいて、ただ歌ってアドリブをすることがある。あまり良いものではないがたまに新しい発見をするときがある。
音楽には決まった進路など無く、ただ自分を表現さえできていればいいのである。他人にはその音楽が上手だの下手だのと言うけれども、万人が同じ感性を持っているはずなど無い。音楽は他人には左右されなく、そこに存在するだけでそれは一つの音楽となるのである。音楽を通して名声を求める人がいるが、実際に彼等は彼等の音楽をつくっているのだろうか?特に例は挙げないが、アイドルなどは、別に音楽など歌わなくていいのである。外見が勝負であるアイドルなど音楽の世界にいなくても別にうまくやっていけるだろう。だから、アイドルを音楽界から抜かすことによって、多くの人々は本当の音楽に出会えるであろう。
Posted: 木 - 6月 17, 2004 at 01:36 午前