月は彼方

lyric : c.matsubara / music : d.ogawara

足早に過ぎし かの夢
今は鳴かねど かの鳥
煙に巻かれリ
安寧の月は彼方に

温かい腕に包まれたこと
帰る故郷を探せば波に消える

雨に濡れ流す赤い河 広い海を探して
世界も同じ変わらぬならば 此処で何を待ってる


御手に重ねし かの日々
呼べど返らぬ かの季節
装飾された言の葉の
答えは何処?

歩きだそうとつかんだものは 
砂に融けて追えども風に消える

生きる術も知らぬころは過ぎ 無くす軌跡の向日
膝抱え 飛べるはずもなく 霞む痩せた月を見てる

たゆたう雲の間に陽は落ちてゆく
色褪せたこの頬も真っ赤に染めてゆく

何時か深い闇も壊す光 流る運命の星も
動けない鎖 抱いたまま祈る心を閉じる

雨に濡れ流す赤い河 広い海を探して
世界も同じ変わらぬならば 此処で何を待ってる

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