「EARTHSHAKERが本八幡にやってくる!」と聞いてビックリした。ルート14といえば地元中の地元のライブハウス。大学のサークル主催のライブを行ったりしたこともある。こういっちゃなんだが、狭いし客席がいびつな形をしているライブハウスだ。そこにあのEARTHSHAKERがくるなんて!
聞けばルート14の開店16周年だかなんだかの特別企画らしい。理由はなんだっていい。あの狭い会場でEARTHSHAKERをみられるのなら!
17:40位に会場に到着した。既に結構な人数が外で待っている。そこを向かいの予備校にやって来た高校生が何事も無いように通り過ぎていく。きっと開場待ちの人の群れなんて見慣れてるんだろう。
そうこうしているうちに、入場開始。まずはファンクラブで販売したチケットから。これだけでゆうに130人くらいは入っただろう。その次は小屋売りのチケット。これが30〜40人くらいだろうか。そしてプレイガイド売りのチケットと当日券。私は小屋売りチケットで入ったので後のことは分からないが、おそらく全部で200〜250くらいは入ったんじゃないだろうか。狭い会場がぎっちりだった。このライブハウス、先にも書いたがちょっといびつな形をしている。ステージ正面に客席スペースがあるのは普通だが、ステージに向かって左手側に4畳ほどのスペースがある。私はそのスペースに入り込んだ。この会場に初めて入る人にとっては気づきにくいスペースだから、結構すいていた。
観客もほぼ入り終わっていよいよスタート!かと思ったら、どうも照明の調子が悪いらしく調整している。15分ほど調整していたが上手くいかないのか、その装置は使わないことにしたようだ。ということで15分ほど押してスタートした。
「ALL ROUND THE
WORLD」から始まり、怒涛のごとく名曲の数々を披露する。「COME
ON」や「EARTHSHAKER」「MORE」なんて曲もこんなところで出していいの?というような中盤にがんがん出しまくる。昔からのファンには嬉しい構成だ。だが、昔の名曲を並べるだけでは同窓会的といおうか、再結成してまでやるライブではないだろう。でもそこはさすがEARTHSHAKER、以前のライブでのMCでの「EARTHSHAKERは懐かしいんじゃない、これから始まるんだ」の言葉どおり、11月に発売予定のフルアルバムのレコーディングを終えており、その中から3曲、立て続けに披露した。このアルバム、実に8年ぶりのオリジナルアルバムだそうで「8年間溜まっていたものと、8年間の反省と8年間の勉強」の賜物だそうだ。
ライブはがんがんと進み、「CHEAP
TROUBLE」では甲斐も歌い、ドラムソロはいつもよりもちょっと短めだったが工藤節炸裂だったし、シャラのギターも相変わらず泣いていた。客席も物凄い盛り上がりで大合唱大会。時折、床がゆがむ(たわむ)感じがした。これぞEARTHSHAKERというライブだった。
そしてアンコール。新曲の「マシンガン・マッシュルーム」と、これ無くしては終われない「RADIO
MAGIC」で締めくくった。
……が、またしてもアンコールが掛かる。客電もついているというのに!鳴り止まないアンコールにこたえて、メンバーが三度登場し、「T-O-K-I-O」を大合唱して終了した。