2.マウスピースをあてる角度
さて、いよいよ本題にはいります。マウスピース(トランペット)の角度ですが、以下に示すように歯(骨格)の影響が大なんですが、唇も当然関わってくるのでその辺は十分考慮して下さい。角度についての最大のポイントは「唇の血の流れを止めない」という事です。「息の流れ」も重要ですが、唇が決まらないと話になりません。
僕が見てきた日本人の中で最も多いタイプで、唇の上下に対する圧力を考えた場合、やや下向きになるのが自然でしょう。このタイプで分厚い唇の人は中に唇が入り過ぎてしまうので、音がこもりがちになったり、コントロールが窮屈になるのを防ぐために深いカップを使っている人も多いです。僕のように下顎を突き出す(上下の歯を揃える)という方法もありますが、リスク(*)が大きいのでよく研究してからでも遅くはないです。
*自然な状態ではなくなるので上唇の筋力が弱くなることがあります。